2021.03.31

肩腱板断裂について

肩腱板は上腕骨頭(じょうわんこっとう)を安定させるための筋組織です。老化で傷みます。転倒転落などで腱板が切れることが多いですが、老化が強ければ外傷がなくても断裂することがあります(図)。 症状は肩関節痛と肩挙上困難です。夜間に痛くて眠れないこともあります。 診断は単純X線写真では分かりにくいです。陳 ...続きを読む

2021.01.29

そけいヘルニア

足の付け根にピンポン玉のようなふくらみや違和感があれば、そけいヘルニアかもしれません。そけいヘルニアは、本来おなかの中にある内臓脂肪や腸が、筋肉の隙間から出てくることによりおこる病気で、一般には脱腸とも呼ばれています。 子供の病気と思われがちですが、実は大人のそけいヘルニアのほうが多く、その原因は加 ...続きを読む

2020.12.28

内服の便秘治療薬の種類について

冬は便秘になりやすいとされています。その原因として、おなかが冷えて動きが悪くなること、寒くなって運動する機会が減ること、水分摂取量が減少すること等が考えられます。また、高齢になるほどそれらの条件を満たし易く、元々便秘傾向の人は特に注意が必要です。 便秘を解消するために食物繊維の多い食事をしたり、運動 ...続きを読む

2020.11.28

新型コロナウイルス感染症の検査

新型コロナウイルス感染症の検査については令和2年7月現在、日本ではPCR法、抗原検査、抗体検査の3つが厚労省によって認められています。この中で検査時点での感染を証明できるのが、PCR法と抗原検査となります。抗体検査は感染したことがあるかどうかを調べるものであって、検査時点の感染の有無を調べるものでは ...続きを読む

2020.08.31

糖尿病患者さんにビッグニュース!

糖尿病は日本人の10人にひとりが患っている病気です。糖尿病のお薬をのむことに抵抗のある方が多いと思いますが、糖尿病のお薬はずいぶん進歩しました。 SGLT‐2阻害薬(エスジーエルティーツー阻害薬)というお薬をご存知ですか? SGLT‐2阻害薬は糖尿病の薬の中では新人ですが、あっという間に糖尿病治療の ...続きを読む

2020.07.10

ピロリ菌と胃の病気

「ピロリ菌」という言葉を、一度は耳にした事があると思います。正式には、ヘリコバクター・ピロリという名前で、胃の中に生息している大変小さな細菌です。感染時期は、まだ免疫力が弱い5歳頃までの乳幼児期で、成人になってからの感染はほとんどありません。乳幼児期の不衛生な飲み水(井戸水など)、感染している家族か ...続きを読む

2020.05.21

新型コロナウイルス感染症の行方

奈良県医師会 安東範明 ハーバード大学の研究チームは4月14日の科学誌「サイエンス」で、新型コロナウイルス感染症の流行は医療体制が現在と変わらず治療法やワクチンがない場合は2022年まで続く可能性があると予測しています。そして感染拡大を防ぐためには社会的距離「ソーシャル・ディスタンス」すなわち人との ...続きを読む

2020.05.01

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、足の静脈の血管が太くなり、こぶ状に浮き上がって見える身近な病気です。体には、血液が流れる2種類の血管である動脈と静脈があります。心臓から体全体に血液を送る血管を動脈と呼び、体のすみずみまで送られた血液を心臓に戻す血管が静脈です。 静脈瘤が足に出来やすいのは、人が立って生活していることが ...続きを読む

2020.05.01

緑内障

緑内障は徐々に視野が狭くなる目の病気です。国内では中途失明の原因として2002年から緑内障が1位となっており、推定の患者数は465万人と言われています。 緑内障という名前の由来については諸説あります。古代ギリシャのヒポクラテスが「目が地中海の海のように青くなり、やがて失明状態となる」と記述している説 ...続きを読む

2020.01.16

インフルエンザ

奈良県医師会 三笠桂一 気温が下がり、空気が乾燥してきますとインフルエンザなどのウイルス性呼吸器感染症が流行します。インフルエンザは伝染力の非常に強い流行性呼吸器感染症で、流行頻度と規模において最大級の感染症で、一旦流行すれば社会活動が阻害され経済的損失は大きいとされています。 インフルエンザウイル ...続きを読む

2019.11.22

大腸がん検診を受けましょう

大腸がんは大腸に発生するがんで、ポリープにがんが発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。2017年の統計では大腸がんによる死亡数は男性で3位、女性で1位と上位を占めており、罹患率は40歳代から増加し始め、50歳代で加速され、高齢になるほど高くなります。 大腸がんの発生は生活習慣と関 ...続きを読む

2019.10.30

白内障

白内障とは、目の中にあるレンズの役割をする水晶体が濁る病気です。白内障は加齢に伴い発生する場合が一般的で(白内障の約90%)早ければ40歳前後で発症し、60歳を過ぎると80%以上、80歳を超えるとほとんどの人に白内障の症状が認められます。 白内障の症状は、水晶体の濁り方で様々です。光の通りが悪く、全 ...続きを読む