2019.10.17

つつが虫病(後編)

奈良県医師会 岩井 務   つつが虫病の症状は発熱(38~40℃の高熱)、発疹、ツツガムシ幼虫の刺し口の3つが主な特徴です。つつが虫病の病原体(リケッチア)を持ったツツガムシ幼虫に刺されて5~14日頃、38~40℃の高熱ではじまり、全身倦怠、悪寒(寒気)、頭痛、のどの痛み、関節痛、食欲不振 ...続きを読む

2019.08.23

つつが虫病

つつが虫病の原因菌はツツガムシというダニが持つリケッチアで、ツツガムシに草むらなどで刺される(吸着される)と、菌が体内に入って発症します。治療が遅れると重症となり、死亡することもあります。感染しやすい時期は、ダニの活動する春~初夏と秋~初冬の2つの時期で、最近は毎年500人程度の報告があります。 症 ...続きを読む

2019.06.20

アトピー性皮膚炎の新しい治療法

奈良県医師会 田邉 洋 アトピー性皮膚炎の患者さんは多く、街中やテレビでもよく見かけますし、皆さんのお身内やご友人にもおられるのではないでしょうか。 アトピー性皮膚炎はうつりませんし、命に係わる病気ではありませんが、皮膚の赤みが続き、強い痒みのために仕事や生活で困っている方がおられます。 アトピー性 ...続きを読む

2019.06.06

水虫あれこれ

奈良県医師会 田邉 洋 これから梅雨の時期を迎えます。皮膚科にとっては水虫の患者の増える時期です。この季節に足の指の間や足の裏にじくじくした痒いぶつぶつができると、カビによる水虫がうつってしまったのか、心配ですね。 ここで申し上げておきたいのは、足や手に痒いぶつぶつができてもそれがすべて水虫とは限り ...続きを読む

2019.03.29

スキン・テア

スキン・テアとは摩擦やズレなどの外からの力(外力)によって、皮膚が裂けてできる裂傷で、皮膚の表面(表皮)から少し深いところ(真皮)までのキズのことをいいます。療養中の高齢者の手や腕に、赤黒く黒ずんだ皮下出血や薄皮が剥がれ出血しているようなキズを見た時にはスキン・テアだと思って、まず間違いありません。 ...続きを読む

2018.07.20

アナフィラキシーショック(ハチ刺されに注意しましょう)

県医師会 岩井 務  日本ではハチに刺されて亡くなる人が、平成27年には23人発生しました。毎年、若干の変動がありますが、死亡者数はおおむね20人を前後しています。死亡者のほとんどはスズメバチやアシナガバチに刺された方ですが、ハチの毒が直接、心臓や脳に作用して死に至るわけではありません。刺された方の ...続きを読む

2018.02.23

肌荒れ

 県医師会    中農 昌子  冬は空気が乾燥する、肌荒れを起こしやすい季節です。肌(皮膚)というのは、体を外界から守る「バリア」の役割をしています。体内の水分やたんぱく質が出ていくことを防ぎ、外から有害な物質(汚れ、ダニ、細菌など)が体内に侵入することを防いでいます。荒れた皮膚では体の水分がどんど ...続きを読む

2017.06.02

毛虫による皮膚炎

県医師会  井上 孝文  春から夏にかけて、キャンプやガーデニングなど屋外での活動が多くなりますが、この時期には昆虫をはじめとするいわゆる「虫」の活動も活発になります。虫の中には触れると皮膚炎を引き起こすものもいるので、これからの季節は特に注意が必要です。そこで今回は、毛虫による皮膚炎について述べて ...続きを読む

2017.01.06

低温やけどに注意!

県医師会    清益 功浩  やけど(火傷)は、「熱傷(ねっしょう)」とも言い、熱によって皮膚の組織が傷んでしまう病気です。一般的にはストーブや鍋など高温な機器で起こることが多いです。  やけどは、傷んだ皮膚の状態によって、程度が変わってきます。やけどの範囲が広く、皮膚の深い部分まで傷んでしまうほど ...続きを読む

2016.12.02

PAD(末梢動脈疾患)

 県医師会   中村 義行  糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満といったメタボリック症候群を適切に対処せず放置すると動脈硬化が進行し、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの疾患が起こりやすくなることはよく知られているところです。しかし、動脈硬化は心臓や脳血管だけでなく末梢の動脈でも起こります。PAD(末梢動脈 ...続きを読む

2016.09.02

爪の水虫「爪白癬」(つめはくせん)

 県医師会   山科 幸夫  水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌:しんきん)の一種が原因でおこる病気です。水虫は足の指の間や裏にできるタイプが最も多いですが、白癬菌はケラチンというタンパク質で育っていきますので、皮膚のほかに髪の毛や爪に入り込んでおこることもあります。なかでも爪の水虫は爪 ...続きを読む

2016.07.08

キズの手当の基本 その2

県医師会   岩井 佐代子  前回(6月16日)に引き続き、キズの手当てのお話です。ケガをしたら「まず消毒」「とにかく消毒」と思いがちですが、消毒のしすぎもよくないことがあります。  一般によく使われる市販の消毒薬は、殺菌作用はあるのですが、キズを治すために活躍中の細胞も殺してしまいます。その結果、 ...続きを読む