2022.01.31

コロナ復職対応

産業医をしていると、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ感染症)だけにとどまらず、インフルエンザやノロウイルスなど、感染した社員、あるいは感染した疑いのある社員をどう扱えばよいのか、という問い合わせを受けることがよ ...続きを読む

2021.11.08

糖尿病の治療はできるだけ早く始めてください

今や、国民の10人にひとりが糖尿病になっていると推測され、糖尿病はわが国の「国民病」のひとつです。 糖尿病にならないためには、食べ過ぎないことや日ごろから運動することが大切です。 一方、糖尿病になってしまった場合の目標は ...続きを読む

2021.08.31

亜鉛不足と味覚障害

最近、味覚障害を訴える人が増えてきています。特に、中高年の女性に多い傾向があります。原因として、「亜鉛摂取不足」「薬の副作用」「全身疾患(糖尿病、肝臓疾患、腎臓病、胃腸疾患など)」「口腔疾患(ドライマウスなど)」「心因性 ...続きを読む

2021.03.31

肩腱板断裂について

肩腱板は上腕骨頭(じょうわんこっとう)を安定させるための筋組織です。老化で傷みます。転倒転落などで腱板が切れることが多いですが、老化が強ければ外傷がなくても断裂することがあります(図)。 症状は肩関節痛と肩挙上困難です。 ...続きを読む

2021.01.29

そけいヘルニア

足の付け根にピンポン玉のようなふくらみや違和感があれば、そけいヘルニアかもしれません。そけいヘルニアは、本来おなかの中にある内臓脂肪や腸が、筋肉の隙間から出てくることによりおこる病気で、一般には脱腸とも呼ばれています。 ...続きを読む

2020.12.28

内服の便秘治療薬の種類について

冬は便秘になりやすいとされています。その原因として、おなかが冷えて動きが悪くなること、寒くなって運動する機会が減ること、水分摂取量が減少すること等が考えられます。また、高齢になるほどそれらの条件を満たし易く、元々便秘傾向 ...続きを読む

2020.11.28

新型コロナウイルス感染症の検査

新型コロナウイルス感染症の検査については令和2年7月現在、日本ではPCR法、抗原検査、抗体検査の3つが厚労省によって認められています。この中で検査時点での感染を証明できるのが、PCR法と抗原検査となります。抗体検査は感染 ...続きを読む

2020.08.31

糖尿病患者さんにビッグニュース!

糖尿病は日本人の10人にひとりが患っている病気です。糖尿病のお薬をのむことに抵抗のある方が多いと思いますが、糖尿病のお薬はずいぶん進歩しました。 SGLT‐2阻害薬(エスジーエルティーツー阻害薬)というお薬をご存知ですか ...続きを読む

2020.07.10

ピロリ菌と胃の病気

「ピロリ菌」という言葉を、一度は耳にした事があると思います。正式には、ヘリコバクター・ピロリという名前で、胃の中に生息している大変小さな細菌です。感染時期は、まだ免疫力が弱い5歳頃までの乳幼児期で、成人になってからの感染 ...続きを読む

2020.05.21

新型コロナウイルス感染症の行方

奈良県医師会 安東範明 ハーバード大学の研究チームは4月14日の科学誌「サイエンス」で、新型コロナウイルス感染症の流行は医療体制が現在と変わらず治療法やワクチンがない場合は2022年まで続く可能性があると予測しています。 ...続きを読む

2020.05.01

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、足の静脈の血管が太くなり、こぶ状に浮き上がって見える身近な病気です。体には、血液が流れる2種類の血管である動脈と静脈があります。心臓から体全体に血液を送る血管を動脈と呼び、体のすみずみまで送られた血液を心臓 ...続きを読む

2020.05.01

緑内障

緑内障は徐々に視野が狭くなる目の病気です。国内では中途失明の原因として2002年から緑内障が1位となっており、推定の患者数は465万人と言われています。 緑内障という名前の由来については諸説あります。古代ギリシャのヒポク ...続きを読む

