2024.01.31

高血圧には減塩とカリウム摂取を

血圧が高めの人にとって塩分(ナトリウム)を控えることにより血圧が改善するのはよく知られていますが、それに加えカリウムを十分に摂ることが大切です。塩分は体に水分を保つ働きがあり、そのため血管内の血液量が増加し血圧を上昇させ ...続きを読む

2023.10.19

梅毒が増えています

梅毒とは梅毒菌(梅毒トレポネーマ)により引き起こされる性感染症(いわゆる性病)で、主に性行為などの性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。オーラル(口腔)性交やアナル(肛門)性交でも感染することがあります ...続きを読む

2021.10.12

不整脈

皆さんは、手首で自身の脈を触れたことがあるでしょうか。10秒間で10〜15回規則正しく触れていますか。全くバラバラに触れたり、何回かに1回飛んでいませんか。 心臓が正常な脈を作らなくなった状態が不整脈で、その種類は細かく ...続きを読む

2020.07.31

血栓症を予防しよう

血栓とは血管内にできた血の塊で、ケガをしたときに傷口にできる瘡蓋(かさぶた)のようなものです。血栓が突然、血管に詰まって血液が流れなくなり、その先の臓器・組織に障害を起こす病気を血栓症と呼びます。 血栓のできる血管により ...続きを読む

2020.05.01

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、足の静脈の血管が太くなり、こぶ状に浮き上がって見える身近な病気です。体には、血液が流れる2種類の血管である動脈と静脈があります。心臓から体全体に血液を送る血管を動脈と呼び、体のすみずみまで送られた血液を心臓 ...続きを読む

2019.05.24

だれにもできる「運動」の勧め

みなさんは運動されていますか? 厚生労働省は「1回30分以上の運動を、週に2回以上実施し、それを1年以上継続する」運動習慣を勧めていますが、運動習慣を有する成人は国民全体の20―30%に過ぎないとされています。 なぜ運動 ...続きを読む

2019.02.21

献血にご協力ください

奈良県医師会 増井一弘 日本国内では、病気や外傷の治療のために、毎日約3,000人もの患者が輸血を受けています。1-2月は献血キャンペーン期間ですが、この時期、献血者が減少すると言われています。輸血に必要な血液製剤は人工 ...続きを読む

2018.12.01

鉄欠乏性貧血について

鉄欠乏性貧血は、その名の通り鉄欠乏が原因で起こる貧血です。鉄欠乏を起こす理由としては鉄分の摂取不足や、出血による鉄分の喪失などが考えられます。したがって、食生活の見直しとともに胃や腸などからの出血が無いかどうか、特に中高 ...続きを読む

2018.03.14

あなたのコレステロール、遺伝性では?

健康診断などで「コレステロール値が高い」と言われたことはありませんか? 原因は色々ありますが、その中に遺伝的に高くなる場合がある事をご存じですか? コレステロールにはLDLコレステロール(悪玉)とHDLコレステロール(善 ...続きを読む

2018.02.05

ヒートショックにご用心 

 血圧は、ストレスや喫煙、日常の行動や環境など、様々な影響を受けて大きく変動します。しかし、健常人の場合、その変動はほぼ一定の範囲内にあり、安静時では最大血圧は100〜140、最小血圧は60〜90mmHgとされ、たとえ一 ...続きを読む

2017.01.13

PAD(末梢動脈疾患)

 糖尿病・高血圧・高コレステロール・肥満といったメタボリック症候群を放置すると動脈硬化が進行し、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などが起こり易くなります。しかし、動脈硬化は心臓や脳血管だけでなく末梢の動脈でも起こります。PAD( ...続きを読む

2016.08.03

結核 ―過去の病気ではありません―

 結核は、結核菌が体の中に入り増えることで起こる感染症です。空気感染により人から人に伝染しますが、感染しても必ず発病するわけでなく、何十年も経ってから発病することもあります。医学の進歩により患者数は激減しましたが、未だに ...続きを読む

2016.02.04

異型狭心症(いけいきょうしんしょう)

