2024.11.21
健診と脂質検査(コレステロール・中性脂肪の値に注目しましょう)
奈良県医師会 井戸芳樹 企業・住民健診では、脂質検査として、HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪値が結果として返ってきます。 LDLコレステロール(以下:LDL-C)は、動脈硬化の原因物質であり、長い年月 ...続きを読む
2024.11.21
奈良県医師会 井戸芳樹 企業・住民健診では、脂質検査として、HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪値が結果として返ってきます。 LDLコレステロール(以下:LDL-C)は、動脈硬化の原因物質であり、長い年月 ...続きを読む
2024.08.02
奈良県医師会 増田大徳 「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、「睡眠中に呼吸が一時的に停止する状態」を指します。この状態は10秒以上続く場合が多く、一晩に数十回から数百回も発生することがあります。これにより、十分な睡眠が取 ...続きを読む
2024.06.20
奈良県医師会 笠原 仁 この4月には薬価、6月からは診療報酬が変わりました。今回はこの診療報酬についてお話ししたいと思います。 診療報酬とは、2月1日掲載の本欄『日本の医療保険制度について』でお話しした公的医療保険制度に ...続きを読む
2024.06.07
奈良県医師会 中垣公男 「痛風」とは、関節に尿酸の結晶がたまり、関節に激しい痛みが出る病気です。「風が吹いただけで痛みがでるくらい痛い」とのことで、「痛風」と名付けられました。 痛風の患者は国内には約60~70万人いる ...続きを読む
2024.04.19
奈良県医師会 溝上晴久 コーヒーに多く含まれていることで知られている「カフェイン」ですが、コーヒー以外の飲食物にも含まれています。 カフェインには、神経を鎮静させるアデノシンの作用を阻害することにより、神経を興奮状態とす ...続きを読む
2024.04.05
奈良県医師会 山本忠彦 数年前から高血圧は、「収縮期血圧 130mmHg、拡張期血圧 80mmHg 以上が持続すること」と定義されるようになり、血圧を下げる目標値も年齢や疾患の有無で多少の差はあるものの、おおむねこれら以 ...続きを読む
2023.10.06
奈良県医師会 赤井靖宏 今回は、慢性腎臓病(CKD)の治療について考えてみましょう。 最近は、CKDの治療薬が開発され、みなさんにのんでいただくことができるようになりました。CKDの治療薬はほとんどなかったので、治療薬が ...続きを読む
2023.09.22
奈良県医師会 赤井靖宏 今回は、慢性腎臓病(CKD)になると何が困るのかについて考えてみましょう。 健診などで「腎臓が悪い」と言われると、ほとんどの方が「透析は大丈夫ですか?」と問われます。確かに、腎臓がひどく悪くなると ...続きを読む
2023.09.08
奈良県医師会 赤井靖宏 今回は、基礎疾患がある方のCKD(慢性腎臓病)予防について考えてみましょう。 「基礎疾患」は、新型コロナウイルス感染症蔓延の中でよく使われる用語になりましたが、かかりつけ医や病院などでお薬をもらっ ...続きを読む
2023.08.18
奈良県医師会 赤井靖宏 CKD(慢性腎臓病)やその合併症の予防には、「よい生活習慣」を持つことが大切です。ところで、よい生活習慣は本当に健康長寿に関連するのでしょうか。 2018年に報告された研究結果によると、1)たばこ ...続きを読む
2023.08.04
奈良県医師会 赤井 靖宏 みなさんは病気がどのように起こるとお思いですか?多くの内臓の病気、特に「生活習慣病」と呼ばれる病気はどのように発生するのでしょうか? ちなみに、心臓病、脳卒中、がんなど、日本人の多くの方が患う ...続きを読む
2023.05.19
奈良県医師会 水野文子 新型コロナウイルス患者が確認されて3年半、世界中がコロナに振り回されました。今後もこのような新興(=新しく起こる)感染症は必ず発生します。過去に流行した感染症が再び流行することもあります(再興感染 ...続きを読む
2022.12.02
奈良県医師会 溝上晴久 人間ドックや健康診断を受けて、「脂肪肝」と言われたことがありませんか? 近年増加傾向にあり、日本人では男性の32~41%、女性の9~18%の方が脂肪肝といわれています。 ところがそう診断されても「 ...続きを読む
2022.07.22
奈良県医師会 植月祐次 ▶その疲れ、老化だけではないかもしれません 中年以降の男性で「最近疲れやすくなった」「眠れない」「イライラする」「突然のほてりや発汗がある」―などのお悩みがある方は多いと思います。 ...続きを読む
2022.05.06
奈良県医師会 榎本泰三 「虚血性腸炎」とは、大腸への血液の流れが一時的に悪くなり、循環障害によって起こる大腸炎のことです。血管と腸管の要因がそれぞれ複雑に関与し発症します。 血管の要因は、高血圧・糖尿病・虚血性心疾患など ...続きを読む
2021.12.17
奈良県医師会 赤井靖宏 2021年は糖尿病にとって記念すべき年です。インスリンが発見されてから100周年を迎えたのです。膵臓からインスリンが急に出なくなる1型糖尿病患者さんにとって、インスリンは命を救う画期的なお薬です。 ...続きを読む
2021.11.19
奈良県医師会 溝上晴久 日本をはじめ世界的にも糖尿病人口は年々増えており、日本人では成人の6人に1人が糖尿病及びその予備軍となっています。糖尿病の治療には食事療法・運動療法・薬物療法の3つの柱がありますが、その中で最も大 ...続きを読む
2021.10.08
