1. |
在宅医療体制整備事業(奈良県)の推進 |
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1) |
在宅医療相談窓口の整備およびその周知
前年度にICTシステムを利用した「かかりつけ医のいない在宅患者の受け入れ体制」を整備したので、それを推進していく。 |
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① |
天理地区医師会ホームページから「訪問診療開始依頼書」をダウンロードして地区医師会事務局にFAXで申し込む方式を周知する。 |
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② |
天理地区医師会医療機関マップを更新して、その中に在宅医療に関するページを作成する。その中で、天理地区医師会の在宅医療情報を紹介し、訪問診療開始依頼方法を記載したページを新設し、その中に「訪問診療開始依頼書」も加えてそれをコピーして申し込むことも可能とする。 |
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2) |
主治医、副主治医制度の充実
会員同士の在宅医療の協力体制の整備および天理よろづ相談所病院世話どりセンターの協力を得て在宅医療体制を強化していく。 |
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3) |
地域住民への啓蒙活動
地域包括支援センターと協力してサロン活動の中で住民向けの健康や在宅医療等に関する講演を医師会として担当する。講師依頼があれば医師会から講師を選定して派遣する。 |
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4) |
在宅医療バックアップ体制の活用
奈良東病院から提案のあった在宅療養後方支援病院の周知、活用を進める。
病院の協力を得て、レスパイト入院を整備する。 |
2. |
ICTシステムを活用した患者情報共有ネットワークの整備(天理市) |
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新規在宅患者の主治医探しだけでなく、既存の在宅患者情報を入力して「患者の部屋」を作成することにより、多職種による情報共有を図り連携を深める。
平成28年9月からの本格運営を目指して、多職種の担当者を招いて説明会を開催する。
これには天理市の協力のもと、「多職種連携システム運用先進地勉強会」、「多職種連携システム促進勉強会」を開催してICTを利用した患者情報共有ネットワークシステムを多職種方々の協力を得て導入していくこと、そして本格運用開始後も「多職種連携システム運用課題検討会」を定期的に開催することによりシステムを完成させていく。 |
3. |
地域ケア会議の開催 |
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1) |
多職種の代表者による天理市全体の方向性を決定する地域ケア会議(1~2回/年)を開催する。 |
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2) |
病診連携講演会 (平成28年8月27日) |
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① |
学術講演:褥瘡について(天理よろづ世話どりセンター 中村義徳先生) |
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② |
テーマに沿った困難事例の検討会、またはICTシステムの説明会 |
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3) |
在宅医療勉強会
従来、在宅医療委員会が開催していた症例検討会を定期的に6月、10月、2月の年間3回、定例会の後に文化センターまたは天理市立メディカルセンターで開催し、多職種の担当者の出席を募り多職種連携を深める場とする。 |
4. |
病診連携協議会 (平成28年7月開催予定) |
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医師会執行部と各病院代表者との間で開催して意見交換を図る。
医師会の在宅医療体制整備計画、ICTシステムについて説明し、協力を要請する。 |
5. |
市民公開講座 (平成28年8月7日) |
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糖尿病、糖尿病の食事療法、糖尿病と歯周病(天理よろづ相談所病院内分泌内科辻井部長先生、森川主任管理栄養士、歯科医師会歯科医師)をテーマに開催する。 |
6. |
地区医師会事務局の天理市立メディカルセンターへの移転 |
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天理市立休日応急診療所が平成28年4月より天理市立メディカルセンターに移転した。
医師会事務局も天理市立メディカルセンター内に移転予定である。天理市立休日応急診療所の業務について健康推進課から地区医師会事務局への円滑な委託を図る。 |
7. |
天理市立メディカルセンター介護予防教室「病気のいろは」について |
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天理市立メディカルセンター・地域ケア広場において開催される介護予防教室の中で病気にならない、悪化させないヒントを「病気のいろは」と題して医師会、歯科医師会、薬剤師会の3師会が順番に担当する。平成28年4月14日(松村雅彦先生)、7月14日(鹿子木和彦会長)、11月24日(宮城信行先生)、平成29年2月23日(宮城剛先生)の4回を地区医師会が担当する。 |
8. |
防災関係 |
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今年度も天理市防災訓練に参加し災害時の医療救護訓練を実施する。(平成28年11月5日)
天理市役所内に「災害救護本部」の立ち上げおよびその運営訓練の実施を提案する。
天理地区医師会大規模災害時医療救護マニュアルを完成させる。 |
9. |
特定健診、プチ健診、学校健診、学校安全衛生委員会、各種予防接種、介護認定審査会、県および保健所関連の会議への出席等を会員の協力を得て実施していく。 |