 一般的に見られる労作性(ろうさせい)狭心症では、からだを動かすときに圧迫感や締め付けられるような感じの胸痛が起こり数分続きます。これは心臓を栄養する冠状(かんじょう)動脈に粥状(じゅくじょう)硬化症とよばれる動脈硬化が ...続きを読む

2015.12.25

心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)

 心臓は主に筋肉でできていて、縮んだり(収縮)、拡がったり(拡張)して血液を吸い込み、送り出すポンプの働きをしています。心臓には4つ部屋があります。全身で酸素が使われ酸素が少ない血液が右心房(うしんぼう)へ戻り、右心室( ...続きを読む

2015.09.30

仮面高血圧

 あなたは高血圧ではありませんか?「いつも健診で血圧は正常だから大丈夫だよ。」 本当にそうでしょうか?  実は診察室で血圧が正常でも、早朝や夜間あるいは仕事中などに血圧が上がり、知らぬ間に血管や臓器を傷めてしまうことがあ ...続きを読む

2014.09.17

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)

 下肢静脈瘤は下肢(ふくらはぎ・すね)に血管が数珠状(じゅずじょう)に膨(ふく)れたり、浮き出て見える病気です。症状としては、足のだるさ、むくみ、痒(かゆ)みの他、寝ているときに足がつったり、足の皮膚(ひふ)が茶褐色(ち ...続きを読む

2013.10.03

心不全

 人間が生きていくためには、体の各部分に十分な酸素と栄養がいきわたることが必要です。酸素と栄養を運ぶのが血液で、その血液を循環させるポンプの働きをするのが心臓です。  このポンプが故障すると、一つの電車の故障が他の駅に渋 ...続きを読む

2012.09.12

血圧を測定しましょう

血圧の正常値は収縮期で120mmHg以下、拡張期で80mmHg以下ですが、高齢者の場合は135mmHg以下、拡張期で85mmHg以下にするのが良いと言われています。精神的に血圧が上下したり、時間により変動するものです。医 ...続きを読む

2012.07.11

虚血性心疾患

虚血性心疾患とは、狭心症と心筋梗塞を総称した疾患名です。 心臓は全身に動脈の血を送るポンプの役目をしています。この働きは、心臓の筋肉(心筋)が収縮したり拡張したりすることによって行われています。この心筋が働くためには、酸 ...続きを読む

2012.07.11

脳卒中とリハビリテーション

脳の血管がつまって起こる脳梗塞や破れて起こる脳出血などを合わせて、脳卒中あるいは脳血管障害とよびます。 脳卒中では、多くの人に半身麻痺や歩行困難、喋りにくさ、そして食べにくい、飲み込みにくいといった症状が起こります。発症 ...続きを読む

2012.07.11

入浴中の事故に気をつけましょう

日本人は風呂好きと言われますが、入浴中に亡くなられる方も少なくはなく、高齢の方、高血圧や心臓病の方などでは、入浴の仕方によって危険なこともあります。実際、我が国の入浴中の死亡事故は年間1万4千人ほどで、これは欧米に比べて ...続きを読む

2012.07.11

減塩のすすめ

皆さんは一日にどれくらい食塩を摂取しているかご存じですか?平均的日本人は一日に11gくらいの食塩を摂取しています。食塩をほとんど摂取しない民族は、高血圧の発症が極めてまれであるため、食塩の過剰摂取が高血圧発症の重要な原因 ...続きを読む

2012.07.11

冠攣縮性狭心症

一般に狭心症は、冠動脈(心臓の筋肉を養っている血管)が動脈硬化により狭くなり、運動等の労作時に心臓の筋肉に充分な酸素が供給できずに起きる「労作性狭心症」と、安静時に起きる「安静時狭心症」に分類されます。「安静時狭心症」の ...続きを読む

2012.07.11

心臓震盪

心臓震盪は、胸部に衝撃が加わったことにより心臓が停止してしまう状態です。 多くはスポーツ中に心臓の真上あたりの胸骨や肋骨が折れるとか、心臓の筋肉が損傷するような強い衝撃ではなく、子供が投げた野球のボールが当たる程度の弱い ...続きを読む