奈良県医師会 溝上晴久 睡眠は、食事・運動などの生活習慣と同様に健康と深く関わっています。 日本人の睡眠時間は年々減少傾向にあり、成人の10人に1人は不眠症といわれています。加齢とともに不眠は強くなる傾向にあり、60歳以 ...続きを読む
2021.08.05
奈良県医師会 山下圭造 年齢とともに細かい文字が読みづらくなるなど、視力の衰えから「私も年を取ったなあ」と感じる人は多いのではないでしょうか。目は最もよく使う感覚器官なので敏感に自覚し、日常的に不便さを感じるために眼鏡 ...続きを読む
2021.07.16
奈良県医師会 植月祐次 皆様の中にも膀胱炎になったことがある方は大変多いと思います。膀胱炎は主に細菌感染によるもので、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿の濁り、血尿などの症状を特徴とする病気です。女性によくみられ、年に何度も ...続きを読む
2021.04.16
奈良県医師会 久保良一 憩室(けいしつ)という聞き慣れない医学用語をご存じでしょうか? 憩室とは、食道から大腸までの消化管の壁の一部が外側に押し出されて、風船・ポッケト状に膨らみ突出している事をいいます。憩室は大腸にで ...続きを読む
2020.08.07
奈良県医師会 植月 祐次 病気の中で一番痛い病気はなんでしょうか? 「ぎっくり腰」「痛風」「歯の痛み」「陣痛、出産(病気ではないですが)」…。皆さんの中でもご経験された病気もあると思います。 もちろん同じ病 ...続きを読む
2020.03.05
奈良県医師会 井上孝文 皆さんは年をとるにつれて、「外出の機会が以前より減った」「おいしいものが食べられなくなった」「活動的ではなくなった」と感じることはありませんか?そのような方は、もしかすると「フレイル ...続きを読む
2019.07.18
奈良県医師会 久保良一 肝臓で作られた胆汁は、肝臓の中の胆管に集められ、そして総胆管と言われる管を介して十二指腸に排出されます。右上腹部にある胆のうは、消化を助ける胆汁を濃縮し、貯蔵する袋状の消化器の臓器です。胆汁に含ま ...続きを読む
2018.04.10
県医師会 赤井 靖宏 痛風は足の親趾関節によく起きる関節炎です。痛風になって痛みに苦しまれた方も多いのではないでしょうか。痛風は「尿酸」という物質が引き起こすこことは御存知と思います。痛風はどんな動物でもなるのでしょう ...続きを読む
2017.03.17
奈良県医師会 竹田 洋祐 日本人の平均寿命は、男性80才、女性86才となり、世界最高水準の長寿国といえます。また、高齢者(65才以上)の比率は26・7%と初めて4人に1人を超え、まさし ...続きを読む
2017.01.20
県医師会 清益 功浩 子どもの体温は通常、大人より高いです。個人差と年齢によりますが、36・5℃~37℃程度で、朝は低く、午後には朝より高くなります。よく使用する電子体温計は、水銀体温計より0・1~0・3℃高く表示 ...続きを読む
2016.09.16
奈良県医師会 清益 功浩 「夏バテ」は夏に暑い日が続き、自律神経の変調を起こして、体調を崩すことです。原因として主に熱帯夜による睡眠不足や、高温多湿による体温調節機能の低下などです。 一方、秋は日々の気温が安定せ ...続きを読む
2016.08.19
県医師会 植山 正邦 心臓の表面にある3本の冠動脈と呼ばれる血管が心臓の筋肉に酸素と栄養を供給しています。高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、高尿酸血症、肥満といったメタボリックシンドロームや、喫煙、加齢、慢性の ...続きを読む
2016.03.18
奈良県医師会 植山 正邦 かつて日本で心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)は高血圧症と並んで心不全の主な原因疾患でしたが、衛生状態の改善と医療の発達により、リウマチ熱が激減した為に、患者数は減少傾向でした。しかし急激な ...続きを読む
2014.11.25
奈良県医師会 赤井 靖宏 糖尿病は今やわが国の国民病ともいわれる病気です。糖尿病を持つ人の割合はこの50年間で50倍に増加し、60歳以上の国民の34%が糖尿病かその強い疑いがあると推計されています。また、全世界でも糖尿 ...続きを読む
2013.12.20
奈良県医師会 鹿子木 英毅 ロコモティブシンドローム、略して”ロコモ”。一般の方にはまだなじみのない言葉かもしれません。筋肉や骨、関節などの運動器官の障害によって介護が必要な状態、あるいはその一歩手前の状態になってしま ...続きを読む
2013.06.21
奈良県医師会 熱中症は、暑い環境に長時間さらされることで体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調整機能が適切に働かなくなる障害の総称です。熱中症になると、体内に熱がたまり、めまい、大量の発汗、吐き気、頭痛、筋肉痛 ...続きを読む
2012.10.18
奈良県医師会 勝井 建彦 高齢者社会となり老人が増多し、それに伴い骨粗鬆症の患者さんが増加の一途をたどり、現在1200万人いると報告されています。 骨粗鬆症とは、骨が粗くなり、スカスカになった状態の事を言います。65 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 平盛 裕子 最近では、尿糖の検査をあまり重視しなくなりました。血糖を測ることが簡単にできるようになってきたからです。しかし、尿糖検査は採血をする必要がないので、上手に利用すれば自分で行うことができて、十分意 ...続きを読む
2012.07.11
奈良県医師会 平盛 裕子 一般に「血糖値が…」といいますが、「どの時間の血糖値か?」が大切です。前の食事から10時間以上経過して測るものが空腹時血糖です。健診などで朝食を抜いて測るのは「早朝空腹時血糖」というもので、正常 ...続きを読む