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【撮影者】 福 井 義 晃(宇陀郡)
【作品名】 『黄セキレイ誕生』
【コメント】
連休過ぎの5月7日、家の石垣に黄セキレイの巣を発見。写真(1)に見られるよ
うに、通路に面し地上数10センチの処にあるが、目立たぬ色合いで、それ迄全く気
がつかなかった。その後、昼間は時に巣を離れることはあったが、番いが交替で卵を
抱き続けた(2)。
5月13日早朝、真っ赤な2羽の雛を発見(3)、その後次々と雛の数が増えていったが、
卵は確か6個だったのに、どうしても5羽しか見られなかった。
毎日何度も餌を運ぶ日が続いたが(4)、16日午後、6個の嘴が見事に「開花」した(5)。
巣の場所柄、野良猫や蛇などに狙われることは間違いないだろうと、始めから感じ
ていたものの、親鳥が寄りつかねばならぬので、防護処置を施す術もなく、無事を祈
るだけだった。
そして最後の日は、あっけなく来た。5月21日朝から目もぱっちりと開き、産毛が羽毛
に変りかけて、元気に口を空けて親鳥を待っていたのに(6)、外出から帰ってみたら、
巣は空っぽ。羽毛が落ちていないか、血痕が無いかと捜してみたが、何のてがかりも
得られなかった。
唯々、自然の営みの無残さを思い知らされた結末だった。
(1) (2) (3) (4)
(5) (6) |