2024.02.16
その咳止め、本当に必要ですか?
奈良県医師会 山本忠彦 インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、咳(せき)止め薬の使用が増えて、医療機関で薬が不足し処方しにくい状態が続いています。咳の原因の診断をおろそかにして、重症軽症に関わらず、安直に ...続きを読む
2024.02.16
奈良県医師会 山本忠彦 インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、咳(せき)止め薬の使用が増えて、医療機関で薬が不足し処方しにくい状態が続いています。咳の原因の診断をおろそかにして、重症軽症に関わらず、安直に ...続きを読む
2023.11.17
奈良県医師会 宇野健司 12月1日は「世界エイズデー」であり、街中で“レッドリボン”が多くの場所で見られます。皆さんも“レッドリボン”を探してみてください。 “レッドリボン”がエイズ(HIV)のために使われ始めたのは、ア ...続きを読む
2023.05.19
奈良県医師会 水野文子 新型コロナウイルス患者が確認されて3年半、世界中がコロナに振り回されました。今後もこのような新興(=新しく起こる)感染症は必ず発生します。過去に流行した感染症が再び流行することもあります(再興感染 ...続きを読む
2023.02.03
奈良県医師会 丸山祥代 2月4日は風疹の日。 「風疹?流行ってるなんて最近聞かないし、もうかからないでしょ」―そんなふうに思っていませんか。 国内での発生例はいったん減っていましたが、近年は海外で感染して帰国する輸入例が ...続きを読む
2022.09.15
奈良県医師会 笠原仁 今年初めより耳にするようになった『みなし陽性』という言葉ですが、実はこの言葉は正式な用語ではありません。同居家族などの感染者の濃厚接触者が有症状となった場合で、検査を実施せずに医師の判断により臨床診 ...続きを読む
2022.09.02
奈良県医師会 松村榮久 新型コロナウイルス感染症の流行が続き、皆さん咳(せき)に敏感です。特に人が集まる場では気を遣われます。新型コロナウイルス感染症においては、一部の重症例や重症化リスクのある人を除く大多数の方には特別 ...続きを読む
2022.07.08
奈良県医師会 前田純宏 性感染症は多種多様で、流行している病気や、感染する体の部位、効く薬、が5年も経つとがらりと変わってしまいます。流行に対応して予防・診断・治療をすることが、患者様も医師も必要です。 以下、現代の性病 ...続きを読む
2022.05.20
奈良県医師会 久保良一 奈良県は山間部が多い県ですが、近年、地球温暖化や林業の衰退、 山間部地域の過疎•高齢化などにより、里山の森林環境が悪化しています。その結果、鹿やイノシシなどの野生動物が増加し、林業や農作物への害獣 ...続きを読む
2021.08.20
奈良県医師会 中矢雅治 高齢者のワクチン接種が概ね進み、今後は若い世代のワクチン接種を進めていくことが課題となります。高齢者と比較すると、COVID-19による重症化率・死亡率が低い若い世代はワクチンのメリットが少なく感 ...続きを読む
2021.05.21
奈良県医師会 笠原 仁 まず一番肝心な国(厚労省)から地方自治体へのワクチンの供給の実態ですが、情報が不足していました。自治体からの問い合わせに対しては、ワクチンを保管する冷凍庫の数、接種人口、接種体制などをみて配分して ...続きを読む
2021.04.02
奈良県医師会 松村榮久 新型コロナウイルスワクチン接種が2月17日より医療従事者から順次始まっています。4月12日より65歳以上の高齢者の接種が開始され、続いて基礎疾患のある方や高齢者施設の従事者、その後一般の方々という ...続きを読む
2020.09.03
奈良県医師会 笠原仁 新型コロナウイルス感染症でみなさんの関心事はいろいろあると思うのですが、今回は検査についてお話ししようと思います。 令和2年7月現在、日本ではPCR法、抗原検査、抗体検査の3つが厚労省によって認めら ...続きを読む
2020.02.20
奈良県医師会 山下圭造 近年、乳幼児に対する予防接種は新たなワクチンが次々に定期接種に導入され、現在12種類の病気に対するワクチンが、いずれも90%以上の接種率で実施されています。一方、成人に対する定期接種 ...続きを読む
