今日から始める尿路結石予防

尿路結石は、尿中のカルシウムやシュウ酸などが結晶化して石になり、腎臓や尿管にできる病気です。突然の激しい腰痛や腹痛、血尿を引き起こし、その痛みは「出産の次に痛い」と称されるほどです。一度発症すると再発しやすく、5年以内に約半数が再発するとされています。

予防で最も大切なことは、十分な水分摂取です。尿を薄く保つことで結石成分が固まりにくくなります。一度に大量に飲むのではなく、起床時や食事、入浴後などにこまめに補給しましょう。水や麦茶が適しています。特に汗をかく夏場は意識的な補給が必要です。

ただし、高齢者や心臓・腎臓に持病がある方は、過剰な水分摂取が負担になる場合があります。水分量については主治医に相談してください。また、夜間の頻尿を防ぎ睡眠の質を保つため、水分補給は日中を中心に行いましょう。

食事面では「減塩」と「動物性たんぱく質の摂りすぎ」に注意が必要です。塩分は尿中のカルシウムを増やし、結石リスクを高めます。ラーメンの汁を残す、加工食品を控えるなど、薄味を意識しましょう。

一方で、カルシウムは控えるのではなく積極的に摂りましょう。カルシウムは腸内で原因物質である「シュウ酸」と結びつき、便として体外へ排出してくれるからです。牛乳やヨーグルト、小魚などを適度に取り入れましょう。

予防の基本は「十分な水分」「減塩」「バランスの良い食事」です。日々の習慣を少しずつ見直し、結石になりにくい体質を目指しましょう。