「高血圧治療のこつ」 元気に長生きのために
住友病院腎センター 坂口 勝彦
高血圧治療の目的は、いうまでもなく、脳・心・腎などの臓器障害の発症率を低下させ、また臓器障害の進行を抑制することです。
最近、種々の研究結果から、血圧を単に低下させるのみならず、より有効な治療法が存在し、それらの治療が勧められています。しかし、降圧治療は、あくまで臓器障害の予防治療であり、多くの場合患者様には自覚症状がありません。そのため、患者様が十分な治療を受けられるためには、患者様が治療の必要性を理解され且つ納得(理解と納得とは異なるものです)される事が肝要です。
種々の客観的データ―を提示させていただき、降圧治療に対する医師の心構えについても触れさせていただくよていです。
H.15.11.15 於美榛苑
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