いかがですか あなたの健康
2023.03.03
足関節外果剥離骨折 ~子どもの足首の捻挫は要注意~
奈良県医師会 瀬戸靖史 子どもの成長は頼もしい限りで、小学校に入るくらいになると動きも活発になり、怪我をして帰って来られることもあるかと思います。放っておいても勝手に治ってしまう怪我もありますが、気を付けるべき怪我もあり ...続きを読む
2023.02.03
次世代のために風疹ワクチンを打ちましょう
奈良県医師会 丸山祥代 2月4日は風疹の日。 「風疹?流行ってるなんて最近聞かないし、もうかからないでしょ」―そんなふうに思っていませんか。 国内での発生例はいったん減っていましたが、近年は海外で感染して帰国する輸入例が ...続きを読む
2022.12.02
脂肪肝、放っておいて大丈夫?
奈良県医師会 溝上晴久 人間ドックや健康診断を受けて、「脂肪肝」と言われたことがありませんか? 近年増加傾向にあり、日本人では男性の32~41%、女性の9~18%の方が脂肪肝といわれています。 ところがそう診断されても「 ...続きを読む
2022.09.15
新型コロナ感染症のみなし陽性患者について
奈良県医師会 笠原仁 今年初めより耳にするようになった『みなし陽性』という言葉ですが、実はこの言葉は正式な用語ではありません。同居家族などの感染者の濃厚接触者が有症状となった場合で、検査を実施せずに医師の判断により臨床診 ...続きを読む
2022.09.02
「長引く咳」への対応
奈良県医師会 松村榮久 新型コロナウイルス感染症の流行が続き、皆さん咳(せき)に敏感です。特に人が集まる場では気を遣われます。新型コロナウイルス感染症においては、一部の重症例や重症化リスクのある人を除く大多数の方には特別 ...続きを読む
2022.07.22
中高年男性の疲れの原因〜もしかしたら男性更年期障害かも
奈良県医師会 植月祐次 ▶その疲れ、老化だけではないかもしれません 中年以降の男性で「最近疲れやすくなった」「眠れない」「イライラする」「突然のほてりや発汗がある」―などのお悩みがある方は多いと思います。 ...続きを読む
2022.07.08
時代と共に変わる性感染症(性病)を知り、早めに受診しましょう
奈良県医師会 前田純宏 性感染症は多種多様で、流行している病気や、感染する体の部位、効く薬、が5年も経つとがらりと変わってしまいます。流行に対応して予防・診断・治療をすることが、患者様も医師も必要です。 以下、現代の性病 ...続きを読む
2022.06.17
子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種
奈良県医師会 中矢雅治 過去に子宮頸がんワクチン(以下、HPVワクチン)を接種する機会を逃した方を対象に、令和4年4月1日から同ワクチンを公費で接種できる機会が新たに設けられることになりました。対象者は平成9年4月2日~ ...続きを読む
2022.05.20
マダニ媒介感染症 ーマダニに咬まれないよう十分注意しましょうー
奈良県医師会 久保良一 奈良県は山間部が多い県ですが、近年、地球温暖化や林業の衰退、 山間部地域の過疎•高齢化などにより、里山の森林環境が悪化しています。その結果、鹿やイノシシなどの野生動物が増加し、林業や農作物への害獣 ...続きを読む
2022.05.06
虚血性腸炎ってなに?
奈良県医師会 榎本泰三 「虚血性腸炎」とは、大腸への血液の流れが一時的に悪くなり、循環障害によって起こる大腸炎のことです。血管と腸管の要因がそれぞれ複雑に関与し発症します。 血管の要因は、高血圧・糖尿病・虚血性心疾患など ...続きを読む
2022.04.22
コロナ禍のこころのあり方
奈良県医師会 吉田 司 この2年ほどのコロナ禍で、私たちの生活は一変してしまいました。仕事帰りの同僚たちとの飲み会も、趣味の友達たちとの食事会も、長い付き合いの知り合いたちとの懇親会も、なかなかできなくなってしまいました ...続きを読む
2022.03.18
肛門の様々な症状、病気
奈良県医師会 水野崇志 肛門は自分では見えないですし、他人に見てもらうのも恥ずかしい部位です。何か症状があった場合、自分で調べてもなかなか判断するのは難しいといえます。それでも、症状によってある程度の推測は可能です。肛門 ...続きを読む
2022.01.21
帯状疱疹と予防接種-50歳を過ぎたら帯状疱疹予防接種をお考えくださいー
奈良県医師会 久保良一 50歳を過ぎると帯状疱疹(ほうしん)の発症が増え、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。 最近、帯状疱疹がワクチン接種で予防できるようになり、ワクチン接種を勧めるテレビコマーシ ...続きを読む
2021.12.17
糖尿病にならない、なってもすぐに治療
奈良県医師会 赤井靖宏 2021年は糖尿病にとって記念すべき年です。インスリンが発見されてから100周年を迎えたのです。膵臓からインスリンが急に出なくなる1型糖尿病患者さんにとって、インスリンは命を救う画期的なお薬です。 ...続きを読む
2021.12.03
月経時期の調節 -受験はベストコンディションで-
奈良県医師会 丸山 祥代 受験生の皆さん、いよいよ本番が近づいてきましたね。入試に限らず、大切な行事は誰しもベストコンディションで臨みたいものです。手洗いうがいはコロナのおかげで習慣になったし、インフルエンザワクチンやコ ...続きを読む
2021.11.19
糖尿病 -その食事で大丈夫ですか-
奈良県医師会 溝上晴久 日本をはじめ世界的にも糖尿病人口は年々増えており、日本人では成人の6人に1人が糖尿病及びその予備軍となっています。糖尿病の治療には食事療法・運動療法・薬物療法の3つの柱がありますが、その中で最も大 ...続きを読む
2021.11.05
尿が近い、もれる ~頻尿、尿失禁は原因によって治療法も変わる!~
奈良県医師会 前田純宏 ☆尿が近い(頻尿) 頻尿は、過剰な飲水をせず「日中2時間以内に行く。夜の睡眠8時間以内に2回以上」が目安です。原因は主に以下の4つがあります。 ①残尿感で行く(膀胱炎)②気になって繰り返し行く(心 ...続きを読む
2021.10.21
変形性膝関節症治療の治療指針
奈良県医師会 中垣公男 変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などにより膝の軟骨やクッションの働きをする半月板が破れ、痛みを伴う病気です。国際変形性関節症学会の治療ガイドラインは「推奨度」で分類されています。Aは「行うよ ...続きを読む
2021.10.08
不眠で困っていませんか
奈良県医師会 溝上晴久 睡眠は、食事・運動などの生活習慣と同様に健康と深く関わっています。 日本人の睡眠時間は年々減少傾向にあり、成人の10人に1人は不眠症といわれています。加齢とともに不眠は強くなる傾向にあり、60歳以 ...続きを読む
2021.09.17
災害時の乳児栄養について
奈良県医師会 丸山祥代 今年も大雨によって、熱海をはじめ日本各地で大きな被害がありました。罹災された方々には心からお見舞い申し上げ、一刻も早く日常生活に戻られるようにお祈り申し上げます。 日本は地震大国であり、台風などの ...続きを読む
2021.08.20
若い世代にとっての新型コロナウイルスワクチン接種の意義
奈良県医師会 中矢雅治 高齢者のワクチン接種が概ね進み、今後は若い世代のワクチン接種を進めていくことが課題となります。高齢者と比較すると、COVID-19による重症化率・死亡率が低い若い世代はワクチンのメリットが少なく感 ...続きを読む
2021.08.05
血圧をしっかり管理するために
奈良県医師会 山下圭造 年齢とともに細かい文字が読みづらくなるなど、視力の衰えから「私も年を取ったなあ」と感じる人は多いのではないでしょうか。目は最もよく使う感覚器官なので敏感に自覚し、日常的に不便さを感じるために眼鏡 ...続きを読む
2021.07.16
膀胱炎はなぜ再発するのでしょうか
奈良県医師会 植月祐次 皆様の中にも膀胱炎になったことがある方は大変多いと思います。膀胱炎は主に細菌感染によるもので、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿の濁り、血尿などの症状を特徴とする病気です。女性によくみられ、年に何度も ...続きを読む
2021.05.21
新型コロナワクチンの流通と接種について
奈良県医師会 笠原 仁 まず一番肝心な国(厚労省)から地方自治体へのワクチンの供給の実態ですが、情報が不足していました。自治体からの問い合わせに対しては、ワクチンを保管する冷凍庫の数、接種人口、接種体制などをみて配分して ...続きを読む
2021.04.16
憩室といわれる用語を知っていますか?
奈良県医師会 久保良一 憩室(けいしつ)という聞き慣れない医学用語をご存じでしょうか? 憩室とは、食道から大腸までの消化管の壁の一部が外側に押し出されて、風船・ポッケト状に膨らみ突出している事をいいます。憩室は大腸にで ...続きを読む
2021.04.02
新型コロナウイルスワクチン
奈良県医師会 松村榮久 新型コロナウイルスワクチン接種が2月17日より医療従事者から順次始まっています。4月12日より65歳以上の高齢者の接種が開始され、続いて基礎疾患のある方や高齢者施設の従事者、その後一般の方々という ...続きを読む
2021.03.18
あなたの肩こりの原因は?
