2024.08.16

熱中症

奈良県医師会 松村榮久 ■熱中症とは:暑い環境に適応できず、体調を悪くすることです。二つのタイプがあります。 一つは、高温環境下での運動や労作で発症し、炎天下でのスポーツ、草刈り、畑仕事が典型的です。 もう一つは、冷房の ...続きを読む

2024.01.19

頸椎椎間板ヘルニア

奈良県医師会 中垣公男 (症状) 首や背部の痛みが主な症状ですが、進行すると上肢(し)のしびれや痛みがでて手や足の動きも悪くなることがあります。   (病態) 首の骨と骨の間にはクッションの役割をもつ椎間板(つ ...続きを読む

2023.02.16

頭痛のおはなし

奈良県医師会 中谷真士 「頭が痛い」ことが多い世の中ですが、頭痛についてお話をしましょう。 現代社会において頭痛を経験したことがない人は少ないのではないでしょうか。そして4人に1人はいわゆる「頭痛もち」といわれております ...続きを読む

2022.10.07

過敏性腸症候群とは

奈良県医師会 溝上晴久 過敏性腸症候群とは、通常の検査では異常がないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛などを慢性的に繰り返す病気です。20~40代に好発し、日本人の約1割がこの病気といわれています。 「下痢型」は男性に多く ...続きを読む

2021.03.18

あなたの肩こりの原因は?

奈良県医師会 酒本佳洋 2019年の国民生活基礎調査によりますと、皆様の様々な自覚症状のうち、『肩こり』の有訴者率は男性で第2位、女性では第1位となっています。パソコンやスマートフォンを手放すことができない現代社会におい ...続きを読む

2020.07.16

片頭痛

奈良県医師会 松村榮久   片頭痛は非常にありふれた病気で、有病率は男性約4%、女性では約12%とされています。大半は10歳から20歳代で発症、40~50歳代まで続き、その後年齢とともに軽減ないし消失していきます。 頭痛 ...続きを読む

2020.02.06

良性発作性頭位めまい症について

奈良県医師会 山本俊宏   私たちは日常生活で、座ったり立ったり横になったり、また歩いたり走ったり、様々な動作をしています。その運動は内耳の中の「三半規管、耳石器官」、目の「視覚器」、両手足や体幹の「深部知覚器 ...続きを読む

2018.05.10

鉄欠乏性貧血について

県医師会    井上 孝文  〝貧血〟と聞いて皆さんはどういう状況を頭に思い浮かべますか。学校の朝礼で気分が悪くなって倒れる生徒さんや、体調の悪い時に熱い風呂に長く入ってフラフラするような場面を想像される方が多いのではな ...続きを読む

2018.03.05

血圧変動の大きい人も要注意

 県医師会    山下 圭造  皆さんは、自分の血圧がどの程度であるかをご存知ですか? 健康診断や病院の診察室あるいは公共施設のロビーなどに設置された自動血圧計で何度か測ったことがあると思います。「測るたびに数値がバラバ ...続きを読む

2018.01.19

「心原性脳梗塞」を予防しましょう

県医師会 竹田洋祐   脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり血液で詰まり、脳細胞に酸素や栄養が送れなくなる状態を言います。  その中でも心原性脳梗塞とは心臓でできたゴミ(血栓)が血管を流れ脳にたどり着き、脳の血管が詰まって ...続きを読む

2017.11.02

物忘れと認知症の違い

県医師会   井村 龍麿  高齢化の影響もあり、認知症にかかる人はどんどん増加しています。実際に日常でも認知症にかかった人と接することは、決して珍しく無くなっています。それだけに「自分は認知症にならないだろうか?」「最近 ...続きを読む

2017.03.17

元気で長生き、延ばそう健康寿命!

  奈良県医師会    竹田 洋祐    日本人の平均寿命は、男性80才、女性86才となり、世界最高水準の長寿国といえます。また、高齢者(65才以上)の比率は26・7%と初めて4人に1人を超え、まさし ...続きを読む

2017.03.03

更年期障害について

奈良県医師会   竹川 隆  更年期とは閉経の前後約10年間の時期をさします。  日本人女性の場合、40代に入ると約5%の女性に生理不順がみられ、45歳くらいから閉経する人が出始めます。日本人の平均閉経年齢は50歳です。 ...続きを読む

2015.09.18

認知症にもいろいろ

奈良県医師会    原  健二  最近、認知症がテレビや新聞、雑誌の話題となることがふえたように思います。それほど、みなさんの関心事となっているということでしょうか。  認知症は、脳の病気で記憶障害や判断障害、実行機能障 ...続きを読む

