2021.03.05

前立腺がんの最近の動向

奈良県医師会 平田 直也 前立腺の名称の由来を調べてみました。戦後日本解剖学会がヨーロッパの医学書の「膀胱の前に存在する」との意を邦訳したものだそうです。前立腺は子孫繁栄を担う大切な臓器なのに散文的な語源だなと少しガッカリしました。それ以前は摂護腺(せつごせん)と言われており、その起源は江戸時代の「 ...続きを読む

2021.01.22

正しく知ろう子宮頸がんのワクチン

奈良県医師会 中矢 雅治 子宮頸がんは高リスク型のヒトパピローマウイルス(以下HPV)が性的接触によって子宮頸部に感染し、その数年から十数年後に前癌病変(正常部よりも癌が発生しやすい形態に変化した組織)を経て発症する癌です。20~40代の若い女性でも発症する癌で年間11,000人以上の方が発症し、約 ...続きを読む

2021.01.07

飲み薬で禁煙

奈良県医師会 溝上晴久 喫煙が健康に害を与える事は誰もが知るところです。しかし、喫煙者の多くは喫煙が健康に害を与えると思いたくないので、喫煙と多くの健康被害との因果関係を認めようとはしません。 日本人のがんによる死亡のうち、男性34%、女性6%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは関連性が強 ...続きを読む

2019.09.05

がん征圧月間

奈良県医師会 山下圭造 毎年9月は「がん征圧月間」です。 我が国では急速な高齢化にともない癌にかかる人の数は確実に増えており、今や日本人の2人に1人は癌にかかり、3人に1人が癌によって死亡すると報告されています。   ①どうして癌になるのでしょう。 人間のからだは数十兆個の細胞が集まって出 ...続きを読む

2018.01.26

オピオイド鎮痛薬とは

  県医師会   井村 龍麿  オピオイド鎮痛薬とは、いわゆる医療用麻薬のことで一般的に多くは、がんの鎮痛目的に医師より処方される薬です。本文を読まれているほとんどの方にとって、現状はかかわりのない薬だと思いますが、医療用麻薬については身近な薬でないだけに、大きく誤解をされていることが多いのです。自 ...続きを読む

2017.12.11

副甲状腺ホルモンと原発性副甲状腺機能亢進症について

県医師会  井上孝文  みなさんは「カルシウム」と聞いて何を連想されますか?「カルシウムが不足すると骨が弱くなる」といったイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。実際、体内のカルシウムのうち99%は骨に分布しており、丈夫な骨を維持するためにはカルシウムは欠かせない存在です。また、カルシウム ...続きを読む

2017.08.18

タバコの害と肺気腫

県医師会    久保 良一  タバコが健康に及ぼすことは誰もが知っている事実です。しかし、そのことを知りながらも、未だに喫煙を続けている人が多いのも現状です。最近の日本の喫煙人口は推計で、男性では成人喫煙率30%、約1500万人、女性は8%、約520万人で、合計約2000万人程の喫煙者がいると言われ ...続きを読む

2017.08.04

経鼻内視鏡検査

 県医師会   城井 啓  本邦に多い胃十二指腸疾患に対し胃カメラは有用ですが、ピロリ菌感染者数減少に伴い増加している逆流性食道炎の診断にも優れた検査です。しかし、胃カメラは苦手という方が多いのが実情です。そのため、近年鼻から胃カメラを行う『経鼻内視鏡』が開発され、スクリーニング検査を中心に広がって ...続きを読む

2017.05.19

受けていますか? 大腸がん検診 ―大腸内視鏡施行医の立場からー

 県医師会   橋本 恵介  がんの中で大腸がんの割合は徐々に増えてきています。部位別がん罹患数では、男性が第3位・女性が第2位(女性は胃がんを抜いています)で、部位別がん死亡者数に至っては、女性が第1位、男性が第3位です。今や、3人に1人ががんになる時代と言われており、他人事とは到底思えません。ど ...続きを読む

2017.02.20

肥満は万病のもと

  県医師会    赤井 靖宏  わが国では肥満が増えています。特に男性では戦後から一貫して肥満度が上昇しています。みなさんはいかがですか? 「年を取るにつれてお腹がでてきた」という方も多いのではないでしょうか?  最近になって肥満は多くの病気の危険因子であることが分かってきました。糖尿病や高血圧が ...続きを読む

2016.10.07

B型肝炎ワクチンが定期接種になりました

県医師会     清益 功浩  肝臓(かんぞう)に炎症を起こすウイルスは現在、A型、B型、C型、D型、E型があり、B型肝炎とは、B型肝炎ウイルスによって起こす肝炎です。主に血液や体液などを介して感染します。感染すると、約30%の人は、黄疸(おうだん)、発熱、倦怠感(けんたいかん)などの症状を起こす急 ...続きを読む

2016.07.22

大腸CT検査とは~仮想大腸内視鏡検査~

県医師会  溝上 晴久  40歳以上の方に「あなたは胃の検査をした事がありますか?」と質問すると、多くの方が胃内視鏡検査又は胃バリウム検査のどちらかを受けた経験があると回答されます。ところが大腸検査は、「検査が痛い」「前処置の下剤が大変」「検査が恥ずかしい」などの理由で受診率がまだまだ低く、進行がん ...続きを読む