2019.08.15

心房細動の予防

奈良県医師会 植山 正邦 4つある心臓の部屋は上の2つを心房(しんぼう)、下の2つを心室(しんしつ)と呼びます。心臓は全身や肺に血液を送り出すポンプの役割がある左右の心室と、肺や全身の静脈からの血液を溜めて心室に送り込む左右の心房で構成されます。 心房細動は主に左心房に入る肺静脈から発生する高頻度の ...続きを読む

2019.08.01

風疹検査を受けましょう

奈良県医師会 増井 一弘   皆様は今までに風疹に罹られたか、風疹ワクチンを2回接種されましたか? 風疹は一般に『三日はしか』と言われ、飛沫感染により人から人へ感染し、ウイルスに感染後2-3週で、発熱、全身倦怠感、頭痛、咽頭痛、鼻汁、咳などの上気道炎症状、頚部リンパ節腫脹に引き続いて、小さ ...続きを読む

2019.07.18

胆のう結石は経過を見ましよう

奈良県医師会 久保良一 肝臓で作られた胆汁は、肝臓の中の胆管に集められ、そして総胆管と言われる管を介して十二指腸に排出されます。右上腹部にある胆のうは、消化を助ける胆汁を濃縮し、貯蔵する袋状の消化器の臓器です。胆汁に含まれるコレステロールや胆汁色素が胆のう内で結晶となり、さらに石のように固まって大き ...続きを読む

2019.06.20

アトピー性皮膚炎の新しい治療法

奈良県医師会 田邉 洋 アトピー性皮膚炎の患者さんは多く、街中やテレビでもよく見かけますし、皆さんのお身内やご友人にもおられるのではないでしょうか。 アトピー性皮膚炎はうつりませんし、命に係わる病気ではありませんが、皮膚の赤みが続き、強い痒みのために仕事や生活で困っている方がおられます。 アトピー性 ...続きを読む

2019.05.16

小球性貧血と大球性貧血

奈良県医師会 大野仁嗣 貧血はヘモグロビン値(血色素量)によって診断します。成人男子は13 g/dl未満、成人女子は12 g/dl未満、小児や妊婦は11 g/dl未満が基準です。血液検査ではヘモグロビン値に加えて赤血球数とヘマトクリット値を測定し、これらの3つの値から平均赤血球容積(MCV)、平均赤 ...続きを読む

2019.04.18

ピロリ菌と胃の病気

奈良県医師会 溝上晴久 「ピロリ菌」という言葉を、一度は聞いた事があると思います。正式には、ヘリコバクター・ピロリという名前で、人間の胃の中に生息している体長約0.004mmの小さな細菌です。生まれたばかりの赤ちゃんの胃の中にはいません。感染時期は、まだ免疫力が弱い5歳頃までの乳幼児期で、成人になっ ...続きを読む

2018.05.10

鉄欠乏性貧血について

県医師会    井上 孝文  〝貧血〟と聞いて皆さんはどういう状況を頭に思い浮かべますか。学校の朝礼で気分が悪くなって倒れる生徒さんや、体調の悪い時に熱い風呂に長く入ってフラフラするような場面を想像される方が多いのではないでしょうか。これらはいわゆる〝脳貧血〟という状態で、脳の血流量が一時的に低下し ...続きを読む

2018.01.26

オピオイド鎮痛薬とは

  県医師会   井村 龍麿  オピオイド鎮痛薬とは、いわゆる医療用麻薬のことで一般的に多くは、がんの鎮痛目的に医師より処方される薬です。本文を読まれているほとんどの方にとって、現状はかかわりのない薬だと思いますが、医療用麻薬については身近な薬でないだけに、大きく誤解をされていることが多いのです。自 ...続きを読む

2017.11.17

大動脈解離

 県医師会    植山 正邦  大動脈解離は命に関わる恐ろしい病気で、多くは高血圧や動脈硬化のある方に発症し、外傷や先天性のマルファン症候群でも起こります。患者数は年間3万人に1人で近年増加傾向にあり、決して稀な病気ではありません。  心臓からの血液を全身に送り出す大動脈は心臓を出て胸の中を上向きに ...続きを読む

2017.10.06

RSウイルス感染で喘息になるかも?

  県医師会     清益 功浩  乳児期にRSウイルスにかかった子供は、喘息を発症することが報告されています。RSウイルスがアレルギー疾患を発症しやすい免疫状態にし、特に、子供の早い時期に細気管支炎という非常に細い気管支の炎症を起こすと、5年後に気道が過敏になりやすく、喘息になりやすいと ...続きを読む

2017.05.19

受けていますか? 大腸がん検診 ―大腸内視鏡施行医の立場からー

 県医師会   橋本 恵介  がんの中で大腸がんの割合は徐々に増えてきています。部位別がん罹患数では、男性が第3位・女性が第2位(女性は胃がんを抜いています)で、部位別がん死亡者数に至っては、女性が第1位、男性が第3位です。今や、3人に1人ががんになる時代と言われており、他人事とは到底思えません。ど ...続きを読む

2017.04.12

口腔アレルギー症候群

奈良県医師会    植山 正邦  体を外敵から守る仕組みを免疫反応と呼び、免疫が過剰に働いたり、間違った方向に働いて傷害が起こる事をアレルギーと言います。  食物アレルギーは食物中の蛋白質が原因で(アレルゲンと呼ばれます)、患者数は年々増加しています。年齢とともに消化管が成熟して有病率は減少しますが ...続きを読む