2015.09.04

仮面高血圧

奈良県医師会  植山 正邦  「白衣高血圧」という言葉はどこかで耳にされたことのある方は多いと思います。白衣高血圧は、日常生活では正常血圧ですが、診療所や健診で医師や看護師によって測られた血圧が高血圧を示す現象のことです ...続きを読む

2015.05.22

多発性のう胞腎

奈良県医師会  赤井 靖宏  皆さんの中に、腎臓が悪いと言われ、さらに身内に腎臓が悪い人が多いという方はおられませんか?このような方は「多発性のう胞腎」という病気になっているかもしれません。この病気は腎臓にのう胞という袋 ...続きを読む

2014.11.10

ボツリヌス療法

奈良県医師会 中井 真人  ある日突然、片方の手足が動かなくなる、話ができなくなる脳卒中(のうそっちゅう)という病気は、一度かかったら治ることはなく、命の危険もあるとても怖い病気のひとつです。最近では、血栓溶解療法(t― ...続きを読む

2014.10.14

めまい

奈良県医師会 井村 龍麿  めまいにはいろいろな症状があります。グルグル回るようなめまい、フワフワするめまい、血の気が引くようにクラッとするめまい等感じる症状は違うものの、なかには動悸や吐き気、耳鳴り、頭痛などを伴うこと ...続きを読む

2013.10.04

頻尿(ひんにょう)

奈良県医師会 吉江 貫  1日の正常尿量は概ね1500mlで、膀胱(ぼうこう)にたまる尿量が300mlで尿意を感じます。通常、夜間は腎臓(じんぞう)が尿を作らないように、脳下垂体(のうかすいたい)から抗利尿ホルモンが分泌 ...続きを読む

2013.05.02

めまいが起こっても、 まずは落ち着いて

奈良県医師会 竹田 洋祐  めまいで困ったことはありませんか?  めまいの前後に耳鳴りや難聴(なんちょう)、吐き気、嘔吐(おうと)で苦しまれる方もおられます。強いめまいが急に起こりますと不安感に襲われます。「もしかしたら ...続きを読む

2012.07.18

不活化ポリオワクチンの近況について

奈良県医師会 奥村 眞由美 ポリオ(急性灰白髄炎:きゅうせいかいはくずいえん)は、ポリオウイルスに感染しておこる病気です。1~2才の小児に多く見られ、感染しても90~95%は無症状で、4~8%にカゼのような症状(下痢、発 ...続きを読む

2012.07.11

脳脊髄液減少症

奈良県医師会 勝山 諄亮 起き上がる時にガンガンと強い頭痛が起こる…。 近年、新しく提唱されている「脳脊髄液減少症」による症状かもしれません。 脳や脊髄は硬膜(こうまく)やクモ膜でおおわれ、その内側に満たされている無色透 ...続きを読む

2012.07.11

頭痛は治せます

奈良県医師会 竹川 隆 慢性的な頭痛に悩む人は、我が国で約3千万人いると言われていますが、そのなかで、実際に医療機関で診察・治療を受けている人は3割にすぎません。その原因は、「頭痛持ち」という言葉があるように、持病として ...続きを読む

2012.07.11

新しい日本脳炎ワクチンが接種できます

奈良県医師会 竹内 大志 日本脳炎は、脳や脊髄など中枢神経に発症する病気です。動物の体内で日本脳炎ウイルスが増殖した後、その動物を刺したコガタアカイエカという蚊がヒトを刺して感染します。ほとんど発症しませんが、発症すると ...続きを読む

2012.07.11

アルツハイマー病の治療

奈良県医師会 原 健二 認知症(にんちしょう)では、日常生活の中でもの忘れが徐々に強くなって、これまでふつうにしていたことがうまく出来なくなります。これらの症状は、熱があったり意識が悪いときにだけ一時的に現れるのではあり ...続きを読む

2012.07.11

レビー小体型認知症について

奈良県医師会 原 健二 最近、認知症についての関心が高まっています。いろいろな機会に、認知症についての話を聞かれることも多いかと思います。 そのような話の中で、「レビー小体型認知症」という病名を聞かれたことがあるかもしれ ...続きを読む

2012.06.18

Hib(ヒブ)ワクチンを接種できます

奈良県医師会 竹内 大志  へモフィルスインフルエンザb型菌(略してHib)は、子どもの咽喉や鼻などに常在する細菌で、冬に流行するインフルエンザのウィルスとは全く別のものです。体力や免疫力が落ちた時などに、血液や肺に入り ...続きを読む