2024.09.06

ばね指

奈良県医師会 瀬戸靖史 「ばね指」とは、手を広げようとした時に、一部の指だけがスムーズに伸びきらず、途中で引っ掛かりばねのように弾けて伸びる現象で、腱鞘(けんしょう)炎の悪化した状態です。 指を曲げ伸ばしする動作は、腕の ...続きを読む

2024.06.07

「痛風」にならないために

奈良県医師会 中垣公男  「痛風」とは、関節に尿酸の結晶がたまり、関節に激しい痛みが出る病気です。「風が吹いただけで痛みがでるくらい痛い」とのことで、「痛風」と名付けられました。 痛風の患者は国内には約60~70万人いる ...続きを読む

2023.12.08

湿布を正しく使えていますか?

奈良県医師会 米田正名 打ち身や腰の痛みがある時などに湿布を使用される方が多いと思います。手軽に使えて便利な湿布薬ですが、正しく使えているでしょうか?   【痛いときは冷やした方が良い?温めた方が良い?】 病院 ...続きを読む

2023.06.16

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

奈良県医師会 中垣公男 この病気は、年齢とともに固くなってきた肘(ひじ)の外側の筋肉、短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん=上腕の骨と指の骨をつなぐ筋肉)が、上腕の骨に付着している部位(起始部)で障害されて生じま ...続きを読む

2022.11.04

手根管症候群

奈良県医師会 中垣公男 手根管(しゅこんかん)症候群とは神経が手首で圧迫され、指がしびれる状態です。 はじめは人差し指、中指にしびれ、痛みが出ますが、時間が経つと親指から薬指もしびれます。このしびれ、痛みは早朝に強いです ...続きを読む

2022.06.03

足底腱膜炎

奈良県医師会 中垣公男 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、足の指の付け根から踵(かかと)まで、足の裏に膜のように張っている腱組織に炎症が起き、小さな断裂を起こして痛みをもたらす病気です(図)。 主に中高年者に発症し ...続きを読む

2021.10.21

変形性膝関節症治療の治療指針

奈良県医師会 中垣公男 変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などにより膝の軟骨やクッションの働きをする半月板が破れ、痛みを伴う病気です。国際変形性関節症学会の治療ガイドラインは「推奨度」で分類されています。Aは「行うよ ...続きを読む

2021.07.02

腰痛の対処法

奈良県医師会 中垣公男 日本で腰痛の人は約3000万人いると推計されています。原因が特定できる腰痛は全体の約15%で、残りの約85%は原因がわからない腰痛です。原因を特定できる腰痛のうち、腰痛全体の約10%を占めるのが、 ...続きを読む

2021.03.18

あなたの肩こりの原因は?

奈良県医師会 酒本佳洋 2019年の国民生活基礎調査によりますと、皆様の様々な自覚症状のうち、『肩こり』の有訴者率は男性で第2位、女性では第1位となっています。パソコンやスマートフォンを手放すことができない現代社会におい ...続きを読む

2020.11.05

漢方薬について

奈良県医師会 中垣公男   「漢方薬」は天然に存在する生薬(しょうやく)の組み合わせで出来ており、自然治癒力を高め、体調を整えます。一般的な医療現場で使用される漢方薬のほとんどは、エキス顆粒剤(かりゅうざい)( ...続きを読む

2020.07.02

肩腱板断裂(かたけんばんだんれつ)

奈良県医師会 中垣公男 肩腱板は上腕骨頭(じょうわんこっとう)という腕の骨の上部分と肩甲骨(けんこうこつ)をつないでいる腱です。肩甲下筋(けんこうかきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょ ...続きを読む

2018.04.10

なぜ人間は痛風になる?

