2024.09.26
「長引く咳」への対応
新型コロナウイルス感染症の流行下、咳は悩まされる症状です。短期間(3週間以内)で治る咳はほとんどがウイルス感染症ですが、長引く(3週間以上続く)咳では様々な病気が原因となります。 原因として、①気管支喘息(ぜんそく)、喫 ...続きを読む
2024.09.26
新型コロナウイルス感染症の流行下、咳は悩まされる症状です。短期間(3週間以内)で治る咳はほとんどがウイルス感染症ですが、長引く(3週間以上続く)咳では様々な病気が原因となります。 原因として、①気管支喘息(ぜんそく)、喫 ...続きを読む
2023.09.14
日本人は魚を刺身で生食する習慣があり、特に釣りがお好きな方は釣り上げたイカやアジなどを自分で捌(さば)いて新鮮な刺身で食べることに至福の喜びを感じることでしょう。しかし釣り上げられて死んだ魚のアニサキス寄生虫(以下「アニ ...続きを読む
2023.08.07
食物アレルギーは子どもの頃に発症する病気と思われていますが、大人になってから初めて発症する人が増えています。原因として、子どもでは卵、牛乳、小麦が多いのですが、大人では小麦、果物、野菜、魚類が多くなります。これらの食品を ...続きを読む
2023.04.25
大腸への血液の流れが一時的に悪くなり、循環障害によって起こる腸炎です。 便秘が原因となることが多く、強く気張った時や、大腸粘膜への血流が低下します。また食後の消化吸収時や精神的ストレスなどが誘因になり、高血圧・糖尿病・虚 ...続きを読む
2022.08.31
近年、山間部の過疎・高齢化で、森林環境が悪化したため、野生動物が増加し、その獣害が問題となっています。また野生動物から血を吸って生きているマダニ類も、春から秋にその活動範囲を身近な里山まで広げ、マダニに咬まれる人が増えて ...続きを読む
2022.02.25
肛門は自分では見えず、他人に見てもらうのも恥ずかしい部位です。自分で病気を判断するのは難しいといえますが、症状によってある程度の推測は可能です。肛門の症状として主なものは痛み、出血、できものになります。 肛門の痛みは、ま ...続きを読む
2020.12.28
冬は便秘になりやすいとされています。その原因として、おなかが冷えて動きが悪くなること、寒くなって運動する機会が減ること、水分摂取量が減少すること等が考えられます。また、高齢になるほどそれらの条件を満たし易く、元々便秘傾向 ...続きを読む
2019.11.22
大腸がんは大腸に発生するがんで、ポリープにがんが発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。2017年の統計では大腸がんによる死亡数は男性で3位、女性で1位と上位を占めており、罹患率は40歳代から増加し始め ...続きを読む
2019.05.24
みなさんは運動されていますか? 厚生労働省は「1回30分以上の運動を、週に2回以上実施し、それを1年以上継続する」運動習慣を勧めていますが、運動習慣を有する成人は国民全体の20―30%に過ぎないとされています。 なぜ運動 ...続きを読む
2019.04.17
「胸の下からみぞおちの方にかけて熱くなるような不快感」の事を、「胸やけ」といいます。そのほとんどは、「胃食道逆流症」によるものです。 胃食道逆流症とは、胃液が食道へ逆流して胸やけなどの症状を起こしたり、実際に食道炎ができ ...続きを読む
2017.12.28
腹痛をきたす病気の中でポピュラーなものの一つは胆石症です。この胆石症に似て非なる「良性」の疾患、それが胆嚢のアデノミオマトーシスです。日本語では胆嚢腺筋腫症と言います。この「腺」と「筋」の成分からなる小さな袋が増えて、 ...続きを読む
2016.11.28
厚生労働省は平成28年4月から、胃がん検診において、胃X線検査(バリウム検査)だけでなく胃内視鏡検査(胃カメラ)も選択できるようにしました。奈良県においても、平成29年4月からこの制度が導入されます。 これまでの胃が ...続きを読む
2015.08.28
2000年頃から西日本を中心に、ヒラメやマグロなどの刺身を食べた数時間後、一過性に嘔吐(おうと)・下痢(げり)などを起こす食中毒が年間60件ほど報告されていました。ところが、その原因となるウイルスや細菌などが、検出され ...続きを読む
2014.07.31
カンピロバクターという細菌によって引き起こされるカンピロバクター食中毒は、近年発生件数の最も多い食中毒であり、患者数でもノロウイルスに続いて2番目に多くなっています。 カンピロバクターは、ニワトリやウシ、ブタ等家畜の ...続きを読む
2013.10.28
食事中にむせたり、咳(せき)こんだりすることが多くなったと感じている中高年以降の方、もしかすると嚥下(えんげ)障害かもしれません。 嚥下とは、食物を歯で細かく噛み砕き、舌によって奥に運び、飲み込んで咽頭(いんとう)を ...続きを読む
2012.10.02
肛門科を標榜(ひょうぼう)していると、最近、肛門の痒みを訴えて来院される患者さんが目立ちます。特にご高齢の方に多いように思います。 肛門周囲は知覚神経が非常に敏感な場所ですので、他の部位より痒く感じるのです。原因にはいわ ...続きを読む
2012.07.11
みなさんは、胃のあたりの痛みやもたれた感じなどがあって、胃カメラなどの検査を受けても、医師から「どこも悪くありませんよ」とか「少し胃が荒れている程度ですよ」と言われたことはありませんか? どうしてこのようなことが起こるの ...続きを読む
2012.07.11
口から入った食物は、食道、胃、十二指腸通って、小腸で栄養分が吸収された後、大腸にたどり着きます。 大腸は肛門まで約2mの消化管で、主に水分を吸収し、便を作る働きをしています。ここにできるがんが大腸がんで、男性では胃がんに ...続きを読む
2012.06.18
夏場には、食中毒による急性胃腸炎の症状(腹痛、おう吐、下痢)を起こす人が増えます。 食中毒の原因となる菌は、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなど様々です。 特に黄色ブドウ球菌による食中毒の場合、調理した人の手 ...続きを読む