透明度の高いフェイスシールド代用品の自作方法(中村義行理事のご子息が考案されました)

中村義行・奈良県医師会感染症担当理事のご子息・智行さんが100円ショップで購入できる材料を使って透明度が高く見やすいフェイスシールドの代用品を自作されたことが4月24日の奈良新聞に掲載されました。

 


令和2年4月24日 金曜日「奈良新聞」

医療従事者の「フェイスシールド」代用品
広陵在住の高校3年生  中村さんが考案

「作り方、参考にして」

 

清風高校(大阪市)の3年生、中村智行さん(17)=広陵町馬見南1丁目=が100円ショップなどで販売されている材料だけを使い、医療従事者が顔などを覆うフェイスシールドの代用品を作る方法を考案した。

父・義行さんが大和高田市大谷で医院を開業しており、医療用の防護具が不足していることを聞き「何か役に立てれば」と考えたという。
義行さんによると、医療用の防護具は全般に注文しても入ってこない状態が続いているという。

100円ショップでも手に入るB4サイズの透明プラ板を横向きにし、底辺部分の角をはさみなどで丸く切った後、事務用のクリップで女性が頭につけるカチューシャに上側を3~4ヵ所、挟んで取り付けるだけで完成する。カチューシャも100円ショップなどにプラスチック製のものがあり、幅の広いものが使いやすいらしい。

義行さんが実際に診察に使い、「何の問題もなかった。クリアファイルを使う方法が紹介されていることもあるが、それよりも透明度が高く、見やすい」と高く評価する。接合部をクリップで止めているため、「分解して拭いたり消毒するのも簡単。材料だけを手元に置いておけは、場所も取らず、すぐに組み立てることができる」と思わぬ利点もあった。

智行さんは「父がホームセンターなどで代用になるものを探していた。ほかにも困っている医療関係者がいると思うので、作り方を参考にしてほしい」と話している。

 

 


 

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