2021.04.16

憩室といわれる用語を知っていますか?

奈良県医師会 久保良一  憩室(けいしつ)という聞き慣れない医学用語をご存じでしょうか? 憩室とは、食道から大腸までの消化管の壁の一部が外側に押し出されて、風船・ポッケト状に膨らみ突出している事をいいます。憩室は大腸にできる事が一番多く、大腸検査の大腸内視鏡検査や注腸バリウム検査で指摘された方も多い ...続きを読む

2021.03.05

前立腺がんの最近の動向

奈良県医師会 平田 直也 前立腺の名称の由来を調べてみました。戦後日本解剖学会がヨーロッパの医学書の「膀胱の前に存在する」との意を邦訳したものだそうです。前立腺は子孫繁栄を担う大切な臓器なのに散文的な語源だなと少しガッカリしました。それ以前は摂護腺(せつごせん)と言われており、その起源は江戸時代の「 ...続きを読む

2021.02.19

下痢症について

奈良県医師会 水野崇志  下痢を経験したことがない人はほぼいないでしょう。例えば食べ過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりした後に下痢になるのは誰もが経験したことがあると思います。一般的に下痢症とは便の水分が過剰になった状態のことで、その定義としては便の性状が軟便、又は水様便で1日に3回以上の排便を認める場合 ...続きを読む

2021.02.05

不整脈

奈良県医師会 山下圭造 我々の心臓は24時間休むことなく動き続け1日に約10万回も拍動しています。その1回1回の拍動は心臓の上部、右心房にある洞結節(どうけっせつ)という特殊な心筋が発する電気刺激が起源になっています。その刺激は刺激伝導系というルートを通って、約0.3秒という速さで全体に広がり、心臓 ...続きを読む

2021.01.07

飲み薬で禁煙

奈良県医師会 溝上晴久 喫煙が健康に害を与える事は誰もが知るところです。しかし、喫煙者の多くは喫煙が健康に害を与えると思いたくないので、喫煙と多くの健康被害との因果関係を認めようとはしません。 日本人のがんによる死亡のうち、男性34%、女性6%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは関連性が強 ...続きを読む

2020.12.18

多発性のう胞腎をご存知ですか?

奈良県医師会 赤井靖宏 みなさんの中に、血のつながった身内に腎臓が悪い人が多い、透析を受けている人が多い、あるいはくも膜下出血が多いという方はおられませんか?このような場合は、「多発性のう胞腎」という病気を考える必要があります。この病気は腎臓に「のう胞」という袋がたくさんできる病気です。袋の中には体 ...続きを読む

2020.11.05

漢方薬について

奈良県医師会 中垣公男   「漢方薬」は天然に存在する生薬(しょうやく)の組み合わせで出来ており、自然治癒力を高め、体調を整えます。一般的な医療現場で使用される漢方薬のほとんどは、エキス顆粒剤(かりゅうざい)(医療用漢方製剤)です。エキス剤は、煎じ薬(せんじぐすり)を濃縮、乾燥させてアルミ ...続きを読む

2020.08.07

夏場は特にご注意を ― 痛みの王様「尿路結石」とは? ―

奈良県医師会 植月 祐次   病気の中で一番痛い病気はなんでしょうか? 「ぎっくり腰」「痛風」「歯の痛み」「陣痛、出産(病気ではないですが)」…。皆さんの中でもご経験された病気もあると思います。 もちろん同じ病気でも程度によって症状は違いますし、痛みの感じ方は人それぞれですが、私が専門の泌 ...続きを読む

2020.06.18

糖尿病患者さんにビッグニュース!

奈良県医師会 赤井靖宏 糖尿病は今や日本人の10人に一人が患っているといわれる病気です。糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気です。血糖値が長期間にわたって高くなると、全身の血管が傷つきます。その結果、腎臓が悪くなったり、心筋梗塞や脳卒中が起こりやすくなったりします。そんなことにならないように、糖尿病を ...続きを読む

2020.06.04

お薬はどうやってみんなが使えるようになるか?

奈良県医師会 赤井靖宏   みなさんが服用されるお薬は、「効果があってかつ副作用が少ない(安全である)」ことが重要です。このため、医師がお薬を処方できるまでには数段階のテスト(「治験(ちけん)」)が行われます。今回はこの「治験」について解説します。 まず、お薬の候補物質は平均5-8年間かけ ...続きを読む

2020.03.19

感染性心内膜炎の予防

奈良県医師会 植山正邦 感染性心内膜炎は1年間で10万人あたり1~5人に起こるといわれる稀な病気ですが、一旦発症すれば多くの合併症を引き起こし適切な治療をしなければ死に至ります。心臓の内側を覆う心内膜(しんないまく)に細菌の病巣ができて炎症を起こす敗血症(はいけつしょう)で、早期の診断、治療および予 ...続きを読む

2019.10.08

心房細動の予防

心臓は全身や肺に血液を送り出すポンプの役割をする左右の心室と、肺や全身の静脈からの血液を心室に送り込む左右の心房で構成されます。 心房細動は心房が細かく震えて不規則な動きをする不整脈です。 心房の血液がよどんで固まりやすくなり血液の塊(血栓)が出来て全身の血管に流されてしまうことがあり、血栓が脳の血 ...続きを読む