2024.09.06

ばね指

奈良県医師会 瀬戸靖史 「ばね指」とは、手を広げようとした時に、一部の指だけがスムーズに伸びきらず、途中で引っ掛かりばねのように弾けて伸びる現象で、腱鞘(けんしょう)炎の悪化した状態です。 指を曲げ伸ばしする動作は、腕の ...続きを読む

2024.03.22

外頸骨障害

奈良県医師会 瀬戸靖史 外脛骨(がいけいこつ)とは、足の内側、内くるぶしのやや下方に認める過剰骨(一部の人にある余分な骨)で、約15%の人に認められます。多くの方は、骨が出っ張っているだけで痛みもなく無症状で、窮屈な靴を ...続きを読む

2024.01.19

頸椎椎間板ヘルニア

奈良県医師会 中垣公男 (症状) 首や背部の痛みが主な症状ですが、進行すると上肢(し)のしびれや痛みがでて手や足の動きも悪くなることがあります。   (病態) 首の骨と骨の間にはクッションの役割をもつ椎間板(つ ...続きを読む

2023.12.08

湿布を正しく使えていますか?

奈良県医師会 米田正名 打ち身や腰の痛みがある時などに湿布を使用される方が多いと思います。手軽に使えて便利な湿布薬ですが、正しく使えているでしょうか?   【痛いときは冷やした方が良い?温めた方が良い?】 病院 ...続きを読む

2023.10.20

舟状骨骨折

奈良県医師会 瀬戸靖史 舟状骨(しゅうじょうこつ)は、手首の親指側にある小さな骨です。ここの骨折は見つかりにくく、また治りにくい厄介な骨です。 スポーツや交通事故などで後ろ向きに転倒して、手をついたときに起こりやすい骨折 ...続きを読む

2023.06.16

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

奈良県医師会 中垣公男 この病気は、年齢とともに固くなってきた肘(ひじ)の外側の筋肉、短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん=上腕の骨と指の骨をつなぐ筋肉)が、上腕の骨に付着している部位(起始部)で障害されて生じま ...続きを読む

2022.11.18

脊椎椎体骨折

奈良県医師会 瀬戸靖史 背骨の椎体と言われる部分(体を支える大切な部分)の骨折で、前方部分が潰れくさび形に折れることが多く「圧迫骨折」とも呼ばれます。 骨粗鬆症が原因となっていることが多く、高齢女性の比較的軽い外傷(尻も ...続きを読む

2022.06.03

足底腱膜炎

奈良県医師会 中垣公男 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、足の指の付け根から踵(かかと)まで、足の裏に膜のように張っている腱組織に炎症が起き、小さな断裂を起こして痛みをもたらす病気です(図)。 主に中高年者に発症し ...続きを読む

2020.07.02

肩腱板断裂(かたけんばんだんれつ)

奈良県医師会 中垣公男 肩腱板は上腕骨頭(じょうわんこっとう)という腕の骨の上部分と肩甲骨(けんこうこつ)をつないでいる腱です。肩甲下筋(けんこうかきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょ ...続きを読む

2020.03.05

フレイルを予防しましょう

奈良県医師会 井上孝文   皆さんは年をとるにつれて、「外出の機会が以前より減った」「おいしいものが食べられなくなった」「活動的ではなくなった」と感じることはありませんか?そのような方は、もしかすると「フレイル ...続きを読む

2019.03.29

スキン・テア

スキン・テアとは摩擦やズレなどの外からの力(外力)によって、皮膚が裂けてできる裂傷で、皮膚の表面(表皮)から少し深いところ(真皮)までのキズのことをいいます。療養中の高齢者の手や腕に、赤黒く黒ずんだ皮下出血や薄皮が剥がれ ...続きを読む

2017.03.17

元気で長生き、延ばそう健康寿命!

