2024.12.06

お酒は百薬の長?

奈良県医師会 中谷敏也 お酒は昔から「百薬の長」と呼ばれ、適度な飲酒はリラックス効果や社交の場での楽しみとして親しまれています。しかし、飲み過ぎると健康を害し、病気の原因となることもあるため、どのようにお酒を楽しむかはと ...続きを読む

2024.10.18

ロボット支援下手術

奈良県医師会 久下博之 「ロボット支援下手術」は、外科医が手術ロボットシステムを操作して患者さんに外科手術を行う方法です。患者さんに直接触れる「ペイシェントカート」、術者が操作する「サージョンコンソール」、電気メスなどを ...続きを読む

2024.08.16

熱中症

奈良県医師会 松村榮久 ■熱中症とは:暑い環境に適応できず、体調を悪くすることです。二つのタイプがあります。 一つは、高温環境下での運動や労作で発症し、炎天下でのスポーツ、草刈り、畑仕事が典型的です。 もう一つは、冷房の ...続きを読む

2024.06.07

「痛風」にならないために

奈良県医師会 中垣公男  「痛風」とは、関節に尿酸の結晶がたまり、関節に激しい痛みが出る病気です。「風が吹いただけで痛みがでるくらい痛い」とのことで、「痛風」と名付けられました。 痛風の患者は国内には約60~70万人いる ...続きを読む

2024.05.02

検尿で分かる健康状態や病気

奈良県医師会 前田純宏 健康診断では血液検査が重要ですが、採血は、痛みや、細い血管の方は苦労があり、気が重い方もいらっしゃると思います。検尿は日常の行動(?)を検査に出すだけです。多くの情報が分かる優秀な検査ですので、役 ...続きを読む

2024.04.05

高血圧には減塩とカリウム摂取を

奈良県医師会 山本忠彦 数年前から高血圧は、「収縮期血圧 130mmHg、拡張期血圧 80mmHg 以上が持続すること」と定義されるようになり、血圧を下げる目標値も年齢や疾患の有無で多少の差はあるものの、おおむねこれら以 ...続きを読む

2023.04.21

泌尿器科を知っていますか?

奈良県医師会 植月祐次 「血圧が高いので内科を受診する」「骨折したので整形外科」「妊娠したので産婦人科」―皆さんが病院を受診するときに、どの科を受診するか迷うこともあるかと思います。 最近では「インターネットで症状を検索 ...続きを読む

2023.03.17

eGFRとは

奈良県医師会 山下圭造 健康診断や人間ドックの結果、テレビのCMなどで「eGFR」という言葉を見たり、聞いたりしたことがあるでしょうか。 最近ITやDXなど、やたらアルファベットを並べたような略語が増えて、拒絶反応を感じ ...続きを読む

2023.01.20

前立腺とPSA

奈良県医師会 前田純宏 ①前立腺とは 男性だけにある臓器で、膀胱の出口で尿道を取り囲んでおり、大きくなると尿道を圧迫して排尿に異常を来すことがあります。前立腺液といわれる精液の一部を作っており、精子を保護したり、栄養を与 ...続きを読む

2022.12.02

脂肪肝、放っておいて大丈夫?

奈良県医師会 溝上晴久 人間ドックや健康診断を受けて、「脂肪肝」と言われたことがありませんか? 近年増加傾向にあり、日本人では男性の32~41%、女性の9~18%の方が脂肪肝といわれています。 ところがそう診断されても「 ...続きを読む

2021.09.03

むくみ

奈良県医師会 水野崇志 むくみは、浮腫(ふしゅ)とも言って皮膚の下に水分が余分にたまっている状態のことです。一般的には足のすねを指で押して戻る具合で、むくみの有無を判定します。むくみがあると慌てる方もおられますが、病気以 ...続きを読む

2021.07.16

膀胱炎はなぜ再発するのでしょうか

奈良県医師会 植月祐次 皆様の中にも膀胱炎になったことがある方は大変多いと思います。膀胱炎は主に細菌感染によるもので、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿の濁り、血尿などの症状を特徴とする病気です。女性によくみられ、年に何度も ...続きを読む

2020.12.18

多発性のう胞腎をご存知ですか?