奈良県医師会 酒本佳洋 2019年の国民生活基礎調査によりますと、皆様の様々な自覚症状のうち、『肩こり』の有訴者率は男性で第2位、女性では第1位となっています。パソコンやスマートフォンを手放すことができない現代社会におい ...続きを読む
2021.03.05
前立腺がんの最近の動向
奈良県医師会 平田 直也 前立腺の名称の由来を調べてみました。戦後日本解剖学会がヨーロッパの医学書の「膀胱の前に存在する」との意を邦訳したものだそうです。前立腺は子孫繁栄を担う大切な臓器なのに散文的な語源だなと少しガッカ ...続きを読む
2021.01.22
正しく知ろう子宮頸がんのワクチン
奈良県医師会 中矢 雅治 子宮頸がんは高リスク型のヒトパピローマウイルス(以下HPV)が性的接触によって子宮頸部に感染し、その数年から十数年後に前癌病変(正常部よりも癌が発生しやすい形態に変化した組織)を経て発症する癌で ...続きを読む
2020.12.18
多発性のう胞腎をご存知ですか?
奈良県医師会 赤井靖宏 みなさんの中に、血のつながった身内に腎臓が悪い人が多い、透析を受けている人が多い、あるいはくも膜下出血が多いという方はおられませんか?このような場合は、「多発性のう胞腎」という病気を考える必要があ ...続きを読む
2020.12.03
心不全パンデミックということ
奈良県医師会 坂井 龍太 身近に「心不全」で入院した方はいませんか?「心臓の調子が悪い」感じのこの言葉、聞く機会が最近増えています。「パンデミック」は、ある病気が国や世界中で大流行することです。そう、新型コロナの様に主に ...続きを読む
2020.11.19
食物アレルギーとアトピー性皮膚炎
奈良県医師会 中矢雅治 アトピー性皮膚炎は、かつて食物アレルギーによるものではないかと考えられていました。血液検査で種々の抗体検査を行い、数値が高いとその食べ物は避けられていました。しかしながら現在ではその考えは否定され ...続きを読む
2020.10.16
インフルエンザワクチンの流通について
奈良県医師会 笠原仁 今回は、インフルエンザワクチンが作られる過程についてお話ししようと思います。 まず、そのシーズンにどんなインフルエンザが流行するかを予想するところから始まります。これは世界保健機構から ...続きを読む
2020.09.03
新型コロナウイルス感染症の検査について
奈良県医師会 笠原仁 新型コロナウイルス感染症でみなさんの関心事はいろいろあると思うのですが、今回は検査についてお話ししようと思います。 令和2年7月現在、日本ではPCR法、抗原検査、抗体検査の3つが厚労省によって認めら ...続きを読む
2020.08.07
夏場は特にご注意を ― 痛みの王様「尿路結石」とは? ―
奈良県医師会 植月 祐次 病気の中で一番痛い病気はなんでしょうか? 「ぎっくり腰」「痛風」「歯の痛み」「陣痛、出産(病気ではないですが)」…。皆さんの中でもご経験された病気もあると思います。 もちろん同じ病 ...続きを読む
2020.07.02
肩腱板断裂(かたけんばんだんれつ)
奈良県医師会 中垣公男 肩腱板は上腕骨頭(じょうわんこっとう)という腕の骨の上部分と肩甲骨(けんこうこつ)をつないでいる腱です。肩甲下筋(けんこうかきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょ ...続きを読む
2020.06.18
糖尿病患者さんにビッグニュース!
奈良県医師会 赤井靖宏 糖尿病は今や日本人の10人に一人が患っているといわれる病気です。糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気です。血糖値が長期間にわたって高くなると、全身の血管が傷つきます。その結果、腎臓が悪くなったり、心 ...続きを読む
2020.06.04
お薬はどうやってみんなが使えるようになるか?
奈良県医師会 赤井靖宏 みなさんが服用されるお薬は、「効果があってかつ副作用が少ない(安全である)」ことが重要です。このため、医師がお薬を処方できるまでには数段階のテスト(「治験(ちけん)」)が行われます。 ...続きを読む
2020.05.21
新型コロナウイルス感染症の行方
奈良県医師会 安東範明 ハーバード大学の研究チームは4月14日の科学誌「サイエンス」で、新型コロナウイルス感染症の流行は医療体制が現在と変わらず治療法やワクチンがない場合は2022年まで続く可能性があると予測しています。 ...続きを読む
2020.03.19
感染性心内膜炎の予防
奈良県医師会 植山正邦 感染性心内膜炎は1年間で10万人あたり1~5人に起こるといわれる稀な病気ですが、一旦発症すれば多くの合併症を引き起こし適切な治療をしなければ死に至ります。心臓の内側を覆う心内膜(しんないまく)に細 ...続きを読む
2020.03.05
フレイルを予防しましょう
奈良県医師会 井上孝文 皆さんは年をとるにつれて、「外出の機会が以前より減った」「おいしいものが食べられなくなった」「活動的ではなくなった」と感じることはありませんか?そのような方は、もしかすると「フレイル ...続きを読む
2020.02.20
成人(高齢者)に対する予防接種
奈良県医師会 山下圭造 近年、乳幼児に対する予防接種は新たなワクチンが次々に定期接種に導入され、現在12種類の病気に対するワクチンが、いずれも90%以上の接種率で実施されています。一方、成人に対する定期接種 ...続きを読む
2020.02.06
良性発作性頭位めまい症について
奈良県医師会 山本俊宏 私たちは日常生活で、座ったり立ったり横になったり、また歩いたり走ったり、様々な動作をしています。その運動は内耳の中の「三半規管、耳石器官」、目の「視覚器」、両手足や体幹の「深部知覚器 ...続きを読む
2019.11.21
冬場の胃腸炎 ~ノロウイルス~
奈良県医師会 溝上晴久 毎年、寒い時期になると感染性胃腸炎の患者さんが増えてきます。その主な原因は、ノロウイルスによる感染です。ノロウイルスの感染力は非常に強く、わずか数十個のウイルスに感染しただけで発症し ...続きを読む
2019.11.07
蕁麻疹(じんましん)
奈良県医師会 井上孝文 皆さんは、かゆみでお困りになった経験はありますか? かゆみが原因で大きな健康被害が出ることはありませんが、かゆみで集中力が低下して、勉強や仕事、家事などに影響が出てしまうことはあると思います。ま ...続きを読む
2019.08.01
風疹検査を受けましょう
奈良県医師会 増井 一弘 皆様は今までに風疹に罹られたか、風疹ワクチンを2回接種されましたか? 風疹は一般に『三日はしか』と言われ、飛沫感染により人から人へ感染し、ウイルスに感染後2-3週で、発熱、全身倦怠 ...続きを読む
2019.07.18
胆のう結石は経過を見ましよう
奈良県医師会 久保良一 肝臓で作られた胆汁は、肝臓の中の胆管に集められ、そして総胆管と言われる管を介して十二指腸に排出されます。右上腹部にある胆のうは、消化を助ける胆汁を濃縮し、貯蔵する袋状の消化器の臓器です。胆汁に含ま ...続きを読む
2019.06.20
アトピー性皮膚炎の新しい治療法
奈良県医師会 田邉 洋 アトピー性皮膚炎の患者さんは多く、街中やテレビでもよく見かけますし、皆さんのお身内やご友人にもおられるのではないでしょうか。 アトピー性皮膚炎はうつりませんし、命に係わる病気ではありませんが、皮膚 ...続きを読む
2019.05.16
小球性貧血と大球性貧血
奈良県医師会 大野仁嗣 貧血はヘモグロビン値(血色素量)によって診断します。成人男子は13 g/dl未満、成人女子は12 g/dl未満、小児や妊婦は11 g/dl未満が基準です。血液検査ではヘモグロビン値に加えて赤血球数 ...続きを読む
2019.05.02
果物による口腔アレルギー症候群 ―花粉症との関連性について―
奈良県医師会 井上孝文 最近、果物によるアレルギーの存在が広く知られるようになり、自分もそうではないかと心配して医療機関を受診する患者さんが増えているように思います。果物アレルギーには、摂取後にじんましん、呼吸困難、嘔 ...続きを読む
2019.04.04
健康寿命と腰部脊柱管狭窄症
奈良県医師会 林 雅弘 『健康寿命』を知っていますか? 2000年に世界保健機関(WHO)が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を健康寿命と定めました。その後、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に ...続きを読む
2019.02.21
献血にご協力ください
奈良県医師会 増井一弘 日本国内では、病気や外傷の治療のために、毎日約3,000人もの患者が輸血を受けています。1-2月は献血キャンペーン期間ですが、この時期、献血者が減少すると言われています。輸血に必要な血液製剤は人工 ...続きを読む
2018.12.21
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
みなさんはCOPDという病気を聞いたことがありますか? COPD、日本語では慢性閉塞性肺疾患ですが、長くて覚えにくいですね。落語会の大御所、桂歌丸師匠がCOPDにかかっていたことは良く知られています。閉塞とは、特に息を吐 ...続きを読む
2018.12.07
風疹が流行しています!