2019.11.21
奈良県医師会 溝上晴久 毎年、寒い時期になると感染性胃腸炎の患者さんが増えてきます。その主な原因は、ノロウイルスによる感染です。ノロウイルスの感染力は非常に強く、わずか数十個のウイルスに感染しただけで発症し ...続きを読む
2019.08.01
奈良県医師会 増井 一弘 皆様は今までに風疹に罹られたか、風疹ワクチンを2回接種されましたか? 風疹は一般に『三日はしか』と言われ、飛沫感染により人から人へ感染し、ウイルスに感染後2-3週で、発熱、全身倦怠 ...続きを読む
2018.12.07
県医師会 村井孝行 関東圏の大学生を中心に、風しんの大流行が平成24年(報告数2,386人)〜25年(同14,344人)にかけて発生したことを覚えているでしょうか? 平成30年8月頃より東京都・神奈川県・千葉県などで風 ...続きを読む
2018.08.06
県医師会 山下 圭造 インフルエンザの流行期に多くの患者さんから「先生は毎日かぜの人と接しているのに、どうして感染しないの?」と訊かれます。「早めのワクチン接種とうがい、手洗いは励行していますが、日頃からインフルエンザ ...続きを読む
2017.10.22
県医師会 清益 功浩 気管支喘息とは、口から肺までの空気の通り道に気管支という管があります。気管支にある平滑筋(へいかつきん)と呼ばれる筋肉が収縮して、さらに、気管支の内側にある気管支粘膜が腫(は)れてし ...続きを読む
2017.10.06
県医師会 清益 功浩 乳児期にRSウイルスにかかった子供は、喘息を発症することが報告されています。RSウイルスがアレルギー疾患を発症しやすい免疫状態にし、特に、子供の早い時期に細気管支炎という非常 ...続きを読む
2016.11.15
県医師会 清益 功浩 マイコプラズマ肺炎は、「Mycoplasma pneumoniae」(肺炎マイコプラズマ)という名前の微生物が起こす肺炎です。肺炎マイコプラズマは、細菌より小さくウイルスより大きいため、 ...続きを読む
2016.04.11
奈良県医師会 松村 榮久 もの忘れの病気で典型的なものはアルツハイマー型認知症です。物忘れが年単位でゆっくり進み、発病時期がはっきりしないのが特徴の一つです。ご家族に「もの忘れはいつからですか?」とたずねると、ある家族 ...続きを読む
2015.10.02
奈良県医師会 鹿子木 英毅 結核は結核菌が体の中に入り増えることで起こる感染症です。空気感染により人から人に伝染しますが、結核菌に感染しても必ず発病するわけではありません。人によっては感染してから何十年も経ってから発 ...続きを読む
2015.07.17
奈良県医師会 村井 孝行 肝炎を起こす原因には色々とありますが、日本における肝炎のほとんどは、ウイルスによって引き起こされるウイルス性肝炎です。なかでも、B型およびC型肝炎ウイルスの患者と感染者を合わせると、300万 ...続きを読む
2015.05.29
奈良県医師会 村井 孝行 ところで皆様は「ヒトの命を奪う最も危険な生き物」をご存じでしょうか。おそらく、オオカミ、ライオンやサメといったどう猛な生き物を思い浮かべるかと思いますが、それらの生き物に襲われて命を落とすヒト ...続きを読む
2015.04.03
奈良県医師会 塚本 昇 C型肝炎治療は日進月歩で進んでいます。以前はPEGインターフェロンとリバビリンという抗ウイルス薬の併用治療が主流でしたが、この治療に加えてC型肝炎遺伝子に直接作用するプロテアーゼインヒビターを加 ...続きを読む
2014.05.16
奈良県医師会 村井 孝行 肝炎といっても色々な原因があり、①ウイルス感染によるもの ②薬剤によるもの ③アルコールによるもの に大きくわかれます。 ①はウイルス性肝炎で、現在、ウイルスの種類によりA〜F、TT型の7種 ...続きを読む
2014.05.01
奈良県医師会 村井 孝行 平成21年の春に、“はしか”が首都圏の大学生を中心として大流行したことは記憶に新しいことでしょう。この年の1年間になんと732人もの人が“はしか”に罹(か)ってしまいました。“はしか”は、医学 ...続きを読む
2014.01.17
