奈良県医師会では、県民のみなさまに病気の予防法や治療法などを分かりやすくご提供するために、毎月第1・第3木曜日の奈良新聞に、会員医師が執筆した健康啓発記事を掲載しています。
みなさまの健康づくりにお役立てください。
※掲載記事の二次利用にあたっては、事前に下記までご連絡ください。
●奈良県医師会事務局 TEL 0744-22-8502
2024.09.20
こども一人の人格をもった人間としてみる
奈良県医師会 本木隆規 こども家庭庁が2023年4月に発足し1年が経ちました。本年度6月に「日本版DBS(こども性暴力防止)法」、ヤングケアラー支援を強化した「改正子ども・若者育成支援推進法」が制定されました。 1つ目の ...続きを読む
2024.08.02
睡眠時無呼吸症候群とは
奈良県医師会 増田大徳 「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、「睡眠中に呼吸が一時的に停止する状態」を指します。この状態は10秒以上続く場合が多く、一晩に数十回から数百回も発生することがあります。これにより、十分な睡眠が取 ...続きを読む
2024.07.19
自己免疫疾患編② ―全身性エリテマトーデス(SLE)はどんな病気?―
奈良県医師会 赤井 靖宏 「全身性エリテマトーデス(SLE)」は、わが国で6~10万人の方が患っているといわれている自己免疫疾患(「膠原(こうげん)病」とも言われます)の代表的病気です。この病気は20~40歳台の女性に発 ...続きを読む
2024.07.05
自己免疫疾患編① ―関節リウマチはどんな病気?―
奈良県医師会 赤井靖宏 「関節リウマチ」は、わが国で80万人以上の方が患っており、慢性的に関節が傷害される病気です。30~50歳台の女性に多く起こり、関節の痛みや腫(は)れだけではなく、疲れやすさや微熱などの症状を伴った ...続きを読む
2024.06.20
診療報酬が改定になるとはどういうこと?
奈良県医師会 笠原 仁 この4月には薬価、6月からは診療報酬が変わりました。今回はこの診療報酬についてお話ししたいと思います。 診療報酬とは、2月1日掲載の本欄『日本の医療保険制度について』でお話しした公的医療保険制度に ...続きを読む
2024.06.07
「痛風」にならないために
奈良県医師会 中垣公男 「痛風」とは、関節に尿酸の結晶がたまり、関節に激しい痛みが出る病気です。「風が吹いただけで痛みがでるくらい痛い」とのことで、「痛風」と名付けられました。 痛風の患者は国内には約60~70万人いる ...続きを読む
2024.05.17
下肢静脈瘤は治療できます
奈良県医師会 石川千紗都 足のふくらはぎなどに「静脈瘤(りゅう)」というボコボコした血管が浮き出ている方はいませんか? 「下肢(かし)静脈瘤」は以前は「命に関わらない病気なので、そのままでいい」と言われていました。 しか ...続きを読む
2024.05.02
検尿で分かる健康状態や病気
奈良県医師会 前田純宏 健康診断では血液検査が重要ですが、採血は、痛みや、細い血管の方は苦労があり、気が重い方もいらっしゃると思います。検尿は日常の行動(?)を検査に出すだけです。多くの情報が分かる優秀な検査ですので、役 ...続きを読む
2024.04.19
カフェインの摂り過ぎに注意しましょう
奈良県医師会 溝上晴久 コーヒーに多く含まれていることで知られている「カフェイン」ですが、コーヒー以外の飲食物にも含まれています。 カフェインには、神経を鎮静させるアデノシンの作用を阻害することにより、神経を興奮状態とす ...続きを読む
2024.04.05
高血圧には減塩とカリウム摂取を
奈良県医師会 山本忠彦 数年前から高血圧は、「収縮期血圧 130mmHg、拡張期血圧 80mmHg 以上が持続すること」と定義されるようになり、血圧を下げる目標値も年齢や疾患の有無で多少の差はあるものの、おおむねこれら以 ...続きを読む