県医師会 村井孝行 関東圏の大学生を中心に、風しんの大流行が平成24年(報告数2,386人)〜25年(同14,344人)にかけて発生したことを覚えているでしょうか? 平成30年8月頃より東京都・神奈川県・千葉県などで風 ...続きを読む
2018.11.02
その胸やけ、胃食道逆流症かも?
県医師会 溝上晴久 「みぞおちから胸の下の方にかけて熱くなるような不快感」の事を、「胸やけ」といいます。 そのほとんどは、「胃食道逆流症(GERD)」によるものです。胃食道逆流症とは、胃液が食道へ逆流して胸やけなど ...続きを読む
2018.10.19
アクロメガリー(先端巨大症)
県医師会 井上 孝文 同窓会などで幼なじみと再会し、懐かしい思い出に浸るのは楽しいものです。年の取り方は人それぞれですが、昔と見た目がほとんど変わっていない人もいれば、中には名前を聞かないと誰だかわからないほど外見が変 ...続きを読む
2018.10.05
今週は“全国労働衛生週間”です
県医師会 村井孝行 事業者が雇用する人(労働者)の“健康と命”を守るために“労働安全衛生法”という法律が定められており、時代の変遷と共に今までに幾度となく改正されています。この法律によって事業者には、「労働者が職場で働 ...続きを読む
2018.08.17
肝炎検診を受けましょう
県医師会 増井 一弘 現在、肝癌は癌死亡者の男性で4位、女性で6位であり、その原因の80%以上はB型肝炎とC型肝炎のウイルス性肝炎の感染によるものです。B型・C型肝炎ウイルスは血液感染であり、平成6年頃までの輸血や ...続きを読む
2018.08.06
帯状疱疹にならないために
県医師会 山下 圭造 インフルエンザの流行期に多くの患者さんから「先生は毎日かぜの人と接しているのに、どうして感染しないの?」と訊かれます。「早めのワクチン接種とうがい、手洗いは励行していますが、日頃からインフルエンザ ...続きを読む
2018.07.20
アナフィラキシーショック(ハチ刺されに注意しましょう)
県医師会 岩井 務 日本ではハチに刺されて亡くなる人が、平成27年には23人発生しました。毎年、若干の変動がありますが、死亡者数はおおむね20人を前後しています。死亡者のほとんどはスズメバチやアシナガバチに刺された方で ...続きを読む
2018.06.22
なぜ日本は長寿国なのか
県医師会 溝上 晴久 皆さんがご存じのように、日本は長年に渡り世界有数の長寿国となっています。 2016年の日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳となり、いずれも過去最高を更新しました。男女とも香港 ...続きを読む
2018.06.08
“ゲートキーパー”ご存じですか?
5月22日当コーナー掲載の〝5月病〟について、お読みいただけましたか? いわゆる5月病のひとつでもある〝うつ病〟は、「誰にでも起こり得る身近な病気」であるということを、わかっていただけたでしょうか? また〝希死念慮( ...続きを読む
2018.05.22
“五月病”あなたは大丈夫ですか?
県医師会 村井 孝行 皆様が心待ちにしていた長期休暇のゴールデンウィークも、はや2週間を過ぎようとしています。ゴールデンウィーク明けの今頃から〝体の不調〟だけでなく〝心の疲れ〟を感じていらっしゃる方もいるのではな ...続きを読む
2018.05.10
鉄欠乏性貧血について
県医師会 井上 孝文 〝貧血〟と聞いて皆さんはどういう状況を頭に思い浮かべますか。学校の朝礼で気分が悪くなって倒れる生徒さんや、体調の悪い時に熱い風呂に長く入ってフラフラするような場面を想像される方が多いのではな ...続きを読む
2018.04.20
「心臓弁膜」の点検をしましょう
県医師会 勝山 慶之 心臓には4つのお部屋があります。心臓弁膜とは、そのお部屋の間にあるとびらのことです。このとびらがうまく開いたり閉じたりすることで、私たちの心臓は血液を次の部屋に送り、活動に必要な血液を全身に ...続きを読む
2018.04.10
なぜ人間は痛風になる?
県医師会 赤井 靖宏 痛風は足の親趾関節によく起きる関節炎です。痛風になって痛みに苦しまれた方も多いのではないでしょうか。痛風は「尿酸」という物質が引き起こすこことは御存知と思います。痛風はどんな動物でもなるのでしょう ...続きを読む
2018.03.05
血圧変動の大きい人も要注意
県医師会 山下 圭造 皆さんは、自分の血圧がどの程度であるかをご存知ですか? 健康診断や病院の診察室あるいは公共施設のロビーなどに設置された自動血圧計で何度か測ったことがあると思います。「測るたびに数値がバラバ ...続きを読む
2018.02.02
糖尿病と闘う ―早期診断・早期治療が肝心―
県医師会 赤井靖宏 わが国では糖尿病が猛威を振るっています。糖尿病患者数は50年前の50倍に増えています。また、厚生労働省は、2016年には「糖尿病が強く疑われるもの」がはじめて1,000万人を超えたことを発表しました ...続きを読む
2018.01.26
オピオイド鎮痛薬とは
県医師会 井村 龍麿 オピオイド鎮痛薬とは、いわゆる医療用麻薬のことで一般的に多くは、がんの鎮痛目的に医師より処方される薬です。本文を読まれているほとんどの方にとって、現状はかかわりのない薬だと思いますが、医療 ...続きを読む
2018.01.19
「心原性脳梗塞」を予防しましょう
県医師会 竹田洋祐 脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり血液で詰まり、脳細胞に酸素や栄養が送れなくなる状態を言います。 その中でも心原性脳梗塞とは心臓でできたゴミ(血栓)が血管を流れ脳にたどり着き、脳の血管が詰まって ...続きを読む
2017.12.11
副甲状腺ホルモンと原発性副甲状腺機能亢進症について
県医師会 井上孝文 みなさんは「カルシウム」と聞いて何を連想されますか?「カルシウムが不足すると骨が弱くなる」といったイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。実際、体内のカルシウムのうち99%は骨に分布して ...続きを読む
2017.11.02
物忘れと認知症の違い
県医師会 井村 龍麿 高齢化の影響もあり、認知症にかかる人はどんどん増加しています。実際に日常でも認知症にかかった人と接することは、決して珍しく無くなっています。それだけに「自分は認知症にならないだろうか?」「最近 ...続きを読む
2017.10.22
こどもの気管支喘息 ―秋に注意―
県医師会 清益 功浩 気管支喘息とは、口から肺までの空気の通り道に気管支という管があります。気管支にある平滑筋(へいかつきん)と呼ばれる筋肉が収縮して、さらに、気管支の内側にある気管支粘膜が腫(は)れてし ...続きを読む
2017.10.06
RSウイルス感染で喘息になるかも?
県医師会 清益 功浩 乳児期にRSウイルスにかかった子供は、喘息を発症することが報告されています。RSウイルスがアレルギー疾患を発症しやすい免疫状態にし、特に、子供の早い時期に細気管支炎という非常 ...続きを読む
2017.09.22
「気象病」って何? ―天気で痛みが出てくる―
県医師会 清益 功浩 気象の変化によって症状などが悪化する病気を「気象病」と呼びます。めまい・狭心症・低血圧・喘息(ぜんそく)・うつ病などのもともとの病気があって、気象の変化で悪化することを含みます。気象病の ...続きを読む
2017.07.21
あなたのコレステロール、遺伝性では?
県医師会 溝上 晴久 健康診断などで「コレステロール値が高い」と言われたことはありませんか? 原因は色々ありますが、その中に遺伝的に高くなる場合がある事をご存じですか? コレステロールにはLDLコレステロール ...続きを読む
2017.07.12
熱中症予防に十分な水分・塩分を
県医師会 竹田 洋祐 近年、熱中症が増加しています。熱中症は夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れない梅雨明けの時期にも、また屋外だけでなく高温多湿の室内で過ごしている時に ...続きを読む
2017.05.19
受けていますか? 大腸がん検診 ―大腸内視鏡施行医の立場からー
県医師会 橋本 恵介 がんの中で大腸がんの割合は徐々に増えてきています。部位別がん罹患数では、男性が第3位・女性が第2位(女性は胃がんを抜いています)で、部位別がん死亡者数に至っては、女性が第1位、男性が第3位で ...続きを読む
2017.05.09
粉製品とダニが!?アレルギーに要注意!
県医師会 清益 功浩 ダニはクモの仲間で体長1㎜以下の小型の動物で、種類としては人を刺すマダニ、イエダニや直接人に被害を与えないチリダニなどがあります。 気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー ...続きを読む
2017.04.12
口腔アレルギー症候群
奈良県医師会 植山 正邦 体を外敵から守る仕組みを免疫反応と呼び、免疫が過剰に働いたり、間違った方向に働いて傷害が起こる事をアレルギーと言います。 食物アレルギーは食物中の蛋白質が原因で(アレルゲンと呼ばれます ...続きを読む
2017.03.17
元気で長生き、延ばそう健康寿命!