奈良県医師会 赤井靖宏 みなさんの中に、血のつながった身内に腎臓が悪い人が多い、透析を受けている人が多い、あるいはくも膜下出血が多いという方はおられませんか?このような場合は、「多発性のう胞腎」という病気を考える必要があ ...続きを読む

2019.07.18

胆のう結石は経過を見ましよう

奈良県医師会 久保良一 肝臓で作られた胆汁は、肝臓の中の胆管に集められ、そして総胆管と言われる管を介して十二指腸に排出されます。右上腹部にある胆のうは、消化を助ける胆汁を濃縮し、貯蔵する袋状の消化器の臓器です。胆汁に含ま ...続きを読む

2018.03.16

アルコール性肝障害

県医師会 増井 一弘  春は歓送迎会やお花見など飲酒の機会がふえる時期ですが、皆様の体調はいかがでしょうか? アルコールは少量では肝臓を傷めることは少ないですが、日本酒換算で1日3合・ビール大ビン3本・ウイスキーシングル ...続きを読む

2017.02.20

肥満は万病のもと

  県医師会    赤井 靖宏  わが国では肥満が増えています。特に男性では戦後から一貫して肥満度が上昇しています。みなさんはいかがですか? 「年を取るにつれてお腹がでてきた」という方も多いのではないでしょうか?  最近 ...続きを読む

2017.02.03

糖尿病重症化予防プログラム

県医師会    赤井 靖宏  糖尿病患者数は、この50年間で50倍以上に増え、糖尿病はいまや誰もがかかりうる「国民病」です。  糖尿病は血糖値が上がる病気ですが、血糖が上がって命を失うことはめったにありません。糖尿病患者 ...続きを読む

2016.12.16

ペットボトル症候群

県医師会   井上 孝文  のどが渇いた時の飲み物の味は格別ですね! 皆さんは、のどが渇いた時に何を飲まれますか? 昨今は自動販売機やコンビニがいたるところにあり、ペットボトルの飲料が広く普及していますので、いつでもどこ ...続きを読む

2016.10.07

B型肝炎ワクチンが定期接種になりました

県医師会     清益 功浩  肝臓(かんぞう)に炎症を起こすウイルスは現在、A型、B型、C型、D型、E型があり、B型肝炎とは、B型肝炎ウイルスによって起こす肝炎です。主に血液や体液などを介して感染します。感染すると、約 ...続きを読む

2016.08.19

異型狭心症(いけいきょうしんしょう)

県医師会  植山  正邦  心臓の表面にある3本の冠動脈と呼ばれる血管が心臓の筋肉に酸素と栄養を供給しています。高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、高尿酸血症、肥満といったメタボリックシンドロームや、喫煙、加齢、慢性の ...続きを読む

2016.02.08

脂肪肝

奈良県医師会 七浦 高志  肝臓には正常な人でも少量の脂肪が含まれていますが、その脂肪、特に中性脂肪が肝臓に過剰蓄積した状態を脂肪肝といいます。脂肪肝と聞くと、それほど怖い病気ではないと思う方も多いと思いますが、放置して ...続きを読む

2015.11.06

糖尿病合併症を防ぎましょう

奈良県医師会 赤井 靖宏  糖尿病は、体内で分泌されるインスリンが不足するか、その作用が障害されて、血液中の糖分(血糖)が増加する病気です。糖尿病は、血糖が高いことよりも、高い血糖値が全身の血管を悪くして臓器障害を起こす ...続きを読む

2015.10.02

結核 ― 過去の病気ではありません ― 

奈良県医師会  鹿子木 英毅  結核は結核菌が体の中に入り増えることで起こる感染症です。空気感染により人から人に伝染しますが、結核菌に感染しても必ず発病するわけではありません。人によっては感染してから何十年も経ってから発 ...続きを読む

2015.09.04

仮面高血圧

奈良県医師会  植山 正邦  「白衣高血圧」という言葉はどこかで耳にされたことのある方は多いと思います。白衣高血圧は、日常生活では正常血圧ですが、診療所や健診で医師や看護師によって測られた血圧が高血圧を示す現象のことです ...続きを読む

2015.05.22

多発性のう胞腎

奈良県医師会  赤井 靖宏  皆さんの中に、腎臓が悪いと言われ、さらに身内に腎臓が悪い人が多いという方はおられませんか?このような方は「多発性のう胞腎」という病気になっているかもしれません。この病気は腎臓にのう胞という袋 ...続きを読む

2015.04.03

新しいC型肝炎治療について

奈良県医師会 塚本 昇  C型肝炎治療は日進月歩で進んでいます。以前はPEGインターフェロンとリバビリンという抗ウイルス薬の併用治療が主流でしたが、この治療に加えてC型肝炎遺伝子に直接作用するプロテアーゼインヒビターを加 ...続きを読む

2014.05.16

肝炎にも色々な原因があるのをご存じですか?

奈良県医師会 村井 孝行  肝炎といっても色々な原因があり、①ウイルス感染によるもの ②薬剤によるもの ③アルコールによるもの に大きくわかれます。  ①はウイルス性肝炎で、現在、ウイルスの種類によりA〜F、TT型の7種 ...続きを読む

2014.03.25

慢性腎臓病(CKD)とは?

