水虫

 水虫とは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚(角質)に増殖するためにおこる病気です。足に多く見られ、足の裏や側面に小さな水ぶくれが生じる小水疱型(しょうすいほうがた)の水虫、足の指の間にカサカサして乾燥しているタイプと、ジクジクしているタイプの趾間型(しかんがた)、かかとを中心に足の裏の皮膚が硬く、厚くなる角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)の三つのタイプがあります。体の他の部分にも感染し、爪や体部に生じることもよくあります。

 治療はぬり薬として、クリームや軟膏(なんこう)や外用液があり、症状や部位にあわせて使い分けられています。薬をぬる際には手や患部を清潔にし、指の間などぬり難(にく)い所もていねいにこすらずやさしく、患部よりも広がっていることが多いために広くぬってください。

水虫は梅雨の時期から増えはじめ、6~8月のジメジメした蒸し暑い時期に最も多くなります。

 プールなどに行く機会が増えるため、足ふきマットなどから感染することが多くなります。足ふきマット、スリッパの共用で感染する場合があります。ぬり薬だけでは治り難い角質増殖型や爪白癬(つめはくせん)には飲み薬もあります。

 水虫は再発もありますので、注意が必要です。