  奈良県医師会    竹田 洋祐    日本人の平均寿命は、男性80才、女性86才となり、世界最高水準の長寿国といえます。また、高齢者(65才以上)の比率は26・7%と初めて4人に1人を超え、まさし ...続きを読む

2016.07.08

キズの手当の基本 その2

県医師会   岩井 佐代子  前回(6月16日)に引き続き、キズの手当てのお話です。ケガをしたら「まず消毒」「とにかく消毒」と思いがちですが、消毒のしすぎもよくないことがあります。  一般によく使われる市販の消毒薬は、殺 ...続きを読む

2016.06.17

キズの手当の基本 その1

奈良県医師会 岩井 佐代子  ラムズイヤーという 植物をご存じでしょうか?  Ramb’s ear ― 名前のごとく、子羊の耳のような形の葉っぱが魅力的なハーブです。西洋では昔(今でも?)キズをこの葉っぱで覆 ...続きを読む

2015.02.27

初期治療、受診

奈良県医師会 波江野 善昭   外来診察をしていると、受傷した後しばらく放置してからや、反対に発病してからすぐに受診される方が目立ちます。また、夜間の応急診療所では、発熱して2 時間位しか経過していないにも関わらず、でも ...続きを読む

2013.09.25

骨粗しょう症治療を コツコツ続けましょう

奈良県医師会 岩井 務  高齢化に伴い、日本の骨粗しょう症の患者さんは年々増加し、その数は現在約1280万人と推測されています。しかし、そのうち治療を受けている患者さんは20%程度と言われています。骨粗しょう症になってい ...続きを読む

2012.10.18

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

奈良県医師会 勝井 建彦  高齢者社会となり老人が増多し、それに伴い骨粗鬆症の患者さんが増加の一途をたどり、現在1200万人いると報告されています。  骨粗鬆症とは、骨が粗くなり、スカスカになった状態の事を言います。65 ...続きを読む

2012.07.11

ストレッチ

奈良県医師会 亀田 光二 ストレッチは、筋肉や筋(すじ)を伸ばすことによって、筋肉や関節の状態を良くするための運動です。 筋肉を伸ばすことによって筋肉の緊張が取り除かれ、血液の流れが良くなり、また、筋(すじ)がやわらかく ...続きを読む

2012.07.11

生活環境と子どもの事故

奈良県医師会 澤井 遵 めざましい医学の進歩により、子どもの死亡数は減少しました。しかし、子どもの事故による死亡率の低下は、疾病による低下ほど著明ではなく、さらに、実際に発生する事故は、ほとんど減少していません。そこで、 ...続きを読む

2012.07.11

傷の消毒はやめましょう

奈良県医師会 山本 忠彦 これまで、常識と考えられていたことが見直される事は、世の中によくある話で、それは医学の世界でも例外ではありません。けがや火傷(やけど)をすると、消毒をしてガーゼをあて乾燥させることは、これまで傷 ...続きを読む

2012.07.11

子どもの頭部打撲について

奈良県医師会 道野 博史 今回は、子どもの外傷で患者さんから質問の多い頭部打撲についてお話しします。 乳幼児は、体の割に頭が大きいので、転んだときに手で受け身をしにくく頭を打ちやすいこと、また、大人と比べて頭自体がやわら ...続きを読む

2012.07.11

骨粗鬆症と女性ホルモン

奈良県医師会 三橋 仁美 高齢化社会を迎え、骨折が原因で寝たきりになる人が増えています。わが国の骨粗しょう症の患者数は1千万人以上もいるとされ、男女比では圧倒的に女性に多いのが現状です。65歳以上の女性のほとんどに骨量の ...続きを読む

2012.07.11

大腿骨近位部骨折

奈良県医師会 門野 文彦 高齢になった方が足もとをすくわれて転び、痛みで起きあがれない時、大腿骨(だいたいこつ・太ももの骨)が股(こ)関節のところで折れていることがあります。これを「大腿骨近位部(きんいぶ)骨折」と呼びま ...続きを読む

2012.07.11

大丈夫ですか 骨の健康

奈良県医師会 酒井 啓 骨粗鬆(そしょう)症は、骨の量が減って骨の内部がスカスカに変わってしまい、骨折を起こしやすくなった状態です。 高齢者の骨折は寝たきりになる原因の上位で、寝たきりは肺炎など生命に関わる合併症を起こし ...続きを読む

2012.07.11

突き指

奈良県医師会 亀田 光二 ボールが当たるなどして受傷(じゅしょう)する突き指は、もっともありふれたけがの一つです。よく「突き指ぐらいで病院なんて大げさな」、「いや突き指を馬鹿にしてはいけない」などと言われますが、どちらが ...続きを読む

2012.06.18

高齢者の骨折

奈良県医師会 岩井 誠  日本は、世界に誇る保険制度と充実した医療のおかげで長寿社会を維持しています。その反面、高齢化社会としてのいろいろな問題を抱えるようになりました。  そのひとつ、「寝たきり」の原因として第1位の脳 ...続きを読む