2020.01.16

インフルエンザ

奈良県医師会 三笠桂一 気温が下がり、空気が乾燥してきますとインフルエンザなどのウイルス性呼吸器感染症が流行します。インフルエンザは伝染力の非常に強い流行性呼吸器感染症で、流行頻度と規模において最大級の感染症で、一旦流行 ...続きを読む

2019.11.22

大腸がん検診を受けましょう

大腸がんは大腸に発生するがんで、ポリープにがんが発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。2017年の統計では大腸がんによる死亡数は男性で3位、女性で1位と上位を占めており、罹患率は40歳代から増加し始め ...続きを読む

2019.10.30

白内障

白内障とは、目の中にあるレンズの役割をする水晶体が濁る病気です。白内障は加齢に伴い発生する場合が一般的で(白内障の約90%)早ければ40歳前後で発症し、60歳を過ぎると80%以上、80歳を超えるとほとんどの人に白内障の症 ...続きを読む

2018.04.19

お薬を減らしたいと思ったら

 近年、複数の病気を持つ患者さんが増え、それらに対して多くのお薬を服用する場合があります。よく効いて副作用の少ないお薬が増えている一方、多種類のお薬をのんでいると「薬をやめたい、減らしたい」と思う方がおられるかもしれませ ...続きを読む

2018.03.14

あなたのコレステロール、遺伝性では?

健康診断などで「コレステロール値が高い」と言われたことはありませんか? 原因は色々ありますが、その中に遺伝的に高くなる場合がある事をご存じですか? コレステロールにはLDLコレステロール(悪玉)とHDLコレステロール(善 ...続きを読む

2017.12.28

胆嚢のアデノミオマトーシス(胆嚢腺筋腫症)

 腹痛をきたす病気の中でポピュラーなものの一つは胆石症です。この胆石症に似て非なる「良性」の疾患、それが胆嚢のアデノミオマトーシスです。日本語では胆嚢腺筋腫症と言います。この「腺」と「筋」の成分からなる小さな袋が増えて、 ...続きを読む

2017.12.28

鼠径ヘルニア

 鼠径ヘルニアは、足の付け根あたりに突然しこりができることで違和感や痛みを伴う病気です。幼少期と中年期以降と、発症年齢が大きく二つに分かれます。幼少時に発見されるものは生まれつきの原因でできるものですが、成人に発症するも ...続きを読む

2017.02.01

痛風

 痛風は血液の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続いた後、突然足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて痛みます。痛みは強く、耐えがたいほどの痛みです。風が患部にあたるだけでも痛みが強まり病名の由来となっています。痛風発作は多 ...続きを読む

2017.01.13

PAD(末梢動脈疾患)

 糖尿病・高血圧・高コレステロール・肥満といったメタボリック症候群を放置すると動脈硬化が進行し、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などが起こり易くなります。しかし、動脈硬化は心臓や脳血管だけでなく末梢の動脈でも起こります。PAD( ...続きを読む

2016.11.28

奈良県も胃内視鏡検診が始まります

 厚生労働省は平成28年4月から、胃がん検診において、胃X線検査(バリウム検査)だけでなく胃内視鏡検査(胃カメラ)も選択できるようにしました。奈良県においても、平成29年4月からこの制度が導入されます。  これまでの胃が ...続きを読む

2016.11.02

インフルエンザ

 インフルエンザの流行は、例年12月上旬から始まり、翌年の1~2月にピークを迎えます。  インフルエンザは、発病した人が咳やくしゃみをした時に、そのウイルスが飛び散って、それを他の人が吸い込むことにより感染します。また、 ...続きを読む

2016.09.26

糖尿病重症化を予防しよう

 糖尿病が激増しています。糖尿病患者数は、この50年間で50倍以上に増えています。糖尿病患者さんの多くは、血糖が上がった結果起こる合併症で命を失ったり、不自由な生活を余儀なくされたりしています。特に、透析患者さんの約45 ...続きを読む

2016.08.03

結核 ―過去の病気ではありません―

 結核は、結核菌が体の中に入り増えることで起こる感染症です。空気感染により人から人に伝染しますが、感染しても必ず発病するわけでなく、何十年も経ってから発病することもあります。医学の進歩により患者数は激減しましたが、未だに ...続きを読む

2016.02.29

前立腺(ぜんりつせん)がんの早期発見を!

