高齢者
2019.05.24
だれにもできる「運動」の勧め
みなさんは運動されていますか? 厚生労働省は「1回30分以上の運動を、週に2回以上実施し、それを1年以上継続する」運動習慣を勧めていますが、運動習慣を有する成人は国民全体の20―30%に過ぎないとされています。 なぜ運動 ...続きを読む
2019.04.04
健康寿命と腰部脊柱管狭窄症
奈良県医師会 林 雅弘 『健康寿命』を知っていますか? 2000年に世界保健機関(WHO)が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を健康寿命と定めました。その後、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に ...続きを読む
2016.04.11
「急なもの忘れ」は認知症ではない!
もの忘れの病気で典型的なものはアルツハイマー型認知症です。もの忘れが年単位でゆっくり進み発病時期がはっきりしないのが特徴です。ご家族にもの忘れはいつからですかと尋ねると「1年位前かしら」「いえ2年位前かも」と言われます ...続きを読む
2015.06.19
熱中症にご注意ください
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることで、体温の調整機能が適切に働かなくなる状態です。熱中症になると、体内に熱がたまり、めまい、大量の発汗、吐き気(はきけ)、頭痛、筋肉痛、倦怠感(けんたいかん)などの症状が現れ、重症 ...続きを読む
2015.03.11
僕のことをお忘れではありませんか?”セアカゴケグモ”です!
”セアカゴケグモ”は、元々は日本に生息していないはずの生物(外来生物と呼びます)で、さらに毒グモです。1995年に日本国内で初めて大阪府高石市でその生息が確認されました。奈良県においても2003年に確認されており、今や ...続きを読む
2014.01.29
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
ロコモティブシンドローム、略して〝ロコモ〟。一般の方にはまだなじみのない言葉かもしれません。筋肉や骨、関節などの運動器官の障害によって介護が必要な状態、あるいはその一歩手前の状態になってしまうことです。加齢に伴う関節の ...続きを読む
2013.10.28
食事中むせませんか?
食事中にむせたり、咳(せき)こんだりすることが多くなったと感じている中高年以降の方、もしかすると嚥下(えんげ)障害かもしれません。 嚥下とは、食物を歯で細かく噛み砕き、舌によって奥に運び、飲み込んで咽頭(いんとう)を ...続きを読む
2013.07.30
特発性正常圧水頭症について
わが国における認知症患者は現在約250万人に迫るとされています。「認知症になると徐々に進行し一生治らない」と思われがちです。しかしながら、比較的簡単な手術で治療可能な認知症もあり、その代表が特発性正常圧水頭症です。65 ...続きを読む
2013.06.03
在宅緩和ケア④―関係性と「モラル」―
この10年間で我が国の緩和ケアは非常に進歩し、療養者が平穏(おだやか)な「人生の終着駅」を迎えるためのノウハウが蓄積されました。解熱鎮痛薬(げねつちんちいやく)、モルヒネなどの医療用麻薬、酸素療法等々、そのためのお薬や ...続きを読む
2013.05.02
在宅緩和ケア③ ―お家の効用―
人は、自分自身や家族や親しい間柄の人達の将来が見えず、心配や苦痛ばかりが続く人生には耐えられません。自分の生きた証の少しでもこの世に残せ、周りへの心配もなくなれば、意外と心安らかに人生の終着を迎えることができるように思 ...続きを読む
2013.04.05
在宅緩和ケア② ―「寿命」という終着駅―
在宅緩和ケアとは「お家(うち)」で緩和ケアを行うことです。病気に関する痛みや苦しみといえば「病院で」と考えがちですが、それを「お家で」ということです。 病院での治療のような「治癒(ちゆ)のための医療」は勿論大切ですが ...続きを読む
2013.03.06
在宅緩和ケア① ―日常と非日常―
日常生活の中での医療を支えるのが在宅医療であることは前回に述べました。その在宅医療においては、多くの場合、病気の治癒(ちゆ)を目指すよりも、療養者一人ひとりの身の丈に応じた、「生命の質(QOL)」が第一といった考え方が ...続きを読む
2013.01.29
骨粗しょう症治療をコツコツ続けましょう
高齢化に伴い、日本の骨粗しょう症の患者さんは年々増加し、その数は現在約1280万人と推測されています。しかし、そのうち治療受けている患者さんは20%程度と言われています。 骨粗しょう症になっていても患者さんに自覚症状 ...続きを読む