奈良県医師会 竹田 洋祐 日本人の平均寿命は、男性80才、女性86才となり、世界最高水準の長寿国といえます。また、高齢者(65才以上)の比率は26・7%と初めて4人に1人を超え、まさし ...続きを読む
2017.02.03
糖尿病重症化予防プログラム
県医師会 赤井 靖宏 糖尿病患者数は、この50年間で50倍以上に増え、糖尿病はいまや誰もがかかりうる「国民病」です。 糖尿病は血糖値が上がる病気ですが、血糖が上がって命を失うことはめったにありません。糖尿病患者 ...続きを読む
2017.01.20
低体温の子どもが以前よりも増えている?
県医師会 清益 功浩 子どもの体温は通常、大人より高いです。個人差と年齢によりますが、36・5℃~37℃程度で、朝は低く、午後には朝より高くなります。よく使用する電子体温計は、水銀体温計より0・1~0・3℃高く表示 ...続きを読む
2016.12.02
PAD(末梢動脈疾患)
県医師会 中村 義行 糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満といったメタボリック症候群を適切に対処せず放置すると動脈硬化が進行し、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの疾患が起こりやすくなることはよく知られているところです。し ...続きを読む
2016.11.18
閉塞性睡眠時無呼吸症候群 ~いびきだけの病気じゃない~
県医師会 松村 榮久 睡眠時無呼吸症候群のうち、大半を占める閉塞性睡眠時無呼吸症候群についてお話しましょう。我が国での患者数は200万~300万人あるいはそれ以上と推定されています。通常、夜間の周期的な無呼吸と ...続きを読む
2016.11.15
マイコプラズマ肺炎の予防は?
県医師会 清益 功浩 マイコプラズマ肺炎は、「Mycoplasma pneumoniae」(肺炎マイコプラズマ)という名前の微生物が起こす肺炎です。肺炎マイコプラズマは、細菌より小さくウイルスより大きいため、 ...続きを読む
2016.10.07
B型肝炎ワクチンが定期接種になりました
県医師会 清益 功浩 肝臓(かんぞう)に炎症を起こすウイルスは現在、A型、B型、C型、D型、E型があり、B型肝炎とは、B型肝炎ウイルスによって起こす肝炎です。主に血液や体液などを介して感染します。感染すると、約 ...続きを読む
2016.09.16
「秋バテ」ってどんな病気?対策は?
奈良県医師会 清益 功浩 「夏バテ」は夏に暑い日が続き、自律神経の変調を起こして、体調を崩すことです。原因として主に熱帯夜による睡眠不足や、高温多湿による体温調節機能の低下などです。 一方、秋は日々の気温が安定せ ...続きを読む
2016.09.02
爪の水虫「爪白癬」(つめはくせん)
県医師会 山科 幸夫 水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌:しんきん)の一種が原因でおこる病気です。水虫は足の指の間や裏にできるタイプが最も多いですが、白癬菌はケラチンというタンパク質で育っていきますの ...続きを読む
2016.08.19
異型狭心症(いけいきょうしんしょう)
県医師会 植山 正邦 心臓の表面にある3本の冠動脈と呼ばれる血管が心臓の筋肉に酸素と栄養を供給しています。高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、高尿酸血症、肥満といったメタボリックシンドロームや、喫煙、加齢、慢性の ...続きを読む
2016.08.05
―認知症とMCI― 転倒を予防し進行を防ぎましょう
県医師会 竹田 洋祐 軽度認知障害(Mild Congnitive Impairment以下「MCI」)とは、正常に日常生活を送ることができる人と認知症の間の境界にある状態を表す言葉です。 認知症は物忘れから始まる ...続きを読む
2016.07.22
大腸CT検査とは~仮想大腸内視鏡検査~
県医師会 溝上 晴久 40歳以上の方に「あなたは胃の検査をした事がありますか?」と質問すると、多くの方が胃内視鏡検査又は胃バリウム検査のどちらかを受けた経験があると回答されます。ところが大腸検査は、「検査が痛い」「前 ...続きを読む
2016.07.08
キズの手当の基本 その2
県医師会 岩井 佐代子 前回(6月16日)に引き続き、キズの手当てのお話です。ケガをしたら「まず消毒」「とにかく消毒」と思いがちですが、消毒のしすぎもよくないことがあります。 一般によく使われる市販の消毒薬は、殺 ...続きを読む
2016.06.17
キズの手当の基本 その1
奈良県医師会 岩井 佐代子 ラムズイヤーという 植物をご存じでしょうか? Ramb’s ear ― 名前のごとく、子羊の耳のような形の葉っぱが魅力的なハーブです。西洋では昔(今でも?)キズをこの葉っぱで覆 ...続きを読む
2016.05.09
体調がすぐれない? 甲状腺の病気かも・・・
奈良県医師会 井上 孝文 実は、甲状腺の病気は珍しいものではありません。例えば慢性甲状腺炎という病気は、成人女性の10人に1人が罹患(りかん)しているとさえ言われています。ただ、甲状腺の病気の症状は一般的に目立た ...続きを読む
2016.04.22
飛蚊症(ひぶんしょう)
奈良県医師会 竹川 隆 飛蚊症とは目の前に黒い点や雲状の浮遊物が飛んでいるように見える現象です。目を動かしても同じ方向に動き、瞬きをしても消えません。ほとんどの場合が加齢などの生理的変化によるもので問題はありませんが、 ...続きを読む
2016.04.11
「急なもの忘れ」は「認知症」ではない!
奈良県医師会 松村 榮久 もの忘れの病気で典型的なものはアルツハイマー型認知症です。物忘れが年単位でゆっくり進み、発病時期がはっきりしないのが特徴の一つです。ご家族に「もの忘れはいつからですか?」とたずねると、ある家族 ...続きを読む
2016.03.18
大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべんきょうさくしょう)
奈良県医師会 植山 正邦 かつて日本で心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)は高血圧症と並んで心不全の主な原因疾患でしたが、衛生状態の改善と医療の発達により、リウマチ熱が激減した為に、患者数は減少傾向でした。しかし急激な ...続きを読む
2016.03.08
経鼻内視鏡医の本音 「鼻からの内視鏡って、結局どうなん?」
奈良県医師会 橋本 恵介 経鼻内視鏡が一般的に広まり、十数年がたちました。以前からいろいろな評価が出てきています。私は、11年前2005年に開院し、同時に経鼻内視鏡を導入しました(このころは経鼻内視鏡はあまり普及してい ...続きを読む
2016.02.19
かくれ虫垂炎(ちゅうすいえん)について ~経過を見ることの重要性~
奈良県医師会 勝山 慶之 発症直後、診断がつきにくく、時間経過とともに、さまざまな症状・所見が出現して確定診断に至る。こういうことは日常の診療場面でしばしば遭遇します。したがって、確定診断に至るまでは、いろいろなことを ...続きを読む
2016.01.22
花粉症の治療はお早めに
奈良県医師会 七浦 高志 間もなくスギやヒノキの花粉症シーズンになります。この時期を迎えるのが憂鬱という方も多いと思いますが、正しい知識を持って十分な対策をとれば、症状を和らげ、快適に過ごすことができます。 まず、 ...続きを読む
2015.11.06
糖尿病合併症を防ぎましょう
奈良県医師会 赤井 靖宏 糖尿病は、体内で分泌されるインスリンが不足するか、その作用が障害されて、血液中の糖分(血糖)が増加する病気です。糖尿病は、血糖が高いことよりも、高い血糖値が全身の血管を悪くして臓器障害を起こす ...続きを読む
2015.10.16
「ストレスチェック」が12月から始まります
奈良県医師会 村井 孝行 『労働安全衛生法』とは、「労働者が職場で働く上での安全・健康の確保と、職場環境の快適性」が定められた法律です。時代の変遷(へんせん)と共に今まで幾度となく改正され、働く人々の命と健康が守られて ...続きを読む
2015.10.02
結核 ― 過去の病気ではありません ―
奈良県医師会 鹿子木 英毅 結核は結核菌が体の中に入り増えることで起こる感染症です。空気感染により人から人に伝染しますが、結核菌に感染しても必ず発病するわけではありません。人によっては感染してから何十年も経ってから発 ...続きを読む
2015.08.24
「神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)」その2
奈良県医師会 岩井 務 神経障害性疼痛の治療は薬物療法・神経ブロック・手術療法があります。 痛みの治療を行う際に、最も一般的に実施される治療は「薬物療法」です。薬物療法に用いる主な薬剤には、神経障害性疼痛治療薬、非ス ...続きを読む
2015.08.07
「神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)」その1
奈良県医師会 岩井 務 普段私たちが感じる「痛み」には、切り傷や打撲による、すぐに治る痛みや長く続く痛み、刺すよう痛みやだるい痛みなど、様々な「痛み」があります。その「痛み」 は、引き起こす原因によって大きく三つに分け ...続きを読む
2015.07.17
あなたの肝臓は大丈夫? もしかしてウイルス性肝炎では…
奈良県医師会 村井 孝行 肝炎を起こす原因には色々とありますが、日本における肝炎のほとんどは、ウイルスによって引き起こされるウイルス性肝炎です。なかでも、B型およびC型肝炎ウイルスの患者と感染者を合わせると、300万 ...続きを読む
2015.07.02
〝謎の食中毒〟その原因は…
奈良県医師会 村井 孝行 2000年頃から西日本を中心に、ヒラメやマグロなどの刺身を食べた数時間後、一過性に嘔吐(おうと)・下痢(げり)などを起こす食中毒が年間60件ほど報告されていました。ところが、その原因となるウ ...続きを読む
2015.06.19
健康食品 ー正しい知識でおつきあいー
奈良県医師会 竹田 洋祐 近頃、健康食品やサプリメントの広告が毎日のように新聞紙上に大きく載っています。その製造販売元が一流有名企業の場合もあり、特定の成分を手軽に補給でき健康の保持増進に効果的であると宣伝しています ...続きを読む
2015.05.29
〝ヒトの命を奪う最も危険な生き物〟は?
