いかがですか あなたの健康

奈良県医師会では、県民のみなさまに病気の予防法や治療法などを分かりやすくご提供するために、毎月第1・第3木曜日の奈良新聞に、会員医師が執筆した健康啓発記事を掲載しています。
みなさまの健康づくりにお役立てください。

2019.05.16

小球性貧血と大球性貧血

奈良県医師会 大野仁嗣 貧血はヘモグロビン値(血色素量)によって診断します。成人男子は13 g/dl未満、成人女子は12 g/dl未満、小児や妊婦は11 g/dl未満が基準です。血液検査ではヘモグロビン値に加えて赤血球数とヘマトクリット値を測定し、これらの3つの値から平均赤血球容積(MCV)、平均赤 ...続きを読む

2019.05.02

果物による口腔アレルギー症候群 ―花粉症との関連性について―

奈良県医師会 井上孝文  最近、果物によるアレルギーの存在が広く知られるようになり、自分もそうではないかと心配して医療機関を受診する患者さんが増えているように思います。果物アレルギーには、摂取後にじんましん、呼吸困難、嘔吐、血圧低下など全身に症状がでる「即時型」と呼ばれるタイプと、口やのどに限局して ...続きを読む

2019.04.18

ピロリ菌と胃の病気

奈良県医師会 溝上晴久 「ピロリ菌」という言葉を、一度は聞いた事があると思います。正式には、ヘリコバクター・ピロリという名前で、人間の胃の中に生息している体長約0.004mmの小さな細菌です。生まれたばかりの赤ちゃんの胃の中にはいません。感染時期は、まだ免疫力が弱い5歳頃までの乳幼児期で、成人になっ ...続きを読む

2019.04.04

健康寿命と腰部脊柱管狭窄症

奈良県医師会 林 雅弘 『健康寿命』を知っていますか? 2000年に世界保健機関(WHO)が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を健康寿命と定めました。その後、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。2016年の日本の健康寿命は、男 ...続きを読む

2019.03.29

スキン・テア

スキン・テアとは摩擦やズレなどの外からの力(外力)によって、皮膚が裂けてできる裂傷で、皮膚の表面(表皮)から少し深いところ(真皮)までのキズのことをいいます。療養中の高齢者の手や腕に、赤黒く黒ずんだ皮下出血や薄皮が剥がれ出血しているようなキズを見た時にはスキン・テアだと思って、まず間違いありません。 ...続きを読む

2019.03.07

間質性肺炎

奈良県医師会 山下圭造   私達が呼吸をする時に鼻や口から吸い込んだ空気は、気管や気管支を通り約3億個にも分かれた肺胞という小さな部屋に到達します。それぞれの肺胞は「肺実質」と呼ばれ、昼夜休むことなく酸素と二酸化炭素のガス交換が繰り返されています。これらの肺胞同志を区切る隔壁は「肺間質」と ...続きを読む

2019.02.21

献血にご協力ください

奈良県医師会 増井一弘 日本国内では、病気や外傷の治療のために、毎日約3,000人もの患者が輸血を受けています。1-2月は献血キャンペーン期間ですが、この時期、献血者が減少すると言われています。輸血に必要な血液製剤は人工的に合成できず、長期保存も困難なため、年間を通じての献血に協力していただくことが ...続きを読む

2019.02.07

白内障手術

大萩 豊 白内障手術は国内で年間150万件ともいわれ、すべての外科手術の中で最も多く行われている手術です。白内障とは目の中にある水晶体というレンズが徐々に濁ってきて、見えにくくなるものです。原因としては、大部分は加齢によるもので、高年齢の人程多くなります。他の原因として外傷によるもの、糖尿病、アトピ ...続きを読む

2019.01.17

発達障害

奈良県医師会 竹川 隆     発達障害は生まれつき脳の一部の機能に障害があります。 大きく3つタイプに分類されます。 1) 自閉症スペクトラム障害 1歳を過ぎた頃から人の目を見る事が少なく、視線を避けようとします。ほかの子供に興味を示しません。保育所や幼稚園に入り集団生活をすると、一人遊びが目立ち ...続きを読む

2018.12.21

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

みなさんはCOPDという病気を聞いたことがありますか? COPD、日本語では慢性閉塞性肺疾患ですが、長くて覚えにくいですね。落語会の大御所、桂歌丸師匠がCOPDにかかっていたことは良く知られています。閉塞とは、特に息を吐くときに気管支が狭くなる(息を吐くのに時間がかかる)ことです。そのため運動中に呼 ...続きを読む

2018.12.07

風疹が流行しています!

県医師会 村井孝行  関東圏の大学生を中心に、風しんの大流行が平成24年(報告数2,386人)〜25年(同14,344人)にかけて発生したことを覚えているでしょうか? 平成30年8月頃より東京都・神奈川県・千葉県などで風しん患者が再度急増し、11月28日現在の患者数はすでに2,313人に上り、昨年1 ...続きを読む

2018.11.16

インフルエンザ

県医師会 七浦高志  インフルエンザの流行は例年12月上旬頃から始まり、翌年の1〜2月にピークを迎え、3月末から4月にかけて減少します。そのため、インフルエンザの予防接種は11月中に受けることが望ましいです。ワクチンを打ってもインフルエンザにかかるので、どうしようと迷われる方も少なくありません。確か ...続きを読む