令和元年5月
会長挨拶 事業計画
 令和元年5月

会長挨拶 事業計画

 平成28年3月に我々執行部が発足して3年あまりが経過し、今年度で最後の年を迎えることになりました。
この1年間の地区医師会の会員の異動としては平成30年7月に奥村クリニック(奥村紀子先生)、10月に小林クリニック(小林豊樹先生)の2医療機関が新たに開業されました。
天理地区医師会としてはこれからも会員の先生方の協力を得ながら地域医療に貢献していきたいと存じます。
以下に平成31年度事業計画を紹介させていただきます。この事業計画に沿って地区医師会事業を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

平成31年度 事業計画

1. 在宅医療体制整備の推進、地域包括ケアシステムの構築
1) 在宅医療を希望される患者様に対して在宅医を決定する在宅医療相談窓口を地区医師会事務局に設置・運営しておりますが、この相談窓口はすでに定着しつつありますので、今年度もしっかり運営していきます。
2) ICTネットワークシステムを利用した多職種連携の推進について。
ICTネットワークシステムとしては現在、カナミックネットワークを使用しております。このシステムは在宅医療にとっては、なくてはならないものとなっております。今後は毎年のネットワークシステムの運用費の捻出など、これからも安心して使用できるように努めてまいります。
3) 在宅医療勉強会の開催は2019年6月29日、10月26日、2020年2月に従来通り開催していきます。
4) 天理市が作成を予定している「入退院調整ルールづくり会議」に協力します。これは天理市、各病院、ケアマネージャー、地域包括支援センター、医師会などが中心となり、入退院調整ルールを平成31年中に作成する予定です。この入退院調整ルールは医療と介護が連携を図ることにより、病院から地域へシームレスな在宅移行ができること、介護が必要な方が安心して病院への入退院と在宅医療ができる環境づくりを目的にしたものです。
5) 「まちかど相談室」への医療に関する相談に対応するために今年度も月別に担当医を決めています。
6) 地域ケア会議の開催についてですが、地域ケア会議は多職種の代表者が集まり包括ケアシステム構築のために天理市全体の方向性を話し合う会議ですが、昨年度は開催していませんので、今年度は開催することを市に要請していきます。
7) 地域包括支援センターが各地で開催しているサロン活動への協力としては、地域包括支援センターの依頼を受けた場合、医師会からサロンの講師を派遣していきます。
2. 病診連携協議会の開催については、今年度も地区医師会と各病院の代表の方々と意見交換を実施します。
3. 天理市市民公開講座は2019年7月28日(日)に「いつまでも住み慣れた地域で過ごすために~地域包括ケアシステムについて~」と題して講演会を実施する予定です。
4. 病診連携講演会の開催については 2019年8月31日(土)に開催する予定です。
5. 天理市立メディカルセンター介護予防教室「病気のいろは」に講師を派遣します。
6. 天理市防災訓練への参加
1) 天理市防災訓練、これは従来通りの小学校での訓練です。
2) 天理市災害救護班本部立ち上げ訓練、これは前年度から始まった天理市保健センターでの災害救護班本部の立ち上げ・運用の訓練です。
7. 会員研修会の開催については、従来通り、秋に開催する予定です。
8. さわやか会の開催は年間3回、うち1回は歯科医師会・薬剤師会との合同コンペを予定しております。
9. 特定健診、プチ健診、学校健診、学校安全衛生委員会、各種予防接種、介護認定審査会、県および保健所関係の会議への出席等を会員の協力を得て実施していきます。
10. 天理地区医師会ホームページを定期的に更新します。

                 天理地区医師会会長
                   鹿子木和彦

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