平成30年12月 | ![]() |
この一年を振り返って | |
今年は地震・台風など災害の多い一年でしたが、幸いにして奈良県は大きな被害にあうことなく過ぎ去ろうとしています。しかし、今後も災害に対する備えが必要であろうと考えております。 さて、今年も1年を終わるにあたって地区医師会の状況を報告させていただきます。 我々執行部は今年4月に下記の事業計画を立案し、それに従って医師会事業を進めてまいりましたので、簡単に報告させていただきます。 1. 在宅医療体制整備、地域包括ケアシステムの構築 1) 在宅医療相談窓口の運用 在宅医療を必要とされる方が、主治医探しで困ることがないように、地区医師会事務局に在宅医療相談窓口を設置しています。 2) ICTネットワークシステムを利用した在宅医療での多職種連携の推進 現在、地区医師会が使用しているICTネットワークシステム(カナミッククラウドサービス)は在宅医療における多職種連携に非常に有用であり、現在、在宅医療になくてはならないものとなっております。 3) 在宅医療勉強会の開催 平成30年2月24日、6月23日、10月27日に開催され、多職種の方々の参加をいただいて、症例検討を通じて活発に意見交換されています。 4) 「まちかど相談室」の相談業務への協力 毎月の医師会担当者を決めて、相談があれば対応できる体制を整えております。 5) サロン活動に対しての講師派遣 各地域で開催されているサロン活動に対して講師を派遣しています。 2. 病診連携協議会の開催 平成30年7月21日(土)地区医師会執行部と各病院代表者が集まり、それぞれの現状報告や色々な議題について協議しました。 3. 市民公開講座の開催 平成30年7月29日(日)天理市文化センター 「膝・腰の痛み」 天理よろづ相談所病院 整形外科部長 中山 富貴 先生 4. 病診連携講演会の開催 平成30年8月25日(土)ウエルカムハウス・コトブキ 第1部 「退院後の療養生活を安心して送るために ~在宅移行時の症例からの学び~」 医療法人宮城会 訪問看護ステーション みみずく 岩崎 道子 様 「夫婦それぞれの退院調整を通して ~ケアマネとの連携~」 在宅支援事業所ペンギンホーム ケアマネージャー 佐々木 ひとみ 様 「当科における退院前カンファレンスの実際」 天理よろづ相談所病院 神経内科 山中 治郎 先生 第2部 「 がん放射線治療の最前線 ‐陽子線治療による『がん完治』への挑戦‐ 」 高井病院 陽子線治療センター センター長 吉村 均 先生 5. 天理市立メディカルセンター介護予防教室「病気のいろは」への講師派遣 6. 天理市防災医訓練への参加 平成30年9月15日(土)天理市立前栽小学校において開催された天理市防災訓練に参加して、トリアージ訓練、医療救護所の設営、診察の訓練を実施しました。 7. 会員研修会の開催 平成30年11月18日京都方面で会員研修会を開催しました。 当日、天理市立メディカルセンター長の松村雅彦先生にNST(栄養サポートチーム)についての講演をしていただきました。 8. さわやか会の開催 平成30年4月15日、9月9日に開催しました。 9. 特定健診・プチ健診・学校健診・学校安全衛生委員会・各種予防接種・介護認定審査会・県および保健所関係の会議への出席等を会員の協力を得て実施しております。 この1年間、以上のような事業を会員、各種団体のご協力のもと実施することができました。これからも市民の方々の健康・福祉の増進が図れるように取り組んでまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 以上、簡単ではございますが、この1年を振り返って報告させていただきます。 天理地区医師会 会長 鹿子木和彦 |
|
このページのトップに戻る 医師会だよりの目次のページに戻る 天理地区医師会のトップページに戻る |