2019.06.06

水虫あれこれ

奈良県医師会 田邉 洋 これから梅雨の時期を迎えます。皮膚科にとっては水虫の患者の増える時期です。この季節に足の指の間や足の裏にじくじくした痒いぶつぶつができると、カビによる水虫がうつってしまったのか、心配ですね。 ここで申し上げておきたいのは、足や手に痒いぶつぶつができてもそれがすべて水虫とは限り ...続きを読む

2019.03.14

スキン・テア

スキン・テアとは摩擦やズレなどの外からの力(外力)によって、皮膚が裂けてできる裂傷で、皮膚の一番表面(表皮)から少し深いところ(真皮)までのキズのことをいいます。 病院や施設、あるいは自宅で療養中の高齢者の手や腕に、赤黒く黒ずんだ皮下出血や薄皮が剥がれ出血しているようなキズを見たときにはスキン・テア ...続きを読む

2016.06.27

ジカウイルス感染症(ジカ熱)

 ジカウイルス感染症(ジカ熱)は、流行地でジカウイルスを媒介(ばいかい)する蚊に刺されて感染しますが、昨年から今年にかけて中央および南アメリカ大陸やカリブ海地域を中心に流行地が急速に拡大しています。特に今年は、8月からブラジルのリオデジャネイロオリンピックが開催されるため、多くの日本人が訪れると予想 ...続きを読む

2016.05.09

正しい足の爪の切り方(巻き爪の予防のため)

 爪は単なるアクセサリーではありません。指先を守るのはもちろんのこと、歩行や運動のときにかかる体重、衝撃を受けとめるなど、足の爪(特に親指)は大事な働きを担っています。今日は普段あまり意識しないかもしれない、足の爪の切り方についてお話ししようと思います。  足の爪は手の爪と違って、丸く指先のカーブに ...続きを読む

2015.07.28

水虫

 水虫とは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚(角質)に増殖するためにおこる病気です。足に多く見られ、足の裏や側面に小さな水ぶくれが生じる小水疱型(しょうすいほうがた)の水虫、足の指の間にカサカサして乾燥しているタイプと、ジクジクしているタイプの趾間型(しかんがた)、かかとを中心に足の裏の皮 ...続きを読む

2015.04.27

デング熱

 日本では約70年ぶりに、昨年8月東京で海外渡航歴のない〝デング熱〟患者が報告されたことは、まだ記憶に新しいかと思います。  デング熱は、熱帯〜亜熱帯地域に生息する〝ヒトスジシマカ〟や〝ネッタイシマカ〟という蚊(か)に刺されることで発病します。このヒトスジシマカは、日本国内にも青森県より以南に広く生 ...続きを読む

2015.03.11

僕のことをお忘れではありませんか?”セアカゴケグモ”です!

 ”セアカゴケグモ”は、元々は日本に生息していないはずの生物(外来生物と呼びます)で、さらに毒グモです。1995年に日本国内で初めて大阪府高石市でその生息が確認されました。奈良県においても2003年に確認されており、今や全国47都道府県中37都府県で、その生息が報告されています。  セアカゴケグモの ...続きを読む

2014.09.26

デング熱 ―心配しすぎないように―

 今年8月、国内でデング熱に感染した患者が報告され注目されています。海外(主に熱帯)で毎年300人程度の日本人が感染し、国内で発症している病気です。デングウイルスが蚊(か)を介してのみ感染し、人から人へは感染しません。発症した患者の血を吸ったヒトスジシマカ(熱帯では熱帯シマカ)に刺(さ)されることで ...続きを読む

2014.03.04

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

 子どもの頃、水痘(すいとう)に罹った方が多いと思いますが、原因は水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染したためで、発熱と赤みを伴う小さな水疱(すいほう)が、ほぼ全身に現れます。  しかし、水痘が治った後もこのウイルスは体内から消えずに残り、神経節(しんけいせつ)と呼ばれる神経と神経をつなぐ間に潜(ひそ ...続きを読む

2012.10.02

肛門の痒み(肛門搔痒症)

肛門科を標榜(ひょうぼう)していると、最近、肛門の痒みを訴えて来院される患者さんが目立ちます。特にご高齢の方に多いように思います。 肛門周囲は知覚神経が非常に敏感な場所ですので、他の部位より痒く感じるのです。原因にはいわゆる「かぶれ」、カビ、蟯(ぎょう)虫(ちゅう)、尖(せん)圭(けい)コンジローマ ...続きを読む

2012.07.12

帯状疱疹

体の左右のどちらか一方、一部分にピリピリする痛みが現れたり、赤く小さな水ぶくれの斑点が帯状に出来る帯状疱疹は一種の水痘・帯状疱疹ウイルスにより起こる病気です。水ぼうそうに罹った人なら、このウイルスが体内の神経節に潜んでいるので、加齢やストレスや過労などによりウイルスに対する免疫力が低下すると、再び活 ...続きを読む

2012.07.11

手足口病

手足口病は、その名のとおり、手・足・口などに水疱性の発疹が出る、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどの感染によって起こる感染症です。主に夏季を中心に子どもがかかる病気ですが、秋や冬にも発生することがあり、ときには大人がかかることもあります。 これらのウイルスは口腔や腸内で増えるため、ウイルスに ...続きを読む