奈良県医師会
奈良県では、6月4日より、発熱相談センターから発熱外来に紹介する患者さんの基準が変わりました。
では、皆さんがどんな場合に発熱相談センターに電話したらいいのか、セルフチェックをしてみましょう。
つぎの?~?の質問に「はい」または「いいえ」でお答えください。
なお、全て「いいえ」の人は、一般の医療機関での受診となります。
- 現在、38度以上の発熱と、せきやのどの痛みがありますか?
- 過去7日間に海外に渡航されましたか?
- 過去7日間に家族や学校、職場など周囲に、海外に渡航され、1.の症状の人がおられますか?
- 過去7日間に、新型インフルエンザの患者さんと一緒にいたことがありますか?
◎以上の結果、1.が「はい」であり、加えて2.~4.に1つでも「はい」がある場合は、必ず奈良県発熱相談センターに電話で相談してください。
(0742-27-8658)
*それ以外の人、つまり1.が「はい」であっても、2.~4.がすべて「いいえ」の人は、かかりつけの診療所など、一般の医療機関を受診してください。
*ただし、1.だけが「はい」の人や、高熱が出たあと、現在は38度より少し低いものの呼吸器症状があり、2.~4.に該当する人では、ほかの患者さんと診療時間や待合室を分けた方がいい場合があります。
上記の2つの*印に該当する場合は、一般の医療機関に行く前に、必ず電話で相談し、受診時間や受診方法について、指示を受けてください。
また、持病を持つ人や妊娠している人が、新型インフルエンザにかかると、重症化すると言われています。かかりつけの医療機関がある人には、電話による問診等で持病等の処方せんを出せることがありますので、この場合も、その医療機関に電話で相談してみてください。
なお、何も症状がない人も、油断は禁物です。日頃から感染症にかからないよう、また、お互いを守る公衆衛生マナーとして念入りな手洗いとうがいをし、「せきエチケット」をこの機会にしっかりと身につけましょう。