県医師会 赤井 靖宏  痛風は足の親趾関節によく起きる関節炎です。痛風になって痛みに苦しまれた方も多いのではないでしょうか。痛風は「尿酸」という物質が引き起こすこことは御存知と思います。痛風はどんな動物でもなるのでしょう ...続きを読む

2014.04.17

肩関節周囲炎(五十肩)と肩腱板断裂

県医師会 仲川 喜之  肩関節周囲炎(五十肩)と肩腱板断裂は、ともに40歳以上の中高年に多くみられ、肩の動きが制限され、肩を動かすと痛みが強くなり、特に夜間に痛みが増強するというよく似た症状を有しています。  また日常頻 ...続きを読む

2014.04.07

筋肉リウマチ

奈良県医師会 赤井 靖宏  関節リウマチはいろいろな関節が炎症を起こして腫(は)れたり、痛んだりする病気です。関節リウマチは聞いたことあるけど、「筋肉リウマチ」は聞いたことないなあ、そんな方がほとんどだと思います。  「 ...続きを読む

2013.12.20

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

奈良県医師会 鹿子木 英毅  ロコモティブシンドローム、略して”ロコモ”。一般の方にはまだなじみのない言葉かもしれません。筋肉や骨、関節などの運動器官の障害によって介護が必要な状態、あるいはその一歩手前の状態になってしま ...続きを読む

2013.11.22

痛風・高尿酸血症

奈良県医師会 久保 良一  生活習慣の欧米化やアルコール摂取の増加により、むかしは稀な病気であった痛風が増加し、今では一般的な病気となっています。  痛風とは、血液中に尿酸と呼ばれる成分が多くなり、その尿酸が針状の結晶と ...続きを読む

2012.10.18

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

奈良県医師会 勝井 建彦  高齢者社会となり老人が増多し、それに伴い骨粗鬆症の患者さんが増加の一途をたどり、現在1200万人いると報告されています。  骨粗鬆症とは、骨が粗くなり、スカスカになった状態の事を言います。65 ...続きを読む

2012.07.18

膠原病の初期症状

奈良県医師会 竹川 隆 人の体の細胞を支えている「膠原線維(こうげんせんい)」というところに、主に炎症性の病変(発赤・発熱・疼痛・腫脹)が見られる病気をまとめて「膠原病」と名付けています。「膠原線維」とは、細胞と細胞を結 ...続きを読む

2012.07.11

ストレッチ

奈良県医師会 亀田 光二 ストレッチは、筋肉や筋(すじ)を伸ばすことによって、筋肉や関節の状態を良くするための運動です。 筋肉を伸ばすことによって筋肉の緊張が取り除かれ、血液の流れが良くなり、また、筋(すじ)がやわらかく ...続きを読む

2012.07.11

痛風について

奈良県医師会 勝井 建彦 痛風は、生活習慣病の一つです。以前は中年の病気とされていましたが、最近は飽食時代のため、若年者にも多くみられるようになりました。 プリン体という物質がもとになり、細胞の新陳代謝やエネルギーの消費 ...続きを読む

2012.07.11

膠原病は怖くない

奈良県医師会 赤井 靖宏 膠原病という病気をお聞きになったことがおありですか? 膠原病という名前を聞くとすぐに、原因不明で治療法のない「難病」というイメージが頭に浮かぶかもしれません。膠原病は免疫機能の異常により身体の複 ...続きを読む

2012.07.09

関節リウマチの新たな治療法

奈良県医師会 赤井 靖宏  関節リウマチは、手指を中心とした関節に炎症が起こり、放置すると関節変形などを引き起こす病気です。わが国では、約60万人の関節リウマチ患者さんがいると推定されています。  つい最近まで、関節リウ ...続きを読む

2012.07.09

関節リウマチは関節だけの病気ではありません

奈良県医師会 赤井 靖宏  関節リウマチは、その名が示すとおり、関節で炎症が起こり、放置すると関節が破壊される病気です。しかし、関節だけの病気ではないことをご存じでしょうか? 実は、関節リウマチは、たくさんの臓器に変化を ...続きを読む