奈良県医師会 竹村 潔
生活習慣病予防のためになすべきことは、比較的シンプルで、下の三項目にまとめられます。
- 体重のコントロール
- 禁煙
- 飲酒時は適量にする
体重のコントロールには食事と運動。目標は標準体重(身長(m)×身長(m)×22)、またはへそ周りのサイズ男性85㎝、女性90㎝。このウエストサイズには異論もありますが、スタイルからみても適切な目標だと思います。
食事は腹八分目、食材は野菜を中心に偏りなく摂取。味付けは薄味で。
運動は、何かスポーツをしているのでなければ、歩くのが一番です。仕事の行き帰りに一駅歩くなどの工夫をし、一日一万歩を目標に機会を見つけては早足で歩くようにしましよう。
血圧が少し高い人、中性脂肪の高めの人にも効果があります。また、メタボで問題になっているお腹の中の脂肪は、皮下脂肪と違い、運動で比較的簡単に減少します。
禁煙はいうまでもありません。百害あって一利なし。身近にある発ガン物質の代表例です。イギリスなど、喫煙対策が早くから進んでいる国では発ガン率が低下してきているというデータもあります。喫煙は、がん以外に歯の健康、糖尿病の治療にも悪影響を与えます。
アルコールも一日20g(目木酒一合、ビールなら500m1、飲んだお酒の蟄(m1)
xアルコール濃度×α8で計算)を超えれば、これも百害あって一利なしと牡ります’。適度な量であれば脳梗塞を予防する面もありますが、この歳を超えれば最が増えるほ呂悪影響が出てき蛮す。特に大量飲酒と言われる1日60gを超える飲酒を長年続けていると、肝臓の障害を始め、様々な陣容を起こしますし、発ガン物質という面も禺てきます。
しかし、なナべきことはシンブルでも契際に行うのはなかなか困難です。rわかつちゃいるけど・…」というやつです。世の中には健康に愁い誘惑が満ちあふれています。これらを完全に排除することは事実上不可能でしょうD適切なところで折り合いをつけるという知忠も必要になります.また、健康作りには目標があった方が励みになります.まずは毎日体重を測足し、それを記録してみましょう。パソコンが使える人なら、エクセルに入力し、グラフなどにすると一目瞭然でず。
まず試しに二週間、実行してみてください。一週間ぐらいから効果が出るはずです。グラフで体重が減り始めればしめたもの、体重や飲酒量をコントロールできれば、それが喜びになるはずです,,