血圧の正常値は収縮期で120mmHg以下、拡張期で80mmHg以下ですが、高齢者の場合は135mmHg以下、拡張期で85mmHg以下にするのが良いと言われています。
精神的に血圧が上下したり、時間により変動するものです。
医療機関で血圧を測定する時に緊張して高くなる「白衣高血圧」や朝起きた時に血圧が上昇する「早朝高血圧」があります。
この「早朝高血圧」は脳卒中や心筋梗塞などを発症させる確立が高いと言われています。夜間寝ていると血圧は低くなり、朝目覚める頃より高くなって、高血圧の持病のある人にとっては、早朝が危険な時間帯となります。
1日のうち早朝と夕方より夜にかけ血圧は高くなる時間があると言われているために、朝と夕方から夜にかけて1日2回、5分間程度の安静の後に血圧を測定して、折れ線グラフなどで記録することで、1日の血圧の状態がわかる様になります。測定の方法は、上腕(じょうわん)にカフを巻くタイプの血圧計を使用し、心臓の高さと同じ高さで測定することをすすめます。
血圧の高くなっている人は、運動療法、塩分制限などを行いましょう。それでも血圧が下がらない場合は、降圧剤の服用を考えている人は、かかりつけ医に相談してください。