2024.05.17
下肢静脈瘤は治療できます
奈良県医師会 石川千紗都 足のふくらはぎなどに「静脈瘤(りゅう)」というボコボコした血管が浮き出ている方はいませんか? 「下肢(かし)静脈瘤」は以前は「命に関わらない病気なので、そのままでいい」と言われていました。 しか ...続きを読む
2024.05.17
奈良県医師会 石川千紗都 足のふくらはぎなどに「静脈瘤(りゅう)」というボコボコした血管が浮き出ている方はいませんか? 「下肢(かし)静脈瘤」は以前は「命に関わらない病気なので、そのままでいい」と言われていました。 しか ...続きを読む
2024.04.05
奈良県医師会 山本忠彦 数年前から高血圧は、「収縮期血圧 130mmHg、拡張期血圧 80mmHg 以上が持続すること」と定義されるようになり、血圧を下げる目標値も年齢や疾患の有無で多少の差はあるものの、おおむねこれら以 ...続きを読む
2023.09.22
奈良県医師会 赤井靖宏 今回は、慢性腎臓病(CKD)になると何が困るのかについて考えてみましょう。 健診などで「腎臓が悪い」と言われると、ほとんどの方が「透析は大丈夫ですか?」と問われます。確かに、腎臓がひどく悪くなると ...続きを読む
2023.04.06
奈良県医師会 森岡敏一 急に動悸(き)や胸部不快感が起こって来院される患者さんの中では、「心房細動」が最もよく見受けられます。脈の間隔が不規則で、頻脈(心拍数が多い状態)なのですが、比較的元気で歩いて来る人がほとんどです ...続きを読む
2021.08.05
奈良県医師会 山下圭造 年齢とともに細かい文字が読みづらくなるなど、視力の衰えから「私も年を取ったなあ」と感じる人は多いのではないでしょうか。目は最もよく使う感覚器官なので敏感に自覚し、日常的に不便さを感じるために眼鏡 ...続きを読む
2020.12.03
奈良県医師会 坂井 龍太 身近に「心不全」で入院した方はいませんか?「心臓の調子が悪い」感じのこの言葉、聞く機会が最近増えています。「パンデミック」は、ある病気が国や世界中で大流行することです。そう、新型コロナの様に主に ...続きを読む
2020.03.19
奈良県医師会 植山正邦 感染性心内膜炎は1年間で10万人あたり1~5人に起こるといわれる稀な病気ですが、一旦発症すれば多くの合併症を引き起こし適切な治療をしなければ死に至ります。心臓の内側を覆う心内膜(しんないまく)に細 ...続きを読む
2019.05.16
奈良県医師会 大野仁嗣 貧血はヘモグロビン値(血色素量)によって診断します。成人男子は13 g/dl未満、成人女子は12 g/dl未満、小児や妊婦は11 g/dl未満が基準です。血液検査ではヘモグロビン値に加えて赤血球数 ...続きを読む
2018.07.20
県医師会 岩井 務 日本ではハチに刺されて亡くなる人が、平成27年には23人発生しました。毎年、若干の変動がありますが、死亡者数はおおむね20人を前後しています。死亡者のほとんどはスズメバチやアシナガバチに刺された方で ...続きを読む
2018.05.10
県医師会 井上 孝文 〝貧血〟と聞いて皆さんはどういう状況を頭に思い浮かべますか。学校の朝礼で気分が悪くなって倒れる生徒さんや、体調の悪い時に熱い風呂に長く入ってフラフラするような場面を想像される方が多いのではな ...続きを読む
2018.04.20
県医師会 勝山 慶之 心臓には4つのお部屋があります。心臓弁膜とは、そのお部屋の間にあるとびらのことです。このとびらがうまく開いたり閉じたりすることで、私たちの心臓は血液を次の部屋に送り、活動に必要な血液を全身に ...続きを読む
2018.03.05
県医師会 山下 圭造 皆さんは、自分の血圧がどの程度であるかをご存知ですか? 健康診断や病院の診察室あるいは公共施設のロビーなどに設置された自動血圧計で何度か測ったことがあると思います。「測るたびに数値がバラバ ...続きを読む
2018.01.19
県医師会 竹田洋祐 脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり血液で詰まり、脳細胞に酸素や栄養が送れなくなる状態を言います。 その中でも心原性脳梗塞とは心臓でできたゴミ(血栓)が血管を流れ脳にたどり着き、脳の血管が詰まって ...続きを読む