奈良県医師会 赤井 靖宏  皆さんは、CKDという病気をご存知ですか? CKDとは「慢性腎臓病」のことです。  「腎臓病」と聞くと「糖尿病で腎臓が悪くなって」とか「健診で尿にたんぱくがおりて」などを思われるかも知れません ...続きを読む

2014.03.25

尿中微量アルブミン検査

奈良県医師会 赤井 靖宏  「尿中微量アルブミン検査」をご存じですか? この検査は糖尿病を患っておられる方が年に1―2回は受けていただく必要がある検査です。  糖尿病患者数は、わが国で増加し続けています。糖尿病が腎臓(じ ...続きを読む

2013.11.22

痛風・高尿酸血症

奈良県医師会 久保 良一  生活習慣の欧米化やアルコール摂取の増加により、むかしは稀な病気であった痛風が増加し、今では一般的な病気となっています。  痛風とは、血液中に尿酸と呼ばれる成分が多くなり、その尿酸が針状の結晶と ...続きを読む

2013.10.04

頻尿(ひんにょう)

奈良県医師会 吉江 貫  1日の正常尿量は概ね1500mlで、膀胱(ぼうこう)にたまる尿量が300mlで尿意を感じます。通常、夜間は腎臓(じんぞう)が尿を作らないように、脳下垂体(のうかすいたい)から抗利尿ホルモンが分泌 ...続きを読む

2013.06.21

熱中症にご注意ください!

奈良県医師会  熱中症は、暑い環境に長時間さらされることで体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調整機能が適切に働かなくなる障害の総称です。熱中症になると、体内に熱がたまり、めまい、大量の発汗、吐き気、頭痛、筋肉痛 ...続きを読む

2013.06.07

前立腺肥大症と前立腺癌

奈良県医師会 吉江 貫  前立腺は男性だけにある臓器で、大きさは栗の実大で膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいます。みかんのような層構造をしていて、被膜付近の外腺(みかんの皮にあたる部分)と、尿道のまわりの内腺(みかんの実 ...続きを読む

2012.07.18

膠原病の初期症状

奈良県医師会 竹川 隆 人の体の細胞を支えている「膠原線維(こうげんせんい)」というところに、主に炎症性の病変(発赤・発熱・疼痛・腫脹)が見られる病気をまとめて「膠原病」と名付けています。「膠原線維」とは、細胞と細胞を結 ...続きを読む

2012.07.11

アルコール性肝障害

奈良県医師会 石井 禎暢 アルコール性肝障害とは、飲酒により肝臓の障害が生じることです。最近、アルコールの消費量の増加に伴い、アルコール性肝障害も増加しています。全肝臓疾患の中でアルコール性肝障害は1割とも言われています ...続きを読む

2012.07.11

脂肪肝から肝臓がん?

奈良県医師会 石井 禎暢 脂肪肝は、国民の3人に1人にかかっていると言われる生活習慣病の一つです。最近では、脂肪肝と診断される人が急速に増えており、成人男性の10%、女性の3%にみられます。 日本人は、別名「節約遺伝子」 ...続きを読む

2012.07.11

単孔式腹腔鏡下胆のう摘出術について

奈良県医師会 岡村 隆仁 「傷跡の残らない手術」と言えば、まるで心霊手術のようですが、現代の医学は様々なことを可能にしてきました。「単孔式腹腔鏡下胆のう摘出術」とは、臍(へそ)を縦に切り開いて、そこからカメラや機器を挿入 ...続きを読む

2012.07.11

夜尿症の日常生活の注意点

奈良県医師会 澤井 遵 夜尿症とは、夜間睡眠中に無意識のうちに排尿することです。幼児期の夜尿症は生理的な夜尿症であるため、全く心配は要りません。5~6歳を過ぎてもなお続くものが、生活指導や治療の対象になります。夜尿症の日 ...続きを読む

2012.07.11

膠原病は怖くない

奈良県医師会 赤井 靖宏 膠原病という病気をお聞きになったことがおありですか? 膠原病という名前を聞くとすぐに、原因不明で治療法のない「難病」というイメージが頭に浮かぶかもしれません。膠原病は免疫機能の異常により身体の複 ...続きを読む

2012.07.09

尿にたんぱくが出ていると言われたら…

奈良県医師会 赤井 靖宏  学校の検診、会社の検診、特定健診などで尿検査を受けた場合に、尿たんぱくが陽性という結果が返ってくる場合があります。  皆さんは、このような場合にどうされるでしょうか? 「症状もないし、別にいい ...続きを読む

2012.07.09

関節リウマチは関節だけの病気ではありません

奈良県医師会 赤井 靖宏  関節リウマチは、その名が示すとおり、関節で炎症が起こり、放置すると関節が破壊される病気です。しかし、関節だけの病気ではないことをご存じでしょうか? 実は、関節リウマチは、たくさんの臓器に変化を ...続きを読む