奈良県医師会 村井 孝行 ところで皆様は「ヒトの命を奪う最も危険な生き物」をご存じでしょうか。おそらく、オオカミ、ライオンやサメといったどう猛な生き物を思い浮かべるかと思いますが、それらの生き物に襲われて命を落とすヒト ...続きを読む
2015.04.17
僕のことをお忘れではありませんか?〝セアカゴケグモ〟です!
奈良県医師会 村井 孝行 セアカゴケグモは、元々は日本に生息していないはずの生物(外来生物と呼びます)で、さらに毒グモということもあり、「外来生物法」という法律で「特定外来生物」に指定されています。 セアカゴケグモ ...続きを読む
2015.04.03
新しいC型肝炎治療について
奈良県医師会 塚本 昇 C型肝炎治療は日進月歩で進んでいます。以前はPEGインターフェロンとリバビリンという抗ウイルス薬の併用治療が主流でしたが、この治療に加えてC型肝炎遺伝子に直接作用するプロテアーゼインヒビターを加 ...続きを読む
2015.02.27
よく聞こえていますか? あなたの耳
奈良県医師会 村井 孝行 「歳をとるたびに、人の話を聞き返すことが多くなったなあ〜」「昨日は何ともなかったのに、朝起きたら耳が気持ち悪く急に聞こえづらいなあ~」といったことがありませんか? このどちらかは、急いで治療す ...続きを読む
2014.12.09
乾燥肌から痒みが起こる
奈良県医師会 是枝 哲 夏の暑い時期には皮膚科領域では、あせもや虫刺され、水虫などの疾患が増え、外来には患者さんがあふれています。ところで冬の場合ですが、皮膚科の患者さんは全体的に減るものの、肌が乾燥して湿疹ができ、痒 ...続きを読む
2014.11.25
糖尿病の現状と啓発活動
奈良県医師会 赤井 靖宏 糖尿病は今やわが国の国民病ともいわれる病気です。糖尿病を持つ人の割合はこの50年間で50倍に増加し、60歳以上の国民の34%が糖尿病かその強い疑いがあると推計されています。また、全世界でも糖尿 ...続きを読む
2014.09.22
認知症の周辺症状とその人の気持ち
奈良県医師会 原 健二 認知症では、大脳の神経が障害される結果、記憶や思考、判断、計画、実行といった機能が低下してきます(これらを中核症状と呼びます)。 たとえば、財布や通帳などの大切な物を自分でどこかにしまい込んで ...続きを読む
2014.09.22
「救急の日」「救急医療週間」
奈良県医師会 9月9日は「救急の日」です。救急に関する業務や医療について一般住民の方々の理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的として、昭和57年に定められました。 さらに、この「救急の ...続きを読む
2014.08.26
エコノミークラス症候群
奈良県医師会 植山 正邦 飛行機に乗って水分を摂(と)らずに乾燥した室内で長時間席を立たない状況で、立ち上がり、歩き始めてトイレに行かれた際に、突然胸の痛みを訴えられる、肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)と呼ば ...続きを読む
2014.08.08
“鼻”の代表的な病気というと…
奈良県医師会 村井 孝行 よく耳にする鼻の病気は、「花粉症」、「鼻アレルギー」や「蓄膿(ちくのう)」といったものが代表的でしょうか。 専門的に医学用語でいうと、「花粉症」は、「季節性アレルギー性鼻炎」にあたり、その名 ...続きを読む
2014.07.22
骨転移の痛みを和らげる内照射療法
奈良県医師会 御前 隆 医学の進歩により、がんは必ずしも治らない病気ではなくなってきました。しかし、進行して骨に転移した場合には、痛みをはじめとするつらい症状が起こります。最近、副作用の少ない合成麻薬をはじめとして、完治 ...続きを読む
2014.07.04
おねしょ、いくつまで大丈夫?
奈良県医師会 竹田 洋祐 5歳までの幼児が、夜寝ている間におもらしすることを「おねしょ」といいます。これは成長の途中のもので病気ではありません。5歳をすぎても、1週間に何回もおねしょが続くものを「夜尿症」といい、これは診 ...続きを読む
2014.05.16
肝炎にも色々な原因があるのをご存じですか?
奈良県医師会 村井 孝行 肝炎といっても色々な原因があり、①ウイルス感染によるもの ②薬剤によるもの ③アルコールによるもの に大きくわかれます。 ①はウイルス性肝炎で、現在、ウイルスの種類によりA〜F、TT型の7種 ...続きを読む
2014.05.01
“はしか”=“麻(ま)しん”が流行しています!
奈良県医師会 村井 孝行 平成21年の春に、“はしか”が首都圏の大学生を中心として大流行したことは記憶に新しいことでしょう。この年の1年間になんと732人もの人が“はしか”に罹(か)ってしまいました。“はしか”は、医学 ...続きを読む
2014.04.17
肩関節周囲炎(五十肩)と肩腱板断裂
県医師会 仲川 喜之 肩関節周囲炎(五十肩)と肩腱板断裂は、ともに40歳以上の中高年に多くみられ、肩の動きが制限され、肩を動かすと痛みが強くなり、特に夜間に痛みが増強するというよく似た症状を有しています。 また日常頻 ...続きを読む
2014.03.25
慢性腎臓病(CKD)とは?
奈良県医師会 赤井 靖宏 皆さんは、CKDという病気をご存知ですか? CKDとは「慢性腎臓病」のことです。 「腎臓病」と聞くと「糖尿病で腎臓が悪くなって」とか「健診で尿にたんぱくがおりて」などを思われるかも知れません ...続きを読む
2014.03.25
尿中微量アルブミン検査
奈良県医師会 赤井 靖宏 「尿中微量アルブミン検査」をご存じですか? この検査は糖尿病を患っておられる方が年に1―2回は受けていただく必要がある検査です。 糖尿病患者数は、わが国で増加し続けています。糖尿病が腎臓(じ ...続きを読む
2014.02.21
薬はリスク ~薬を正しく安全に使うために~
奈良県医師会 石丸 裕康 病気の治療に、薬は欠かせませんが、適切に使われないと副作用に悩まされることもあります。外来診療では、時に十何種類もの薬を服用している方に出会います。「A病院から5種類、B医院から4種類、C診療 ...続きを読む
2014.02.07
睡眠時無呼吸症候群と心臓病
奈良県医師会 井村 龍麿 睡眠時無呼吸症候群をご存知でしょうか? 平成15年にこの病気を患(わずら)っていた新幹線の運転手が運転中に居眠りをしてしまい、緊急停止した事件があり注目されました。ご記憶の方もおられることで ...続きを読む
2014.01.17
風邪とインフルエンザ
奈良県医師会 竹田 洋祐 風邪とインフルエンザは「風邪症候群」と総称され、ウイルスや細菌といった病原体が呼吸器(のど、鼻、気管支、肺など)へ感染して起こります。 風邪にかかると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・ ...続きを読む
2013.12.20
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
奈良県医師会 鹿子木 英毅 ロコモティブシンドローム、略して”ロコモ”。一般の方にはまだなじみのない言葉かもしれません。筋肉や骨、関節などの運動器官の障害によって介護が必要な状態、あるいはその一歩手前の状態になってしま ...続きを読む
2013.12.06
内痔核(ないじかく)の治療法、 輪ゴム結紮法(けっさつほう)について
奈良県医師会 波江野 善昭 寒くなると痔が悪化して来院される患者さんが目立ちます。そこで、今日は痔の治療法のひとつの「輪ゴム結紮法」についてお話しします。 痔には大きく分けて直腸から皮膚までに及ぶ外痔核と、直腸粘膜面 ...続きを読む
2013.11.08
赤ちゃんの臍(さい)ヘルニア
奈良県医師会 七浦 高志 出生後、臍(へそ)の緒が乾燥して取れた後、臍の根元が十分に閉鎖されていない場合があります。その閉じていない臍の根元の孔(あな)を通って、泣いたり力(りき)んだりした時に、小腸や大網(だいもう: ...続きを読む
2013.10.18
排尿後尿滴下(はいにょうごにょうてきか) -尿漏れ-
奈良県医師会 金子 佳照 排尿症状には、蓄尿期症状(頻尿:尿が近い)、排尿期症状(出にくい)および排尿後症状があります。尿を出し終わってから、陰茎(いんけい)を下着にしまった後に、尿道内に残った尿が出て「たらーっと」下 ...続きを読む
2013.09.25
骨粗しょう症治療を コツコツ続けましょう
奈良県医師会 岩井 務 高齢化に伴い、日本の骨粗しょう症の患者さんは年々増加し、その数は現在約1280万人と推測されています。しかし、そのうち治療を受けている患者さんは20%程度と言われています。骨粗しょう症になってい ...続きを読む
2013.09.12
お子様の睡眠を見直してください
奈良県医師会 安東 範明 先日、ある小学校の先生とお話しする機会がありました。最近の学校での問題点として、朝から元気が無く、時には午前中から居眠りをしてしまう児童がいるようです。そのような子は決まって就寝時間が遅く、日 ...続きを読む
2013.08.19
高齢者の服薬で注意すべきこと
奈良県医師会 井村 龍麿 高齢者の服薬においては、一般的に副作用の危険が高くなるため、服薬量を減量します。なぜなら、高齢者の場合は、肝臓や腎臓の機能が低下し、薬物の吸収や代謝(たいしゃ)、排泄(はいせつ)が悪くなるから ...続きを読む
2013.08.02
貼り薬による光かぶれ
奈良県医師会 竹田 洋祐 肩こりや腰痛、打撲や筋肉痛の痛み止めに、貼り薬を使ってかぶれたことはありませんか? 暑い季節に貼り薬を長い時間貼ったままにすると汗でむれて痒(かゆ)くなったり、含まれる成分に対してアレルギー ...続きを読む
2013.07.22
成人男性の風疹が大流行
奈良県医師会 春日 宏友 風疹の患者数がこの半年間で1万人を越えました。すでに昨年1年間の4倍以上の大流行になっています。7割以上が男性で、そのうちの8割以上が20~40歳代です。なぜ20~40歳代の男性に多発している ...続きを読む
2013.07.08
大人でもかかる百日咳
奈良県医師会 清益 功浩 百日咳は、名前のとおり、百日(約3ヵ月)も咳が続く病気です。百日咳菌という細菌が気道に感染して起こる病気です。咳に特徴があって、発作的に咳込んだり、咳が続いて息をする時にヒューという音がしたり ...続きを読む
2013.06.21
熱中症にご注意ください!
