2018.06.06

便秘症

 日本では成人の7~8人に一人が便秘症であると考えられています。便秘とは、便を充分かつ快適に排出できない状態で、排便回数が週に3回未満の場合や、排便が困難で排便時に強く息んだり、残便感がある状態を指します。便秘は50歳以下では女性に多くみられますが、高齢になると男性の方が多くなると言われます。  便 ...続きを読む

2017.12.28

胆嚢のアデノミオマトーシス(胆嚢腺筋腫症)

 腹痛をきたす病気の中でポピュラーなものの一つは胆石症です。この胆石症に似て非なる「良性」の疾患、それが胆嚢のアデノミオマトーシスです。日本語では胆嚢腺筋腫症と言います。この「腺」と「筋」の成分からなる小さな袋が増えて、胆嚢の壁が部分的に、あるいは全体に分厚くなり、その部分が、異常なタイミングで収縮 ...続きを読む

2016.11.28

奈良県も胃内視鏡検診が始まります

 厚生労働省は平成28年4月から、胃がん検診において、胃X線検査(バリウム検査)だけでなく胃内視鏡検査(胃カメラ)も選択できるようにしました。奈良県においても、平成29年4月からこの制度が導入されます。  これまでの胃がん検診(胃X線検診)受診者は、平成26年度では39・6%(国立がんセンターまとめ ...続きを読む

2015.10.28

カプセル内視鏡

 みなさんは、カプセル内視鏡をご存知ですか? すでに受けた方もおられるかもしれません。今回は、このカプセル内視鏡について簡単にお話しします。  消化管(食道・胃・小腸・大腸)検査は、X線による透視検査、上部・下部消化管内視鏡検査などが主流です。カプセル内視鏡は1980年頃からイスラエルで開発が進み、 ...続きを読む

2015.08.28

寄生虫〝クドア・セプテンプンクタータ〟による食中毒

 2000年頃から西日本を中心に、ヒラメやマグロなどの刺身を食べた数時間後、一過性に嘔吐(おうと)・下痢(げり)などを起こす食中毒が年間60件ほど報告されていました。ところが、その原因となるウイルスや細菌などが、検出されることはありませんでした。そのため〝謎の食中毒〟とまで言われて来ました。  そこ ...続きを読む

2015.04.10

ピロリ菌感染症

 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の粘膜に存在する細菌で、元々は胃潰瘍(いかいよう)の原因として注目されました。その後、ピロリ菌が原因の胃炎が、胃がんの発生母地となることが明らかとなり、ピロリ菌はWHO(世界保健機構)から〝確実な発がん因子〟と認定されました。ピロリ菌を治療することで胃がんの発 ...続きを読む

2014.07.31

カンピロバクター食中毒を予防しましょう

 カンピロバクターという細菌によって引き起こされるカンピロバクター食中毒は、近年発生件数の最も多い食中毒であり、患者数でもノロウイルスに続いて2番目に多くなっています。  カンピロバクターは、ニワトリやウシ、ブタ等家畜の腸管内に普通に存在しています。この細菌が付着した肉を生や加熱不十分で食べると感染 ...続きを読む

2014.05.01

逆流性食道炎

 逆流性食道炎とは、本来は一方通行である食道から胃への流れが食道へ逆流することによる病気ですが、昨今のグルメブームのためか最近増加傾向にあります。  主な症状はゲップ、胃痛、腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)、胃もたれ、胸やけや口の苦味などです。また頑固な空咳(からせき)が認められる場合もあります。 ...続きを読む

2013.12.26

過敏性腸症候群

 職場などで緊張する場面において、お腹(なか)が痛くなり、下痢(げり)や便秘(べんぴ)となることはありませんか? それは現代社会のストレスによって増加している過敏性腸症候群という病気かもしれません。  そもそも腸と脳には密接な関係があり、脳が不安やストレスを感じると、その信号が腸に伝わって影響が出る ...続きを読む

2013.10.28

食事中むせませんか?

 食事中にむせたり、咳(せき)こんだりすることが多くなったと感じている中高年以降の方、もしかすると嚥下(えんげ)障害かもしれません。  嚥下とは、食物を歯で細かく噛み砕き、舌によって奥に運び、飲み込んで咽頭(いんとう)を通過し、食道に入れる一連の動作ですが、それがスムーズに進まない現象を嚥下障害とい ...続きを読む

2012.10.02

肛門の痒み(肛門搔痒症)

肛門科を標榜(ひょうぼう)していると、最近、肛門の痒みを訴えて来院される患者さんが目立ちます。特にご高齢の方に多いように思います。 肛門周囲は知覚神経が非常に敏感な場所ですので、他の部位より痒く感じるのです。原因にはいわゆる「かぶれ」、カビ、蟯(ぎょう)虫(ちゅう)、尖(せん)圭(けい)コンジローマ ...続きを読む

2012.07.11

下血と血便

「下血」「血便」とは「肛門から出血すること、便に血が混じること」です。胃や腸は「消化器(管)」とまとめて呼びますが、下血や血便は消化器(管)の何らかの異常を知らせるシグナルの一つです。 「排便の時に、肛門の痛みと共に、鮮やかな赤い血が出た」「痛みはないけれど、ぽたぽたと、あるいは飛び散るように血が出 ...続きを読む