認知症・介護
2017.10.04
甲状腺ホルモンと病気
甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある小さな臓器で、正面から見ると蝶が羽を広げたような形をしています。健康な人の甲状腺は平坦でやわらかいので、見ても触ってもその存在はほとんどわかりませんが、炎症を起こしたり腫瘍ができたりす ...続きを読む
2016.04.11
「急なもの忘れ」は認知症ではない!
もの忘れの病気で典型的なものはアルツハイマー型認知症です。もの忘れが年単位でゆっくり進み発病時期がはっきりしないのが特徴です。ご家族にもの忘れはいつからですかと尋ねると「1年位前かしら」「いえ2年位前かも」と言われます ...続きを読む
2013.07.30
特発性正常圧水頭症について
わが国における認知症患者は現在約250万人に迫るとされています。「認知症になると徐々に進行し一生治らない」と思われがちです。しかしながら、比較的簡単な手術で治療可能な認知症もあり、その代表が特発性正常圧水頭症です。65 ...続きを読む
2013.06.03
在宅緩和ケア④―関係性と「モラル」―
この10年間で我が国の緩和ケアは非常に進歩し、療養者が平穏(おだやか)な「人生の終着駅」を迎えるためのノウハウが蓄積されました。解熱鎮痛薬(げねつちんちいやく)、モルヒネなどの医療用麻薬、酸素療法等々、そのためのお薬や ...続きを読む
2013.05.02
在宅緩和ケア③ ―お家の効用―
人は、自分自身や家族や親しい間柄の人達の将来が見えず、心配や苦痛ばかりが続く人生には耐えられません。自分の生きた証の少しでもこの世に残せ、周りへの心配もなくなれば、意外と心安らかに人生の終着を迎えることができるように思 ...続きを読む
2013.04.05
在宅緩和ケア② ―「寿命」という終着駅―
在宅緩和ケアとは「お家(うち)」で緩和ケアを行うことです。病気に関する痛みや苦しみといえば「病院で」と考えがちですが、それを「お家で」ということです。 病院での治療のような「治癒(ちゆ)のための医療」は勿論大切ですが ...続きを読む
2013.03.06
在宅緩和ケア① ―日常と非日常―
日常生活の中での医療を支えるのが在宅医療であることは前回に述べました。その在宅医療においては、多くの場合、病気の治癒(ちゆ)を目指すよりも、療養者一人ひとりの身の丈に応じた、「生命の質(QOL)」が第一といった考え方が ...続きを読む
2012.07.11
アルツハイマー病の治療
認知症では、日常生活の中でもの忘れが徐々に強くなって、これまで普通にしていたことがうまく出来なくなります。 認知症をきたす病気でもっとも多いのは、アルツハイマー病です。 アルツハイマー病では、脳の中で神経の信号を伝える働 ...続きを読む
2012.07.11
認知症が急に悪くなったら
認知症の代表的な疾患はアルツハイマー病です。もの忘れで始まってゆっくりと進行し、これまで普通にこなしていたことが、徐々にできなくなります。しかし、かなり進行するまで手足の不自由や歩きにくさ、飲み込みにくさ(嚥下障害)とい ...続きを読む