奈良県医師会 熱中症は、暑い環境に長時間さらされることで体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調整機能が適切に働かなくなる障害の総称です。熱中症になると、体内に熱がたまり、めまい、大量の発汗、吐き気、頭痛、筋肉痛 ...続きを読む
2013.06.07
前立腺肥大症と前立腺癌
奈良県医師会 吉江 貫 前立腺は男性だけにある臓器で、大きさは栗の実大で膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいます。みかんのような層構造をしていて、被膜付近の外腺(みかんの皮にあたる部分)と、尿道のまわりの内腺(みかんの実 ...続きを読む
2013.05.02
めまいが起こっても、 まずは落ち着いて
奈良県医師会 竹田 洋祐 めまいで困ったことはありませんか? めまいの前後に耳鳴りや難聴(なんちょう)、吐き気、嘔吐(おうと)で苦しまれる方もおられます。強いめまいが急に起こりますと不安感に襲われます。「もしかしたら ...続きを読む
2013.04.19
レストレスレッグス症候群 (むずむず脚症候群) その2
奈良県医師会 岩井 務 レストレスレッグス症候群が起こるメカニズムはまだはっきり解明されていませんが、現在のところ、①脳内の神経伝達物質「ドパミン」の機能障害、②鉄欠乏、③遺伝的素因の3つの要因が考えられており、脳内に ...続きを読む
2013.04.05
レストレスレッグス症候群 (むずむず脚症候群) その1
奈良県医師会 岩井 務 レストレスレッグス症候群は「むずむず脚症候群」あるいは「下肢静止不能症候群(かしせいしふのうしょうこうぐん)」とも呼ばれ、脚の表面ではなく、内部に不快な異常感覚が生じる神経疾患です。 その異常 ...続きを読む
2013.03.22
難聴に注意! ―おたふく風邪―
奈良県医師会 清益 功浩 おたふく風邪は、別名、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)、ムンプスと言われています。ムンプスウイルスにより起こる病気で、唾(つば)などで感染する飛沫(ひまつ)感染です。感染してから発 ...続きを読む
2013.03.07
心房細動治療のトピックス
心房細動(しんぼうさいどう)は、心臓の一部である心房が高頻度に拍動(はくどう)する不整脈で、高齢者によくみられます。我が国では、高齢化に伴い心房細動の患者数は増加の一途をたどり、約100万人になるだろうと推定されていま ...続きを読む
2013.02.21
歳をとると、夜中のトイレ回数が増えるのは仕方がない??
奈良県医師会 夏目 修 私達の多くは、歳をとると夜中にオシッコをしたくなって何度も目が覚めてしまい、トイレに通う回数が多くなることを当然のように思っていませんか? このように加齢に伴い夜中のトイレ回数が増えてしまうこと ...続きを読む
2012.11.15
12月1日は世界エイズデー
奈良県医師会 村井 孝行 日本国内において、HIV感染者が1年間に新しく報告される人数は、昭和60年以降右肩上がりに増加し続けて、平成20年には1126人とピークに達し、以降は減少に転じていますが、平成23年においても ...続きを読む
2012.11.05
子どものマイコプラズマ肺炎 ―薬が効きにくい―
奈良県医師会 清益 功浩 昨年から今年にかけてマイコプラズマ肺炎が流行しています。マイコプラズマ肺炎は、名前のとおり、マイコプラズマという細菌によって起こります。 マイコプラズマ肺炎は、感染から発症までの潜伏期間が1 ...続きを読む
2012.10.18
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
奈良県医師会 勝井 建彦 高齢者社会となり老人が増多し、それに伴い骨粗鬆症の患者さんが増加の一途をたどり、現在1200万人いると報告されています。 骨粗鬆症とは、骨が粗くなり、スカスカになった状態の事を言います。65 ...続きを読む
2012.09.12
肛門の痒み(肛門搔痒症)
奈良県医師会 波江野 善昭 肛門科を標榜していると、最近肛門の痒みを訴えて来院される患者さんが目立ちます。特にご高齢の方に多いように思います。 肛門周囲は知覚神経が非常に敏感な場所ですので、他の部位より痒く感じるのです。 ...続きを読む
2012.08.16
子どもの予防接種は同時接種で…
奈良県医師会 澤井 遵 日本の予防接種事情は、世界から遅れていましたが、2年前から導入されたヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、さらにロタウィルスワクチンも接種できるようになり、先進諸国には及ばないものの、大きく前進しま ...続きを読む
2012.07.18
不活化ポリオワクチンの近況について
奈良県医師会 奥村 眞由美 ポリオ(急性灰白髄炎:きゅうせいかいはくずいえん)は、ポリオウイルスに感染しておこる病気です。1~2才の小児に多く見られ、感染しても90~95%は無症状で、4~8%にカゼのような症状(下痢、発 ...続きを読む
2012.07.12
学校におけるアレルギー疾患の対応
奈良県医師会 竹内 大志 生活環境や食生活の変化に伴い、アレルギーのある子どもたちが増えています。 2008年、文部科学省は、学校でのアレルギー疾患の実態を把握するために小学校、中学校でのこれらの疾患の児童生徒の全国調査 ...続きを読む
2012.07.11
臓器移植法が改正されました
奈良県医師会 鹿子木 英毅 今年7月に臓器移植法が改正されました。これまでは、本人の同意が書面で示された場合にしか臓器の提供が認められていませんでしたが、改正により、本人の意思が不明であっても、遺族が同意すれば臓器提供が ...続きを読む
2012.07.11
尋常性乾癬持ちの悩み
奈良県医師会 小原 壮一 私の専門は泌尿器科ですが、今回は患者として、そして医師として、ある疾病について記させていただきます。 それは尋常性乾癬という病気で、症状は、全身の皮膚に赤い斑点ができ、それがまるで地図のごとく融 ...続きを読む
2012.07.11
脂肪肝から肝臓がん?
