今(2月10日現在)もまだ新型コロナウイルス感染症、インフルエンザウイルス感染症などが蔓延し、その対策、治療に目が行きがちですが、今年もまた(スギ)花粉症の季節になりました。
日本気象協会によりますと、2023年春の花粉飛散開始は例年並の2月上旬からの見込みだそうです。ただ、飛散量は前年夏~冬にかけての天候が花芽の成長に好条件だったことや、昨春の飛散量が全国的に少なかったこともあり、2022年春と比べて2倍以上の飛散が予想される地域も多いそうで、万全な花粉対策が必要だそうです。
すでにご承知の方も多いかもしれませんが、主に使われる薬剤である抗アレルギー薬の内服などは速効性に欠けるため、花粉の飛散時期が始まる半月くらい前からの早めの服用で最盛期の症状が緩和されます。
毎年症状がある方は、つい話題の感染症に気を取られて忘れてしまいそうになりますが、早めに医療機関を受診され、治療薬をご相談いただければと思います。
ちなみに花粉症といえば春のスギ花粉症が有名ですが、他にもスギの時期の後にヒノキ、秋頃まではイネ科、秋はブタクサなど通年あることもお忘れなきよう(花が咲いていない季節がないということは、なんらかの花粉症はずっとあるということです)。