2017.07.21
県医師会 溝上 晴久 健康診断などで「コレステロール値が高い」と言われたことはありませんか? 原因は色々ありますが、その中に遺伝的に高くなる場合がある事をご存じですか? コレステロールにはLDLコレステロール ...続きを読む
2016.12.02
県医師会 中村 義行 糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満といったメタボリック症候群を適切に対処せず放置すると動脈硬化が進行し、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの疾患が起こりやすくなることはよく知られているところです。し ...続きを読む
2016.08.19
県医師会 植山 正邦 心臓の表面にある3本の冠動脈と呼ばれる血管が心臓の筋肉に酸素と栄養を供給しています。高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、高尿酸血症、肥満といったメタボリックシンドロームや、喫煙、加齢、慢性の ...続きを読む
2016.03.18
奈良県医師会 植山 正邦 かつて日本で心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)は高血圧症と並んで心不全の主な原因疾患でしたが、衛生状態の改善と医療の発達により、リウマチ熱が激減した為に、患者数は減少傾向でした。しかし急激な ...続きを読む
2015.11.06
奈良県医師会 赤井 靖宏 糖尿病は、体内で分泌されるインスリンが不足するか、その作用が障害されて、血液中の糖分(血糖)が増加する病気です。糖尿病は、血糖が高いことよりも、高い血糖値が全身の血管を悪くして臓器障害を起こす ...続きを読む
2014.08.26
奈良県医師会 植山 正邦 飛行機に乗って水分を摂(と)らずに乾燥した室内で長時間席を立たない状況で、立ち上がり、歩き始めてトイレに行かれた際に、突然胸の痛みを訴えられる、肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)と呼ば ...続きを読む
2013.03.07
心房細動(しんぼうさいどう)は、心臓の一部である心房が高頻度に拍動(はくどう)する不整脈で、高齢者によくみられます。我が国では、高齢化に伴い心房細動の患者数は増加の一途をたどり、約100万人になるだろうと推定されていま ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 渡邉 真言 心臓は全身に血液を供給する重要な臓器です。その心臓の筋肉に栄養と酸素を送っている血管を冠状動脈と言い、心臓をとりまくように走行しています。 冠状動脈が動脈硬化で狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液を ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 嶋 裕子 輸血用の血液は、現在でも人工的に作ることはできません。献血にご協力していただくことでのみ、確保することができます。 日本赤十字社では、献血をしていただいた方への感謝の気持ちとして、検査を行った7項 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 嶋 裕子 前回もお話ししましたが、輸血用の血液を人工的に作ることはできないので、日本赤十字社では、皆さんに献血へのご協力をお願いし、献血をしていただいた方には、感謝の気持ちとして7項目の検査成績をお知らせす ...続きを読む
2012.07.09
奈良県医師会 森岡 敏一 「肺動脈血栓塞栓症(はいどうみゃくけっせんそくせんしょう)」、略して「肺塞栓症」)は、全体的に見て、非常に死亡率の高い病気です。 発症した後に手術で血の塊(かたまり)である血栓を取り出し、以 ...続きを読む
2012.07.09
奈良県医師会 森岡 敏一 最近、「エコノミークラス症候群」や「旅行者血栓(けっせん)症」という言葉が、新聞やテレビでよく聴かれるようになりました。これは飛行機などの乗り物で移動する際、長時間動かずに座っていることが原因 ...続きを読む