 前立腺は男性にしかない生殖(せいしょく)器官(きかん)の一部で精液の一部を作っています。 年をとるにつれて肥大することが多くなります。前立腺肥大症や前立腺がんは60歳以上で罹(り)患(かん)率・死亡率ともに増えてきます ...続きを読む

2016.02.04

異型狭心症(いけいきょうしんしょう)

 一般的に見られる労作性(ろうさせい)狭心症では、からだを動かすときに圧迫感や締め付けられるような感じの胸痛が起こり数分続きます。これは心臓を栄養する冠状(かんじょう)動脈に粥状(じゅくじょう)硬化症とよばれる動脈硬化が ...続きを読む

2015.12.25

心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)

 心臓は主に筋肉でできていて、縮んだり(収縮)、拡がったり(拡張)して血液を吸い込み、送り出すポンプの働きをしています。心臓には4つ部屋があります。全身で酸素が使われ酸素が少ない血液が右心房(うしんぼう)へ戻り、右心室( ...続きを読む

2015.11.19

不眠症

 不眠は「眠れない」という夜間の苦痛だけではなく、日中の眠気・だるさや集中困難など心と体にさまざまな影響を及ぼします。不眠は通常以下の4つのタイプに分類されます。  ①「入眠障害型」床に入って寝つくまでに30分から1時間 ...続きを読む

2015.10.28

カプセル内視鏡

 みなさんは、カプセル内視鏡をご存知ですか? すでに受けた方もおられるかもしれません。今回は、このカプセル内視鏡について簡単にお話しします。  消化管(食道・胃・小腸・大腸)検査は、X線による透視検査、上部・下部消化管内 ...続きを読む

2015.05.27

肺気腫

 肺気腫とは、肺の慢性(まんせい)の病気です。肺の気管支の末梢(まっしょう)には、肺胞(はいほう)と呼ばれる仕切られた房の様な部屋があり、その壁を介して酸素を血液に取り込んでいます。しかし、長期喫煙や大気汚染の影響で、肺 ...続きを読む

2015.04.10

ピロリ菌感染症

 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の粘膜に存在する細菌で、元々は胃潰瘍(いかいよう)の原因として注目されました。その後、ピロリ菌が原因の胃炎が、胃がんの発生母地となることが明らかとなり、ピロリ菌はWHO(世界保健機 ...続きを読む

2013.07.30

特発性正常圧水頭症について

 わが国における認知症患者は現在約250万人に迫るとされています。「認知症になると徐々に進行し一生治らない」と思われがちです。しかしながら、比較的簡単な手術で治療可能な認知症もあり、その代表が特発性正常圧水頭症です。65 ...続きを読む

2012.11.27

あなたの腎臓はお元気ですか?

 慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう:CKD)という病気をご存知ですか? CKDは今や国民の8人に1人でみられる病気です。しかし、残念なことに、自分がCKDであることをご存知ない方が多くおられます。なぜでしょう? それは ...続きを読む

2012.07.11

大腸がん検診を受けましょう

口から入った食物は、食道、胃、十二指腸通って、小腸で栄養分が吸収された後、大腸にたどり着きます。 大腸は肛門まで約2mの消化管で、主に水分を吸収し、便を作る働きをしています。ここにできるがんが大腸がんで、男性では胃がんに ...続きを読む

2012.06.18

ヘモグロビンA1c

40歳以上の人を対象とした特定健診で異常が見つかった時には、生活習慣病の予防も含めた保健指導や支援が行われています。 生活習慣病のなかでも、糖尿病の早期発見は特に重要です。血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)を高い状態のまま ...続きを読む