健康メモ

疾病対策や健康づくりのポイントについて、奈良県医師会広報委員が解説しています。

2019.08.23

つつが虫病

つつが虫病の原因菌はツツガムシというダニが持つリケッチアで、ツツガムシに草むらなどで刺される(吸着される)と、菌が体内に入って発症します。治療が遅れると重症となり、死亡することもあります。感染しやすい時期は、ダニの活動する春~初夏と秋~初冬の2つの時期で、最近は毎年500人程度の報告があります。 症 ...続きを読む

2019.07.30

尿路結石症

尿路結石症とは、尿路(腎臓から尿道までの尿の通り道)に、結石(尿に含まれるカルシウム・シュウ酸・リン酸・尿酸などが結晶化したもの)ができる病気です。 結石のできる位置によって、腎結石 、尿管結石、膀胱結石に分類されます。 主な症状は、疝痛(せんつう)と呼ばれる突然発生する非常に激しい痛みです。腎結石 ...続きを読む

2019.06.24

風疹検査を受けましょう

風疹は、感染後2―3週で、発熱、全身倦怠感、頭痛、咽頭痛、鼻汁、咳などの上気道炎症状、頚部リンパ節腫脹(しゅちょう)に引き続いて、小さな鮮紅色の丘疹(きゅうしん)が出現する疾患です。 通常は、発疹が2―3日で消失し、リンパ節腫脹も数週間で消失しますが、まれに関節炎や、脳炎、血小板減少性紫斑病(しはん ...続きを読む

2019.05.24

だれにもできる「運動」の勧め

みなさんは運動されていますか? 厚生労働省は「1回30分以上の運動を、週に2回以上実施し、それを1年以上継続する」運動習慣を勧めていますが、運動習慣を有する成人は国民全体の20―30%に過ぎないとされています。 なぜ運動が勧められるのでしょうか? 運動にはいろいろ良いことがありますが、最近は「運動が ...続きを読む

2019.04.26

肺炎球菌ワクチン

平成26年10月から高齢者に対する肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まりました。平成31年3月には現在65歳以上のすべての方に接種勧奨の通知が届き、接種が終了する予定でした。しかし、接種を済まされた人は対象者の約40パーセントに留まっています。 肺炎は日本人の死因の常に上位を占める重篤な病気で、その95 ...続きを読む

2019.04.17

その胸やけ、胃食道逆流症かも?

「胸の下からみぞおちの方にかけて熱くなるような不快感」の事を、「胸やけ」といいます。そのほとんどは、「胃食道逆流症」によるものです。 胃食道逆流症とは、胃液が食道へ逆流して胸やけなどの症状を起こしたり、実際に食道炎ができている病気の事です。 食道と胃のつなぎ目は締まっており、食道に胃酸が逆流するのを ...続きを読む

2019.03.14

スキン・テア

スキン・テアとは摩擦やズレなどの外からの力(外力)によって、皮膚が裂けてできる裂傷で、皮膚の一番表面(表皮)から少し深いところ(真皮)までのキズのことをいいます。 病院や施設、あるいは自宅で療養中の高齢者の手や腕に、赤黒く黒ずんだ皮下出血や薄皮が剥がれ出血しているようなキズを見たときにはスキン・テア ...続きを読む

2019.01.25

胆のう結石(胆石)

右上腹部にある胆のうは、肝臓で作られた消化を助ける胆汁を濃縮し貯蔵する袋状の臓器です。胆のう結石(胆石)は、胆汁に含まれるコレステロールや胆汁色素が、胆のう内で結晶となり、さらに石の様に固まり大きくなるため結石と言われています。 本邦での胆石保有率は約5%で、加齢と共に増加する傾向にあり、中年の肥満 ...続きを読む

2018.12.01

鉄欠乏性貧血について

鉄欠乏性貧血は、その名の通り鉄欠乏が原因で起こる貧血です。鉄欠乏を起こす理由としては鉄分の摂取不足や、出血による鉄分の喪失などが考えられます。したがって、食生活の見直しとともに胃や腸などからの出血が無いかどうか、特に中高年の方では胃がんや大腸がんなどを念頭に置いた精査が必要となります。また女性では、 ...続きを読む

2018.12.01

風しん大流行の再来!?

関東圏の大学生を中心に、風しんの大流行が平成24年(報告数2386人)~25年(同1万4344人)にかけて発生したことを覚えているでしょうか? 平成30年8月頃より東京都・神奈川県・千葉県などで風しん患者が再度急増し、11月21日現在の患者数はすでに2186人に上り、昨年1年間の患者数(93人)の実 ...続きを読む

2018.11.01

弱視とこどもの眼鏡

弱視と言えばどのようなイメージですか? 視力の悪い人などでしょうか。病気の原因を問わず、視力が悪い状態を社会的弱視というのに対して、生後から6歳頃までの視力が発達する時期に、強い遠視などの原因で視力の発達が止まってしまった状態を医学的弱視といいます。この弱視は適切な時期に発見して治療すれば、眼鏡をか ...続きを読む

2018.10.06

フレイルによる転倒予防

フレイルとは、年齢とともに心身の機能や活力が低下し、周りの変化などに対応しにくくなる状態で、転びやすい状態といえます。 高齢の方が転んで骨折すると、入院などにより認知機能が低下したり、治って退院しても骨折を繰り返さないように外出を控えたりして心身の活動が低下するため、ますます転びやすくなり、悪循環を ...続きを読む