奈良県医師会 石井 禎暢 脂肪肝は、国民の3人に1人にかかっていると言われる生活習慣病の一つです。最近では、脂肪肝と診断される人が急速に増えており、成人男性の10%、女性の3%にみられます。 日本人は、別名「節約遺伝子」 ...続きを読む
2012.07.11
バセドウ病の放射線治療
奈良県医師会 御前 隆 バセドウ病は、甲状腺(こうじょうせん)という、首の前にある内分泌臓器の働きが活発になりすぎる病気です。目の玉が飛び出す病気としての方が有名ですが、治療が必要なほどの眼症状が出る人はごく一部です。甲 ...続きを読む
2012.07.11
抗がん剤の吐き気は心配無用
奈良県医師会 岡村 隆仁 日本でがん患者が増え、2人に1人ががんになる現在、多くの方々が抗がん剤治療を受けています。一方、医学の進歩に伴い、抗がん剤の効果は以前と比べて飛躍的に高くなってきました。現代の医療において、抗が ...続きを読む
2012.07.11
アレルギー性鼻炎、特に花粉症でお悩みの方へ
奈良県医師会 久保 良一 アレルギー性鼻炎は鼻の粘膜(ねんまく)の病気で、主な症状としては、発作性で繰り返すくしゃみ、水のような鼻水および鼻詰まりがあり、現れる時期や期間からは通年性と季節性に分けられます。1年を通じて起 ...続きを読む
2012.07.11
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
奈良県医師会 七浦 高志 流行性耳下腺炎は、ムンプスウィルスの感染により起こる病気です。ウィルスを含む唾液(だえき)が、しぶきとなって空気中に舞う飛沫(ひまつ)感染、または接触感染により起こります。 潜伏(せんぷく)期間 ...続きを読む
2012.07.11
乳がん―垂乳根 遠くなりにけり
奈良県医師会 西村 理 「垂乳根」は下垂(かすい)した乳房で、日本語の「母・親」に対する「まくらことば」と教えられてきました。しかし現代、日本女性から垂乳根が消えつつあります。ある下着メーカーが「最近の日本人女性に垂乳根 ...続きを読む
2012.07.11
単孔式腹腔鏡下胆のう摘出術について
奈良県医師会 岡村 隆仁 「傷跡の残らない手術」と言えば、まるで心霊手術のようですが、現代の医学は様々なことを可能にしてきました。「単孔式腹腔鏡下胆のう摘出術」とは、臍(へそ)を縦に切り開いて、そこからカメラや機器を挿入 ...続きを読む
2012.07.11
水イボの治療について
奈良県医師会 奥村 眞由美 水イボ(正式名:伝染性軟属腫)とは、ウイルスの感染により表皮にできるイボで、好発年齢は2歳~12歳くらいです。背中や首、手足、陰部など、ほぼ全身にでき、直径1~3㎜ほどの大きさで、中に白いウイ ...続きを読む
2012.07.11
生活環境と子どもの事故
奈良県医師会 澤井 遵 めざましい医学の進歩により、子どもの死亡数は減少しました。しかし、子どもの事故による死亡率の低下は、疾病による低下ほど著明ではなく、さらに、実際に発生する事故は、ほとんど減少していません。そこで、 ...続きを読む
2012.07.11
夜尿症の日常生活の注意点
奈良県医師会 澤井 遵 夜尿症とは、夜間睡眠中に無意識のうちに排尿することです。幼児期の夜尿症は生理的な夜尿症であるため、全く心配は要りません。5~6歳を過ぎてもなお続くものが、生活指導や治療の対象になります。夜尿症の日 ...続きを読む
2012.07.11
傷の消毒はやめましょう
奈良県医師会 山本 忠彦 これまで、常識と考えられていたことが見直される事は、世の中によくある話で、それは医学の世界でも例外ではありません。けがや火傷(やけど)をすると、消毒をしてガーゼをあて乾燥させることは、これまで傷 ...続きを読む
2012.07.11
大腸がんの治療について―肝転移は治る―
奈良県医師会 岡村 隆仁 最近の医療の進歩により、大腸がんの治療が大きく前進しています。大腸がんの治療は、早期のがんは内視鏡で切除し、進行がんでも腹腔鏡(ふくくうきょう)で手術を行う時代になりました。さらに、手術の方法が ...続きを読む
2012.07.11
子どもの頭部打撲について
奈良県医師会 道野 博史 今回は、子どもの外傷で患者さんから質問の多い頭部打撲についてお話しします。 乳幼児は、体の割に頭が大きいので、転んだときに手で受け身をしにくく頭を打ちやすいこと、また、大人と比べて頭自体がやわら ...続きを読む
2012.07.11
小児用肺炎球菌ワクチン
奈良県医師会 竹内 大志 肺炎球菌は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(ヒブ)と並んで、子どもの細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎等を引き起こす代表的な菌です。肺炎球菌感染症は命にかかわり、世界では毎年約100万人の乳幼 ...続きを読む
2012.07.11
骨粗鬆症と女性ホルモン
奈良県医師会 三橋 仁美 高齢化社会を迎え、骨折が原因で寝たきりになる人が増えています。わが国の骨粗しょう症の患者数は1千万人以上もいるとされ、男女比では圧倒的に女性に多いのが現状です。65歳以上の女性のほとんどに骨量の ...続きを読む
2012.07.11
コンタクトレンズとアレルギー性結膜炎
奈良県医師会 「アレルギー」とは、特定の物質に過敏に身体が反応することを言います。また原因となる物質を「アレルゲン(抗体)」と呼びます。 アレルゲンが目の結膜に入ると、目やまぶたがかゆくなったり目やにが出たり、充血が起き ...続きを読む
2012.07.11
意外に多い小腸の病気1 ―苦痛のない内視鏡「小腸カプセル内視鏡」―
奈良県医師会 櫻井 伸也 今までに胃内視鏡や大腸内視鏡、胃透視(いとうし)や注腸検査を受けられた経験のある人は多いのではないでしょうか。では「小腸の検査を受けた人は?」と言うと、極端に数が減ってしまいます。中には「小腸は ...続きを読む
2012.07.11
意外に多い小腸の病気2 ―苦痛のない内視鏡「小腸カプセル内視鏡」―
奈良県医師会 櫻井 伸也 「小腸カプセル内視鏡検査」は、日本では2007年10月に保険適用となったばかりの検査です。 この検査は、おなかの皮膚に信号を受信するセンサーを貼り付け、腰に巻いたレコーダーに記録します。カプセル ...続きを読む
2012.07.11
心臓病の新しい画像診断(マルチスライスCT)
奈良県医師会 渡邉 真言 心臓は全身に血液を供給する重要な臓器です。その心臓の筋肉に栄養と酸素を送っている血管を冠状動脈と言い、心臓をとりまくように走行しています。 冠状動脈が動脈硬化で狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液を ...続きを読む
2012.07.11
めまいと症状のないメニエール
奈良県医師会 山本 裕幸 メニエール病というと、めまいを思い浮かべる人が多いようですが、メニエール病によるものはめまい全体の約10%です。メニエール病の原因は、内耳(ないじ)を流れるリンパ液の流れが部分的に悪くなり、リン ...続きを読む
2012.07.11
児童生徒の睡眠時無呼吸
奈良県医師会 川本 浩康 子どもが寝ている時、一時的に5~6秒以上、息が止まることや、呼吸を充分にしていないことに気がついたことはありませんか。いびきをかく、口を開けて寝る、などは要注意です。 鼻で呼吸がしにくくなったり ...続きを読む
2012.07.11
麻しん(はしか)ワクチンの追加接種を受けましょう
奈良県医師会 久保 良一 「はしか」と呼ばれる麻しんですが、一歳から五歳までに多くみられるために、子供の病気と思っていませんか? 近年、高校生や大学生を中心に大流行して授業が休講となり、社会問題となりました。これは感染力 ...続きを読む
2012.07.11
新型インフルエンザ 国内発生時の注意
奈良県医師会 新型インフルエンザが国内の感染拡大期に移行しつつあり、冷静な行動が必要です。症状から新型インフルエンザを疑う人は、発熱相談センターの指示や助言に従い、決められた医療機関で診断や治療を受けてください。 発熱相 ...続きを読む
2012.07.11
乳がん検診を受けていますか?
奈良県医師会 鹿子木 英毅 乳がんは、胃がん、大腸がんとともに、日本人女性が最もかかりやすいがんのひとつです。日本では毎年4万人以上の方が新しく乳がんと診断されており、その数は年々増加しています。 乳がんの患者数は30歳 ...続きを読む
2012.07.11
機能性胃腸障害をご存じですか
奈良県医師会 竹川 隆 みなさんは、胃のあたりの痛みや張った感じなどがあって、胃カメラなどの検査を受けても、医者から「どこも悪くありませんよ」とか「少し胃が荒れている程度ですよ」などと言われたことはありませんか? どうし ...続きを読む
2012.07.11
A型H1N1(新型インフルエンザ)
奈良県医師会 石塚理香 インフルエンザウイルスは突然変異を起こしやすく、突然変異が起きると、ヒトがまだ免疫を持たない新しいウイルスであるために、過去に多くの感染者や死亡者を出してきました。スペインかぜ、アジアかぜ、香港か ...続きを読む
2012.07.11
新型インフルエンザ 電話相談が必要な場合の一部変更
奈良県医師会 奈良県では、6月4日より、発熱相談センターから発熱外来に紹介する患者さんの基準が変わりました。 では、皆さんがどんな場合に発熱相談センターに電話したらいいのか、セルフチェックをしてみましょう。 つぎの?~? ...続きを読む
2012.07.11
献血での検査サービス(1)糖尿病も
奈良県医師会 嶋 裕子 輸血用の血液は、現在でも人工的に作ることはできません。献血にご協力していただくことでのみ、確保することができます。 日本赤十字社では、献血をしていただいた方への感謝の気持ちとして、検査を行った7項 ...続きを読む
2012.07.11
献血での検査サービス(2)様々な検査
奈良県医師会 嶋 裕子 前回もお話ししましたが、輸血用の血液を人工的に作ることはできないので、日本赤十字社では、皆さんに献血へのご協力をお願いし、献血をしていただいた方には、感謝の気持ちとして7項目の検査成績をお知らせす ...続きを読む
2012.07.11
新しい日本脳炎ワクチンが接種できます
奈良県医師会 竹内 大志 日本脳炎は、脳や脊髄など中枢神経に発症する病気です。動物の体内で日本脳炎ウイルスが増殖した後、その動物を刺したコガタアカイエカという蚊がヒトを刺して感染します。ほとんど発症しませんが、発症すると ...続きを読む
2012.07.11
お腹をこわしましたか?
