2019.03.07

間質性肺炎

奈良県医師会 山下圭造   私達が呼吸をする時に鼻や口から吸い込んだ空気は、気管や気管支を通り約3億個にも分かれた肺胞という小さな部屋に到達します。それぞれの肺胞は「肺実質」と呼ばれ、昼夜休むことなく酸素と二酸化炭素のガス交換が繰り返されています。これらの肺胞同志を区切る隔壁は「肺間質」と ...続きを読む

2018.12.01

風しん大流行の再来!?

関東圏の大学生を中心に、風しんの大流行が平成24年(報告数2386人)~25年(同1万4344人)にかけて発生したことを覚えているでしょうか? 平成30年8月頃より東京都・神奈川県・千葉県などで風しん患者が再度急増し、11月21日現在の患者数はすでに2186人に上り、昨年1年間の患者数(93人)の実 ...続きを読む

2017.09.19

鳥インフルエンザ

 2009年春に発生した、ブタ由来の新型インフルエンザの世界的大流行から8年の時が経ち、今や普通のインフルエンザに変わっています。しかし、新型インフルエンザによる世界的大流行は、今まで10〜40年の周期で起こっており、この先も近い将来、起こる事は、歴史的にみて確実であると考えられます。  現在、新型 ...続きを読む

2017.04.06

C型肝炎治療の進歩

 C型肝炎は自覚症状がないまま進行し、やがては肝(かん)硬変(こうへん)、肝がんを発症することが多い病気です。これを防ぐには感染の早期発見とウイルスを除去する治療が重要です。2015年7月に承認された新薬の登場により、患者さんの負担を抑えつつ完治を目指せるようになってきました。  1992年、インタ ...続きを読む

2016.11.02

インフルエンザ

 インフルエンザの流行は、例年12月上旬から始まり、翌年の1~2月にピークを迎えます。  インフルエンザは、発病した人が咳やくしゃみをした時に、そのウイルスが飛び散って、それを他の人が吸い込むことにより感染します。また、感染した人の手に付いたウイルスが、物を介して他の人の手に付着して、その手で鼻や口 ...続きを読む

2016.08.03

結核 ―過去の病気ではありません―

 結核は、結核菌が体の中に入り増えることで起こる感染症です。空気感染により人から人に伝染しますが、感染しても必ず発病するわけでなく、何十年も経ってから発病することもあります。医学の進歩により患者数は激減しましたが、未だに年間2万人以上の方が結核を発病しています。  主に呼吸器に症状の出る肺結核と、そ ...続きを読む

2016.06.27

ジカウイルス感染症(ジカ熱)

 ジカウイルス感染症(ジカ熱)は、流行地でジカウイルスを媒介(ばいかい)する蚊に刺されて感染しますが、昨年から今年にかけて中央および南アメリカ大陸やカリブ海地域を中心に流行地が急速に拡大しています。特に今年は、8月からブラジルのリオデジャネイロオリンピックが開催されるため、多くの日本人が訪れると予想 ...続きを読む

2016.04.11

「急なもの忘れ」は認知症ではない!

 もの忘れの病気で典型的なものはアルツハイマー型認知症です。もの忘れが年単位でゆっくり進み発病時期がはっきりしないのが特徴です。ご家族にもの忘れはいつからですかと尋ねると「1年位前かしら」「いえ2年位前かも」と言われます。それにひきかえ「うちのおじいちゃん、ここ2日間で急にボケたみたいなんです」とい ...続きを読む

2015.07.28

水虫

 水虫とは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚(角質)に増殖するためにおこる病気です。足に多く見られ、足の裏や側面に小さな水ぶくれが生じる小水疱型(しょうすいほうがた)の水虫、足の指の間にカサカサして乾燥しているタイプと、ジクジクしているタイプの趾間型(しかんがた)、かかとを中心に足の裏の皮 ...続きを読む

2015.04.27

デング熱

 日本では約70年ぶりに、昨年8月東京で海外渡航歴のない〝デング熱〟患者が報告されたことは、まだ記憶に新しいかと思います。  デング熱は、熱帯〜亜熱帯地域に生息する〝ヒトスジシマカ〟や〝ネッタイシマカ〟という蚊(か)に刺されることで発病します。このヒトスジシマカは、日本国内にも青森県より以南に広く生 ...続きを読む

2015.04.10

ピロリ菌感染症

 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の粘膜に存在する細菌で、元々は胃潰瘍(いかいよう)の原因として注目されました。その後、ピロリ菌が原因の胃炎が、胃がんの発生母地となることが明らかとなり、ピロリ菌はWHO(世界保健機構)から〝確実な発がん因子〟と認定されました。ピロリ菌を治療することで胃がんの発 ...続きを読む

2014.12.25

インフルエンザ

 インフルエンザの流行は、例年12月上旬頃から始まり、翌年の1~2月にピークを迎え、3月末から4月にかけて減少していきます。流行するインフルエンザウイルスには、A型とB型があります。  インフルエンザは、感染した人が咳(せき)やくしゃみをした時に、そのウイルスが飛び散って、それを他の人が吸い込むこと ...続きを読む