あなたの健康カテゴリー: かぜ・インフルエンザ・感染症
2020.09.03
新型コロナウイルス感染症の検査について
奈良県医師会 笠原仁 新型コロナウイルス感染症でみなさんの関心事はいろいろあると思うのですが、今回は検査についてお話ししようと思います。 令和2年7月現在、日本ではPCR法、抗原検査、抗体検査の3つが厚労省によって認められている検査となります。この中で検査時点での感染を証明できるのが、PCR法と抗原 ...続きを読む
2020.02.20
成人(高齢者)に対する予防接種
奈良県医師会 山下圭造 近年、乳幼児に対する予防接種は新たなワクチンが次々に定期接種に導入され、現在12種類の病気に対するワクチンが、いずれも90%以上の接種率で実施されています。一方、成人に対する定期接種には65歳以上の高齢者に対するインフルエンザと肺炎球菌ワクチンの2種類があります ...続きを読む
2019.11.21
冬場の胃腸炎 ~ノロウイルス~
奈良県医師会 溝上晴久 毎年、寒い時期になると感染性胃腸炎の患者さんが増えてきます。その主な原因は、ノロウイルスによる感染です。ノロウイルスの感染力は非常に強く、わずか数十個のウイルスに感染しただけで発症します。感染の流行は11月頃より始まり、12月~1月にピークとなります。年間の食中 ...続きを読む
2019.08.01
風疹検査を受けましょう
奈良県医師会 増井 一弘 皆様は今までに風疹に罹られたか、風疹ワクチンを2回接種されましたか? 風疹は一般に『三日はしか』と言われ、飛沫感染により人から人へ感染し、ウイルスに感染後2-3週で、発熱、全身倦怠感、頭痛、咽頭痛、鼻汁、咳などの上気道炎症状、頚部リンパ節腫脹に引き続いて、小さ ...続きを読む
2018.12.07
風疹が流行しています!
県医師会 村井孝行 関東圏の大学生を中心に、風しんの大流行が平成24年(報告数2,386人)〜25年(同14,344人)にかけて発生したことを覚えているでしょうか? 平成30年8月頃より東京都・神奈川県・千葉県などで風しん患者が再度急増し、11月28日現在の患者数はすでに2,313人に上り、昨年1 ...続きを読む
2018.08.06
帯状疱疹にならないために
県医師会 山下 圭造 インフルエンザの流行期に多くの患者さんから「先生は毎日かぜの人と接しているのに、どうして感染しないの?」と訊かれます。「早めのワクチン接種とうがい、手洗いは励行していますが、日頃からインフルエンザの海の中で働いているので、多少のウイルスが飛んで来ても応えないんですよ」と伝えて ...続きを読む
2017.10.22
こどもの気管支喘息 ―秋に注意―
県医師会 清益 功浩 気管支喘息とは、口から肺までの空気の通り道に気管支という管があります。気管支にある平滑筋(へいかつきん)と呼ばれる筋肉が収縮して、さらに、気管支の内側にある気管支粘膜が腫(は)れてしまい、分泌が増えることで、管状である気管支の内腔が狭くなり、空気の流れが悪くなる ...続きを読む
2017.10.06
RSウイルス感染で喘息になるかも?
県医師会 清益 功浩 乳児期にRSウイルスにかかった子供は、喘息を発症することが報告されています。RSウイルスがアレルギー疾患を発症しやすい免疫状態にし、特に、子供の早い時期に細気管支炎という非常に細い気管支の炎症を起こすと、5年後に気道が過敏になりやすく、喘息になりやすいと ...続きを読む