奈良県医師会 竹田 洋祐 風邪とインフルエンザは「風邪症候群」と総称され、ウイルスや細菌といった病原体が呼吸器(のど、鼻、気管支、肺など)へ感染して起こります。 風邪にかかると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・ ...続きを読む
2013.07.22
奈良県医師会 春日 宏友 風疹の患者数がこの半年間で1万人を越えました。すでに昨年1年間の4倍以上の大流行になっています。7割以上が男性で、そのうちの8割以上が20~40歳代です。なぜ20~40歳代の男性に多発している ...続きを読む
2013.07.08
奈良県医師会 清益 功浩 百日咳は、名前のとおり、百日(約3ヵ月)も咳が続く病気です。百日咳菌という細菌が気道に感染して起こる病気です。咳に特徴があって、発作的に咳込んだり、咳が続いて息をする時にヒューという音がしたり ...続きを読む
2013.03.22
奈良県医師会 清益 功浩 おたふく風邪は、別名、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)、ムンプスと言われています。ムンプスウイルスにより起こる病気で、唾(つば)などで感染する飛沫(ひまつ)感染です。感染してから発 ...続きを読む
2012.11.15
奈良県医師会 村井 孝行 日本国内において、HIV感染者が1年間に新しく報告される人数は、昭和60年以降右肩上がりに増加し続けて、平成20年には1126人とピークに達し、以降は減少に転じていますが、平成23年においても ...続きを読む
2012.11.05
奈良県医師会 清益 功浩 昨年から今年にかけてマイコプラズマ肺炎が流行しています。マイコプラズマ肺炎は、名前のとおり、マイコプラズマという細菌によって起こります。 マイコプラズマ肺炎は、感染から発症までの潜伏期間が1 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 七浦 高志 流行性耳下腺炎は、ムンプスウィルスの感染により起こる病気です。ウィルスを含む唾液(だえき)が、しぶきとなって空気中に舞う飛沫(ひまつ)感染、または接触感染により起こります。 潜伏(せんぷく)期間 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 新型インフルエンザが国内の感染拡大期に移行しつつあり、冷静な行動が必要です。症状から新型インフルエンザを疑う人は、発熱相談センターの指示や助言に従い、決められた医療機関で診断や治療を受けてください。 発熱相 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 石塚理香 インフルエンザウイルスは突然変異を起こしやすく、突然変異が起きると、ヒトがまだ免疫を持たない新しいウイルスであるために、過去に多くの感染者や死亡者を出してきました。スペインかぜ、アジアかぜ、香港か ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 奈良県では、6月4日より、発熱相談センターから発熱外来に紹介する患者さんの基準が変わりました。 では、皆さんがどんな場合に発熱相談センターに電話したらいいのか、セルフチェックをしてみましょう。 つぎの?~? ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 竹内 大志 日本脳炎は、脳や脊髄など中枢神経に発症する病気です。動物の体内で日本脳炎ウイルスが増殖した後、その動物を刺したコガタアカイエカという蚊がヒトを刺して感染します。ほとんど発症しませんが、発症すると ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 波江野 善昭 インフルエンザが大流行しています。特に奈良県においては「非常事態」が宣言されました。以下、簡単にインフルエンザの「予防」と「治療」について述べたいと思います。 まず「予防」ですが、普段から充分 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 根津 智子 麻しんは、高熱、咳、全身の発疹を特徴的な症状とするウイルス感染症で、かつては「命定めの病」とも呼ばれ、子どもの命を奪う疾患として広く恐れられていました。また、中耳炎、肺炎、脳炎などを合併すること ...続きを読む