奈良県医師会 竹田 洋祐 例年、夏場には飲食物が原因で、腹痛や嘔吐(おうと)、下痢(げり)の症状を起こす人が増加します。 コレラ、赤痢のような腸管感染症は、昭和40年代に急激に減少しましたが、細菌性の食中毒の発生数は変わ ...続きを読む
2012.07.11
大丈夫ですか 骨の健康
奈良県医師会 酒井 啓 骨粗鬆(そしょう)症は、骨の量が減って骨の内部がスカスカに変わってしまい、骨折を起こしやすくなった状態です。 高齢者の骨折は寝たきりになる原因の上位で、寝たきりは肺炎など生命に関わる合併症を起こし ...続きを読む
2012.07.11
子宮頸がん予防ワクチン
奈良県医師会 三橋 仁美 子宮頸がんは、女性特有のがんとしては乳がんに次いで罹患率(りかんりつ)が高く、特に20~30歳代のがんでは第1位となっています。子宮頸がんは子宮入り口にできるがんで、ヒトパピローマウイルス(HP ...続きを読む
2012.07.11
糖尿病の検査 その2 尿糖・尿蛋白について
奈良県医師会 平盛 裕子 最近では、尿糖の検査をあまり重視しなくなりました。血糖を測ることが簡単にできるようになってきたからです。しかし、尿糖検査は採血をする必要がないので、上手に利用すれば自分で行うことができて、十分意 ...続きを読む
2012.07.11
死亡率が増加している訳
奈良県医師会 大原 賢了 出生数や死亡数などの統計は、国が1月から12月までの1年分を取りまとめ、毎年「人口動態統計」として公表しています。 特に死亡数の統計については、医師が記載する死亡診断書の情報をもとに集計されてお ...続きを読む
2012.07.11
インフルエンザについて
奈良県医師会 波江野 善昭 インフルエンザが大流行しています。特に奈良県においては「非常事態」が宣言されました。以下、簡単にインフルエンザの「予防」と「治療」について述べたいと思います。 まず「予防」ですが、普段から充分 ...続きを読む
2012.07.11
麻しん(はしか)の根絶に向けて
奈良県医師会 根津 智子 麻しんは、高熱、咳、全身の発疹を特徴的な症状とするウイルス感染症で、かつては「命定めの病」とも呼ばれ、子どもの命を奪う疾患として広く恐れられていました。また、中耳炎、肺炎、脳炎などを合併すること ...続きを読む
2012.07.11
逆流性食道炎(胃食道逆流症)胸やけで悩んでいませんか?
奈良県医師会 池田 富一 胃液は強い酸性のため、これと混ざり合わさった食べ物や、胃液そのものなどが食道に逆流して、食道の粘膜を刺激すると胸やけが起こります。 症状は、胸やけ、みぞおちや喉が焼けるように痛くなる、食べ物が上 ...続きを読む
2012.07.11
アルツハイマー病の治療
奈良県医師会 原 健二 認知症(にんちしょう)では、日常生活の中でもの忘れが徐々に強くなって、これまでふつうにしていたことがうまく出来なくなります。これらの症状は、熱があったり意識が悪いときにだけ一時的に現れるのではあり ...続きを読む
2012.07.11
レビー小体型認知症について
奈良県医師会 原 健二 最近、認知症についての関心が高まっています。いろいろな機会に、認知症についての話を聞かれることも多いかと思います。 そのような話の中で、「レビー小体型認知症」という病名を聞かれたことがあるかもしれ ...続きを読む
2012.07.11
下血2 ―痔疾患を中心に―
奈良県医師会 中村 義徳 「下血」が明らかとなり「確定診断」をしようとする時の検査には、消化管X線検査、内視鏡検査、超音波検査、RI検査(シンチ)、CT検査、MRI検査、便の細菌検査などがあります。ただし、これらの詳しい ...続きを読む
2012.07.11
下血3 ―大腸がんは早く見つけましょう―
奈良県医師会 中村 義徳 消化器といえば、食道・胃・十二指腸・空腸(くうちょう)・回腸(かいちょう)・盲腸・上行結腸(じょうこうけっちょう)・横行(おうこう)結腸・下行(かこう)結腸・S状結腸・直腸・肛門管(こうもんかん ...続きを読む
2012.07.11
糖尿病の検査 その1 血糖値について
奈良県医師会 平盛 裕子 一般に「血糖値が…」といいますが、「どの時間の血糖値か?」が大切です。前の食事から10時間以上経過して測るものが空腹時血糖です。健診などで朝食を抜いて測るのは「早朝空腹時血糖」というもので、正常 ...続きを読む
2012.07.09
肺動脈血栓塞栓症 その2 ―脚の腫れやむくみに気づいたら検査を!―
奈良県医師会 森岡 敏一 「肺動脈血栓塞栓症(はいどうみゃくけっせんそくせんしょう)」、略して「肺塞栓症」)は、全体的に見て、非常に死亡率の高い病気です。 発症した後に手術で血の塊(かたまり)である血栓を取り出し、以 ...続きを読む
2012.07.09
肺動脈血栓塞栓症 その1 ―急な胸痛や息苦しさで発症、突然死も多い―
奈良県医師会 森岡 敏一 最近、「エコノミークラス症候群」や「旅行者血栓(けっせん)症」という言葉が、新聞やテレビでよく聴かれるようになりました。これは飛行機などの乗り物で移動する際、長時間動かずに座っていることが原因 ...続きを読む
2012.07.09
スギ花粉の春を乗り切るために
奈良県医師会 スギ花粉症は、花粉症全体のなかでも特に多く、患者数は今や1千万人を超えて、国民病とも呼ばれています。桜前線を心待ちにしながらも外出がおっくうになり、春の到来にゲンナリしている人も多いことでしょう。 スギ ...続きを読む
2012.07.09
尿にたんぱくが出ていると言われたら…
奈良県医師会 赤井 靖宏 学校の検診、会社の検診、特定健診などで尿検査を受けた場合に、尿たんぱくが陽性という結果が返ってくる場合があります。 皆さんは、このような場合にどうされるでしょうか? 「症状もないし、別にいい ...続きを読む
2012.07.09
関節リウマチの新たな治療法
奈良県医師会 赤井 靖宏 関節リウマチは、手指を中心とした関節に炎症が起こり、放置すると関節変形などを引き起こす病気です。わが国では、約60万人の関節リウマチ患者さんがいると推定されています。 つい最近まで、関節リウ ...続きを読む
2012.07.09
関節リウマチは関節だけの病気ではありません
奈良県医師会 赤井 靖宏 関節リウマチは、その名が示すとおり、関節で炎症が起こり、放置すると関節が破壊される病気です。しかし、関節だけの病気ではないことをご存じでしょうか? 実は、関節リウマチは、たくさんの臓器に変化を ...続きを読む
2012.06.18
患者と医者との上手なつき合い方(1)
奈良県医師会 原 健二 「今までに医者にかかったことがない」という人はいないと思います。 若くて元気なときはめったなことでは医者へは行きませんが、ある程度の年齢になると、医者通いする人も多くなります。昔からの馴染みの ...続きを読む
2012.06.18
患者と医者との上手なつき合い方(2)
奈良県医師会 原 健二 だれもが病気になった時、医師から病気についての説明を聞くことは不安なものです。むずかしい医学用語が飛び出してきて、何を言っているのか分からない、といった経験をした人も多いのではないでしょうか。 ...続きを読む
2012.06.18
患者と医者との上手なつき合い方(3)
奈良県医師会 原 健二 最近の新聞を読むと、救急車の受け入れ拒否や救急患者のたらい回し、そして地域の病院の診療科の縮小や閉鎖といった見出しばかり目に入ってきます。このように具合の悪くなった人たちが適切な医療を受けられな ...続きを読む
2012.06.18
Hib(ヒブ)ワクチンを接種できます
奈良県医師会 竹内 大志 へモフィルスインフルエンザb型菌(略してHib)は、子どもの咽喉や鼻などに常在する細菌で、冬に流行するインフルエンザのウィルスとは全く別のものです。体力や免疫力が落ちた時などに、血液や肺に入り ...続きを読む