令和元年12月 | ![]() |
この1年間および会長職4年間を振り返って | |
今年1年間を振り返りますと、令和という新しい時代が始まり、先日はラグビー・ワールドカップで日本が大活躍するなど楽しい話題もありましたが、台風や異常気象による災害など大変な出来事もたくさんありました。来年は災害の少ない、良い年になって欲しいと思っております。天理地区医師会の事業としては天理市防災訓練への参加が日程の都合上、出来なかったこと以外は、概ね事業計画通りに実施できたと考えております。 さて、天理地区医師会にとって来年は大きな変化がある年となりますので、ここで報告させていただきます。 私は今まで2期、4年間を会長として務めさせていただきましたが、令和2年2月末で会長職の任期満了を迎えます。そこで、令和元年12月7日(土)臨時総会において協議した結果、次期会長は現在、副会長を務めておられる井上孝文先生に、副会長には鹿子木英毅先生と水口一三先生に新たに就任していただくことが決定しましたので、報告させていただきます。 私のこれまでのことを振り返りますと、友永会長時代に副会長に就任させていただき、その後、宮城会長時代にも副会長としてそれぞれ4年間、そして、今回、会長として4年間務めさせていただき、合わせて12年間の長きにわたって地区医師会の運営に携わることになりました。これまでの医師会運営においては、いろいろなことがありました。友永会長時代には新型豚インフルエンザの流行がありました。この時には「水際作戦」、「発熱外来」などの対策にも関わらず国内で新型インフルエンザが蔓延することになりました。そのために、新型インフルエンザ用のワクチンが急遽、作成されましたが、それをどのように各地区に配布するか、配布されたワクチンをどのように接種するかについての対応に苦労しました。また、配布されたワクチンが50人分用などの大人数用であり、接種することに苦労したことを思い出します。 宮城会長時代には東日本大震災を受けて防災意識が高まり、「天理地区医師会大規模災害時行動マニュアル」を作成し、天理市と「災害時における医療救護活動に関する協定書」を締結し、天理市の防災訓練にも参加させていただくようになりました。 また、在宅医療の充実のためにICTを利用した多職種連携のための「カナミックネットワークシステム」を天理市の補助を受けて導入し、今ではこのシステムは在宅医療における多職種連携になくてはならないものになっています。そのおかげで、天理地区の地域包括ケアシステムの構築が一層、進んだと思います。 私が、会長になった年は、現在の天理市立メディカルセンターが新しくオープンした年であり、天理市休日応急診療所が天理市立メディカルセンター2階に移転し、また、休日応急診療所の運営を委託されている医師会事務局も2階に転入するなどの大きな変化があり、対応に苦労しました。その他にも医師会運営においては、いろいろな事がありましたが、皆様方のご協力により何とか大きな問題もなく乗り越えることができたと感謝しております。この紙面をお借りしてお礼申し上げますとともに、次期執行部に対しても今まで通りのご支援・ご協力をいただくことをお願いして、私の「この1年間および会長職4年間を振り返って」の一文とさせていただきます。 天理地区医師会 会長 鹿子木和彦 |
|
このページのトップに戻る 医師会だよりの目次のページに戻る 天理地区医師会のトップページに戻る |