2024.05.13

腸育について

腸には食べ物を消化する働きだけではなく、脳とのかかわりや重要な免疫の役割があることが分かってきました。特に小腸は1億個もの神経細胞があると言われており、脳からの指令がなくても自分で判断して活動する力も備わっています。また ...続きを読む

2024.04.05

腎臓病にならない生活、なったらすぐに治療!

みなさんの腎臓はお元気ですか? ①尿に異常がある、特に、たんぱく質が尿に漏れている(たんぱく尿)、②腎臓の働き(腎機能)が低下している、これら2つがどちらもなければ腎臓は元気です。 腎臓はよほど調子が悪くならないと「調子 ...続きを読む

2024.01.31

高血圧には減塩とカリウム摂取を

血圧が高めの人にとって塩分(ナトリウム)を控えることにより血圧が改善するのはよく知られていますが、それに加えカリウムを十分に摂ることが大切です。塩分は体に水分を保つ働きがあり、そのため血管内の血液量が増加し血圧を上昇させ ...続きを読む

2023.12.25

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは、検査では異常がないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛などを慢性的に繰り返す病気です。20~40代に好発し、日本人の約1割がこの病気になるといわれています。 主な発症原因として、脳腸相関の異常が関与してい ...続きを読む

2022.09.28

糖尿病~その食事で大丈夫ですか

糖尿病人口は年々増えており、日本では成人の6人に1人が糖尿病及びその予備軍となっています。糖尿病の治療には食事療法・運動療法・薬物療法の3つの柱がありあますが、その中で最も大事なのが食事療法です。世間では様々なダイエット ...続きを読む

2022.08.05

男性更年期障害

閉経前後の女性の更年期障害は有名ですが、男性にも更年期障害があることはご存知でしょうか? 男性の更年期障害は加齢やストレスにより男性ホルモン(テストステロン)が低下することにより起こります。男性ホルモンは20歳ごろにピー ...続きを読む

2022.04.12

不眠症

啓蟄も過ぎ、お水取りも終わり、春がやってきました。木の芽時は、自律神経のバランスが崩れ、不眠症の症状などが出やすくなります。 心地よい睡眠は、日常生活には欠かせないものです。朝日をたっぷりと浴びて、きれいな空気を胸いっぱ ...続きを読む

2021.08.31

亜鉛不足と味覚障害

最近、味覚障害を訴える人が増えてきています。特に、中高年の女性に多い傾向があります。原因として、「亜鉛摂取不足」「薬の副作用」「全身疾患(糖尿病、肝臓疾患、腎臓病、胃腸疾患など)」「口腔疾患(ドライマウスなど)」「心因性 ...続きを読む

2021.08.03

憩室と大腸憩室症

憩室とは、食道から大腸までの消化管の壁の一部が外側に押し出されて、風船・ポケット状に膨らみ、飛び出た事を言います。大腸にできる事が一番多く、大腸憩室症と呼ばれる病気の原因となる事があります。大腸憩室はほとんど後天性で起こ ...続きを読む

2020.07.31

血栓症を予防しよう

血栓とは血管内にできた血の塊で、ケガをしたときに傷口にできる瘡蓋(かさぶた)のようなものです。血栓が突然、血管に詰まって血液が流れなくなり、その先の臓器・組織に障害を起こす病気を血栓症と呼びます。 血栓のできる血管により ...続きを読む

2020.02.28

フレイルの予防

年をとるにつれて、「外出の機会が以前より減った」「活動的ではなくなった」と感じることはありませんか? そのような方は、もしかすると「フレイル」の危険信号が点灯しているのかもしれません。 フレイルとは、わかりやすく言えば「 ...続きを読む

2019.05.24

だれにもできる「運動」の勧め

みなさんは運動されていますか? 厚生労働省は「1回30分以上の運動を、週に2回以上実施し、それを1年以上継続する」運動習慣を勧めていますが、運動習慣を有する成人は国民全体の20―30%に過ぎないとされています。 なぜ運動 ...続きを読む

2019.04.04

健康寿命と腰部脊柱管狭窄症

奈良県医師会 林 雅弘 『健康寿命』を知っていますか? 2000年に世界保健機関(WHO)が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を健康寿命と定めました。その後、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に ...続きを読む

2018.12.01

鉄欠乏性貧血について

鉄欠乏性貧血は、その名の通り鉄欠乏が原因で起こる貧血です。鉄欠乏を起こす理由としては鉄分の摂取不足や、出血による鉄分の喪失などが考えられます。したがって、食生活の見直しとともに胃や腸などからの出血が無いかどうか、特に中高 ...続きを読む

2018.03.14

あなたのコレステロール、遺伝性では?

