奈良県医師会 笠原 仁
(橿原市・笠原内科医院)
「医師会」という団体名をよく耳にされると思いますが、これから私が所属している「橿原地区医師会」の活動を具体的に紹介させていただきたいと思います。ちなみに、橿原市と高市郡を区域としている「橿原地区医師会」、県全域を基盤とする「奈良県医師会」は一般社団法人です。
一般社団法人には、営利を目的としない非営利型法人があり、その法人で行った事業利益は配当できない、という意味で、利益を上げてはならない、という意味ではありません。ですので、地区医師会では橿原市休日夜間応急診療所の運営などは、市から委託を受け、勤務した医師に報酬を支払っています。一般社団法人が行う事業は、公益目的の事業に限定されているわけではありませんが、医師会はその設立目的から、医学に関係する公益性のある事業を行っています。
ちなみに、奈良県医師会の一般社団法人としての設立目的は「日本医師会及び奈良県内の地区医師会との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする」です。この目的を達成するために医師会として行う事業についてなど、詳しいことは奈良県医師会のホームページの定款(ていかん)をご覧ください。
また、政治活動でも、「医師会」という団体名が政治との関係でよく取り上げられることがあります。これもよく誤解されるのですが、医師会の目的を達成するために必要な政治活動を行うことを目的として「医師連盟」を組織しています。
もちろん医師会の目的に賛同しない、医師連盟の目的に賛同しないという医師もいますから、医師が全て日本医師会に所属しているわけではありませんし、また医師会に入会すると、自動的に医師連盟に加入するということにはなっていませんので、医師会会員ではあるが、医師連盟会員ではない、という医師もいます。
組織の大きな枠組みをお話しできましたので、次の機会に、私の所属する橿原地区医師会での具体的な活動についてお話ししていこうと思います。