健康診断などで「コレステロール値が高い」と言われたことはありませんか? 原因は色々ありますが、その中に遺伝的に高くなる場合がある事をご存じですか? コレステロールにはLDLコレステロール(悪玉)とHDLコレステロール(善 ...続きを読む

2018.02.05

ヒートショックにご用心 

 血圧は、ストレスや喫煙、日常の行動や環境など、様々な影響を受けて大きく変動します。しかし、健常人の場合、その変動はほぼ一定の範囲内にあり、安静時では最大血圧は100〜140、最小血圧は60〜90mmHgとされ、たとえ一 ...続きを読む

2017.09.19

鳥インフルエンザ

 2009年春に発生した、ブタ由来の新型インフルエンザの世界的大流行から8年の時が経ち、今や普通のインフルエンザに変わっています。しかし、新型インフルエンザによる世界的大流行は、今まで10〜40年の周期で起こっており、こ ...続きを読む

2015.06.19

熱中症にご注意ください

 熱中症は、暑い環境に長時間さらされることで、体温の調整機能が適切に働かなくなる状態です。熱中症になると、体内に熱がたまり、めまい、大量の発汗、吐き気(はきけ)、頭痛、筋肉痛、倦怠感(けんたいかん)などの症状が現れ、重症 ...続きを読む

2014.07.03

尿中微量アルブミン検査

 「尿中微量アルブミン検査」をご存じですか?この検査は糖尿病をもっておられる方が年に1―2回は受けていただく必要がある検査です。 糖尿病が腎臓(じんぞう)を悪くすることは皆さんご存じですね。 糖尿病患者数の増加に伴い、糖 ...続きを読む

2014.05.01

逆流性食道炎

 逆流性食道炎とは、本来は一方通行である食道から胃への流れが食道へ逆流することによる病気ですが、昨今のグルメブームのためか最近増加傾向にあります。  主な症状はゲップ、胃痛、腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)、胃もたれ、胸 ...続きを読む

2014.01.29

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

 ロコモティブシンドローム、略して〝ロコモ〟。一般の方にはまだなじみのない言葉かもしれません。筋肉や骨、関節などの運動器官の障害によって介護が必要な状態、あるいはその一歩手前の状態になってしまうことです。加齢に伴う関節の ...続きを読む

2013.12.03

脂肪肝(しぼうかん)

 肝臓には正常な人でも少量の脂肪が含まれていますが、その脂肪、特に中性脂肪が肝臓に過剰蓄積した状態を脂肪肝といいます。  肝臓の働きが低下すると、全身のだるさ、食欲不振などの症状が出ますが、脂肪肝はほとんど自覚症状があり ...続きを読む

2012.11.27

あなたの腎臓はお元気ですか?

 慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう:CKD)という病気をご存知ですか? CKDは今や国民の8人に1人でみられる病気です。しかし、残念なことに、自分がCKDであることをご存知ない方が多くおられます。なぜでしょう? それは ...続きを読む

2012.07.11

虚血性心疾患

虚血性心疾患とは、狭心症と心筋梗塞を総称した疾患名です。 心臓は全身に動脈の血を送るポンプの役目をしています。この働きは、心臓の筋肉(心筋)が収縮したり拡張したりすることによって行われています。この心筋が働くためには、酸 ...続きを読む

2012.07.11

糖尿病をよく知りましょう

体を動かす主要なエネルギーはブドウ糖です。このブドウ糖を全身の細胞で的確に利用させるのが、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。インスリンが分泌されにくくなったり、働きが不十分になって、ブドウ糖が血液中にだ ...続きを読む

2012.07.11

COPD(シーオーピーディー)タバコ病?

長引く咳、痰、息切れはありませんか。COPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性があります。 COPDでは、空気の通り道である気道(気管支、細気管支、肺胞)に慢性の炎症が生じ、むくみ(浮腫)がおこり、痰が多くなります。痰を取り除 ...続きを読む

2012.06.18

ヘモグロビンA1c

40歳以上の人を対象とした特定健診で異常が見つかった時には、生活習慣病の予防も含めた保健指導や支援が行われています。 生活習慣病のなかでも、糖尿病の早期発見は特に重要です。血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)を高い状態のまま ...続きを読む